日本映画放送のプレスリリース
©伊丹プロダクション
日本映画放送株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:石原隆)は、伊丹十三監督全10作品の4Kデジタルリマスター版を、2023年1月より、日本映画専門チャンネル、日本映画+時代劇 4Kにてオールメディア独占・TV初放送いたします。
映画監督である伊丹万作を父にもち、俳優、エッセイスト、商業デザイナー、CMディレクターなど、ありとあらゆる分野でその才能を発揮した伊丹十三。そんな彼の映画監督デビュー作となった「お葬式」(1984)は、お葬式を巡る人間模様を独創的な視点で描き出し、日本アカデミー賞をはじめ、数々の映画賞を総なめにして日本映画界に衝撃をもたらしました。海外でラーメン・ブームを巻き起こした第2作「タンポポ」(1985)に続き、87年には「マルサの女」が公開。88年の日本アカデミー賞で最優秀作品賞ほか主要部門を独占し、続編「マルサの女2」が製作されました。以降97年「マルタイの女」まで、10本の映画を監督。
今年9月には、スペインで開催される第70回サン・セバスティアン国際映画祭クラシック部門にて「タンポポ」4Kワールドプレミア上映が決定するなど、時を経てもなお、国内のみならず海外からもその功績が高く評価されています。
この度、伊丹プロダクションの全面的な協力のもと、伊丹監督の全10作品を4Kデジタルリマスター化する一大プロジェクトが始動。伊丹監督の独自の感性と日本社会への洞察が散りばめられた傑作エンターテインメントの数々が高精細な映像で甦ります。現状、配信サービスなどでは見られない伊丹映画を、この機会にぜひ、最高画質の放送でお楽しみください。
宮本信子もライブで喜びの報告!「一人でも多くの方にご覧いただきたいです」
「マルサの女」©伊丹プロダクション
また、本日8月9日(火)、伊丹十三の妻であり10作品すべてに出演した宮本信子のジャズライブ『宮本信子 JAZZ LIVE 2022』が、ジャズの聖地・ブルーノート東京で開催されました。「マルサの女」のテーマなどを担当したサックス奏者の本多俊之をゲストに迎え、重厚な演奏に乗せてジャズの名曲やオリジナル楽曲を披露。MCで宮本の口から来年の特集放送が発表されると、集った観客から期待を込めた満場の拍手が送られました。さらに、今年11月に台北でジャズライブを敢行することも発表しました。
■宮本信子 コメント
何か新しいことに挑戦しようと思い、始めた歌を、ブルーノート東京という大舞台で皆様に聴いていただくことができ、本当に光栄です。歌には伊丹さんとの思い出がたくさん詰まっています。
来年より、日本映画専門チャンネルで伊丹監督全10作品が4Kで放送されます。時を経てもなお、世界中から愛されているんだなと実感します。ぜひ、一人でも多くの方にご覧いただきたいです。
日本映画専門チャンネル・日本映画+時代劇 4K 放送概要
伊丹十三監督 全10作<4Kデジタルリマスター版>2023年1月より完全放送スタート
【オールメディア独占・4K版TV初放送】
©伊丹プロダクション
■放送局:日本映画専門チャンネル(BS255Ch)、日本映画+時代劇 4K
■放送作品(予定)※放送日程の詳細は後日発表 ※すべて4Kデジタルリマスター版・TV初
「お葬式」(1984年) 出演:山﨑努/宮本信子/菅井きん/大滝秀治/財津一郎
「タンポポ」(1985年) 出演:山﨑努/宮本信子/役所広司/渡辺謙/安岡力也
「マルサの女」(1987年) 出演:宮本信子/山﨑努/津川雅彦/大地康雄/岡田茉莉子
「マルサの女2」(1988年) 出演:宮本信子/三國連太郎/津川雅彦/益岡徹/丹波哲郎
「あげまん」(1990年) 出演:宮本信子/津川雅彦/大滝秀治/北村和夫/島田正吾
「ミンボーの女」(1992年) 出演:宮本信子/宝田明/大地康雄/村田雄浩/伊東四朗
「大病人」(1993年) 出演:三國連太郎/津川雅彦/木内みどり/高瀬春奈/宮本信子
「静かな生活」(1995年) 出演:渡部篤郎/佐伯日菜子/山﨑努/柴田美保子/宮本信子
「スーパーの女」(1996年) 出演:宮本信子/津川雅彦/三宅裕司/六平直政/伊東四朗
「マルタイの女」(1997年) 出演:宮本信子/西村雅彦/村田雄浩/名古屋章/江守徹
※日本映画専門チャンネルでは、すべて2Kダウンコンバートにて放送。
※日本映画+時代劇4Kでは、すべてピュア4Kで放送。