株式会社イッカクのプレスリリース
現代芸能「獅子と仁人」劇場公演が、KAAT 神奈川芸術劇場にて2022年12月23日(金)から27日(火)まで5日間にわたり開催されます。沖縄での滞在制作を経て、今年11月に宜野座文化センターがらまんホール(沖縄県)で大きな拍手喝采とともに終演した本作が、満を持して横浜に舞い降ります。
本作のテーマは「気配」。観客は、舞台上のパフォーマンスと実際には「そこにない」XR表現(クロスリアリティ:拡張現実)による映像のインタラクティブ演出を同時に鑑賞します。出演は、沖縄獅子の舞手による勇壮な金銀の現代獅子と、情感あふれる男女のバレエダンサー。そこに繊細なピアノと躍動するタップダンスによるライブセッションが重なり、さらには舞台上を動きまわるカメラが、オリジナル制作のXR合成システムによる「動く舞台装置」をリアルタイムに生成します。
金銀2体の獅子サポーターを支援するクラウドファンディングも開始。デジタル時代のいまを先駆ける、古きと新しきの融合による芸能文化の取り組みに、どうぞご期待ください。
開催概要
劇場公演「獅子と仁人」横浜公演
●日時 2022年12月23日(金)~12月27日(火)(作品時間:約70分)
●会場 KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>(神奈川県横浜市中区山下町281)
●チケット
前売 一般 5,000円/U30割 3,500円/よる割 4,000円
当日 一般 6,000円/U30割 4,500円/よる割 5,000円
●購入方法
① STORES(電子チケット) https://1kc.stores.jp/
② チケットかながわ https://www.kaat.jp/
主催=株式会社イッカク
共催=宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会
後援=全日本郷土芸能協会
助成=芸術文化振興基金
公式サイト:https://shishi.grinder-man.com/
ハッシュタグ:#獅子と仁人
ーーーー劇場公演「獅子と仁人」のみどころ
テクノロジーによる「はじまりの気配」と身体表現による「おしまいの気配」。
2つの気配が形づくる、高解像度に反応しあう舞台表現。
劇場公演「獅子と仁人」では、ジャンルを越えた手法が影響しあい、見事な調和をつくりだしています。
見どころは、「はじまりの気配」をインタラクティブに描き出すテクノロジーの雄大さと、高い身体能力が語る「おしまいの気配」の儚さです。
●いまの技術で獅子をつくる、いまを生きる獅子舞をつくる
金と銀の2頭の獅子は、さまざまな人々の手によって製作されています。「結晶」をモチーフにした3Dモデリングによる緻密なデザインは、3Dプリンティングによる成形技術が実現を可能にしました。そして「眼がない」現代獅子に生命をふきこむのは、沖縄で活躍する創作エイサーグループの舞手たち。日本各地につたわる獅子舞の動きを研究して、愛くるしくも激しいひとつの生命が宿る演舞を生み出しました。作中のタップダンスと金と銀の獅子のセッションは圧巻です。
結晶がモチーフの金獅子銀獅子
圧巻の獅子とタップダンスのシーン
●「そこにない」舞台装置と至高の芸術「バレエ」の競演
全編を彩るXR(クロスリアリティ)合成システムは、本作のためにオリジナルで制作されました。舞台手前に陣取るPCには、舞台と同じ広さの仮想空間が作成してあり、そのなかでは、ダンサーやカメラマンの動きがリアルタイムに再現されています。仮想空間では演者の動きに反応するCGが描画されて、観客は舞台上をうごくカメラの視点をとおして、AR合成された映像を観覧します。人類の叡智がつまった身体表現であるバレエの美しさと、テクノロジーの正確さが他に類を見ない調和を生み、作品表現の情景を深めています。
XR表現とコンテンポラリーバレエ
ーーーー現代獅子の輪をひろげたい!2代目獅子そして芸能文化のこれからへ
支援を募るクラウドファンディングを開始。公演前に千社札献納など
本作でお披露目となる、2022年11月に誕生した2代目の金と銀の現代獅子のサポーターを、クラウドファンディング「MOTION GALLERY」で募集します。
獅子のこれからを応援してくださる皆さんと出会いたい。芸能文化のあらたな取り組みを一緒に創っていきたい。クラウドファンディング限定のオンライン配信やオリジナルてぬぐい、そして支援者の名前がはいった千社札を支援者自身で直接貼る「千社札献納」を公演にあわせて開催します。(2022/11/30開始予定)
くわしくは公式ウェブサイトをご覧ください
https://motion-gallery.net/projects/shishi_to_hito/
ーーーー劇場公演「獅子と仁人」のこれまで
沖縄からはじまったクリエイティブの挑戦が現代芸能に結実する
現代芸能「獅子と仁人」は、アジアにひろく伝わる芸能「獅子舞」をもとに、デジタル時代における舞台芸術のあらたな鑑賞体験の創造に挑むプロジェクトです。身体表現のリアリティにデジタル表現ならではの超越性を交差させて、舞台表現をあらたなデジタルカルチャーとしてリビルドします。2020年のコロナ禍の最中、全国から沖縄へ集結したクリエイティブにより始まったこの取り組みは、今年2022年にプロジェクト初の劇場公演を沖縄と横浜で巡回します。
2022年11~12月 劇場公演「獅子と仁人」沖縄・横浜
宜野座文化センター がらまんホール(沖縄県)KAAT神奈川芸術劇場(横浜)
2022年7月 「だれもが文化でつながる国際会議」オープニング
上野恩賜公園(東京都)主催=東京都、東京都歴史文化財団
2021年12月 イベント出演「TOKYO LIGHTS」
明治神宮外苑(東京都)主催=東京都
2021年7月 街頭パフォーマンス「獅子と仁人 渋谷の舞」
渋谷駅周辺4箇所(東京都)Tokyo Tokyo FESTIVAL助成
2021年4月 オンデマンド配信版発売「獅子と仁人」
Vimeo On Demand 文化庁 文化芸術の収益強化事業
2020年11月 ストリーミング配信版発売「獅子と仁人」
YouTube Live 文化庁 文化芸術の継続支援事業
現代芸能「獅子と仁人」メイキング映像
「眼がないんですよ、この獅子には」2020年11月宜野座村がらまんホールからストリーミング配信された本作の舞台裏を多数のインタビューを交えて収録。
https://youtu.be/V3AlL-pfhXk
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劇場公演「獅子と仁人」横浜 クレジット
金獅子=赤嶺豪(Eisa-Crew CROWN)、照屋大地(NEO Ryukyu)/銀獅子=吉田翔(NEO Ryukyu)、當山柚人(NEO Ryukyu)
仁人=鈴木絵理、田中俊太朗
音楽=畑中正人、杉本亮、米澤一平、鎌野愛
構成・演出=タグチヒトシ(GRINDER-MAN)/振付=伊豆牧子(GRINDER-MAN)
獅子演出=島袋拓也(創作エイサーLUCK)、与那覇仁(NEO Ryukyu)
ビジュアルデザイン=WOW
ARデザイン=谷口勝也/ARプログラム=高鳥光/ARアバタースキャン=A440
カメラ=酒本凌、加部壮平
獅子造形アーティスト=松岡象一郎/獅子造形アシスタント=中村希世、百瀬仁郎、梅田翔太、伊波里紗
獅子造形3Dデータ=株式会社TAPP
衣装デザイン=中村実樹
舞台監督=大鹿展明/照明=上田剛/音響=福岡功訓/制作=田村孝史、三橋俊平、宮﨑有里
主催=株式会社イッカク
共催=宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会
後援=全日本郷土芸能協会
助成=芸術文化振興基金
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現代芸能「獅子と仁人」ウェブサイト
公演情報・出演者プロフィールなど詳細はこちら
https://shishi.grinder-man.com/
金銀の現代獅子が舞う!デジタル時代に誕生した獅子そして芸能文化のこれからをご支援ください!
ーMOTION GALLERY クラウドファンディング(11月下旬から開始)
https://motion-gallery.net/projects/shishi_to_hito/