視聴者注目の”瞬間”を分析!NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の第40回「罠と罠」

REVISIO株式会社のプレスリリース

2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。10月23日に放送された第40回「罠と罠」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか?

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「視られている量」を測るREVISIO株式会社(2022/10/1にTVISION INSIGHTSから社名を変更、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、2022年1月にスタートした、三谷幸喜さん脚本・小栗旬さん主演の『鎌倉殿の13人』を、毎放送回、視聴者がどのシーンに注目したのかを分析しています。

10月23日に放送された第40回「罠と罠」は、視聴者にどのように見られていたのでしょうか? テレビの視聴者の様子を、1分毎の「REVISIO推定視聴率」と、「テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合=注目度※」のグラフで見てみました。

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

『鎌倉殿の13人』毎分の注視データで見る、視聴者が注目したシーンとは?

第40回は、義時(小栗旬さん)にとって邪魔な存在となった和田義盛(横田栄司さん)。義時は義盛をけしかけて、謀反を起こさせようと画策する回でした。

閑院内裏の修復を計画する後鳥羽上皇(尾上松也さん)は、鎌倉に引き受けさせるという藤原兼子(シルビア・グラブさん)の進言に心を躍らせ、慈円(山寺宏一さん)と共に笑みを浮かべます。一方、京から知らせが届いた鎌倉では、重い負担に御家人たちが反発します。実朝(柿澤勇人さん)からも慕われる義盛が旗頭となり、八田知家(市原隼人さん)らが集う状況を、義時が苦々しく思っていました。そんな中、信濃で一つの事件が起こり、、、というストーリーでした。

「小四郎、すまん」とつぶやく義村の姿が描かれると、SNSでは「やっぱり裏切った!」、「本気なのか?」といったコメントが続出しました。さらにここから鎌倉最大の激戦、和田合戦が勃発することがナレーションで予告されると、「地獄展開ですよ…」、「悪い予感しかしない」、「来週観るのこえぇぇ〜〜」などの声があがりました。

毎分での注目度と推定世帯視聴率の推移

最も注目されたのは、20時35分で、注目度は77.4%でした。義時が政子(小池栄子さん)にひどく叱られるシーンからです。義時は、義盛をけしかけるようなことはこれ以上しないと言います。政子は、「もう誰も死なせたくない」のだと懇願し、義時もそれに賛同しました。しかし、義時は広元(栗原英雄さん)のところに行き、政子にはいずれわかってもらい、説得すると言います。それより義盛をたきつけるいい手を思いついたと話します。その後再び政子が映し出され人を呼ぶシーンまで注目が続きました。
政子と義時の二人での会話のシーンが続いていて、その会話全体を通して注目が集まりました。いつも一緒に政を進めてきた二人の意見が食い違い、政子が強い口調で小四郎を叱る姿に注目が集まったと考えられます。

二番目に注目されたのは、20時11分で、注目度は75.5%でした。義盛の家に大勢の息子たちが集まるシーンからです。妻の巴(秋元才加さん)に、皆で御所に出向き、平太(和田胤長・細川岳さん)を許してもらうよう頼むのだと話します。義盛は平太を救い出し、一目だけでも病気の娘に会わせてやりたいと思っていました。その後、シーンが変わります。義時が、義盛を煩わしいと思っていることを打ち明けると、広元は上総広常(佐藤浩市さん)のことを思い出すと話します。それに対し義時が同じことを考えていたと言うあたりまで注目されました。
義盛の子供が大勢おり、皆似たようなひげ面であることに視聴者も驚き注目が集まったものと考えられます。また、義盛と上総は視聴者から人気が高く、その2人が重なる点でも、視聴者を惹きつけたと考えられます。

注目度が一番低かったシーンは20時02から03分で、65.0%でした。オープニングのシーンから開始のナレーションが終わり、タイトルが表示されるまででした。
オープニングのため注目されなかったものと考えられます。

二番目に注目度が低かったシーンは20時05分で、65.6%でした。義時と時房(瀬戸康史さん)が酒を飲みながら義盛について話をしているシーンからです。続いて泉親衡の乱の勃発についてのナレーションが入ります。義時は、「陰謀を企てた全員、厳罰に処せ」と命じますが、広元がその中に義盛の身内がいると明かすところまででした。
重要なシーンではありましたが、序盤のシーンで、全体的に静かなシーンでした。その為、あまり注目されなかったのかもしれません。

※2021年の年間の、プライム帯(19‐23時)におけるドラマジャンルの平均注目度は63%

<過去放送回の「鎌倉殿の13人」各回注目シーン分析はこちらをご覧ください>
https://revisio.com/blog/category/taiga

REVISIOでは、視聴者のテレビへ目線がどれだけ向けられたのか、テレビ番組では毎分、CMでは毎秒でデータを取得しております。今後も注目のテレビ番組やCMの分析を行って参ります。

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