講談師 人間国宝「神田松鯉」と愛弟子「神田阿久鯉」の 親子会が静岡県森町で開催

森町ミキホール文化振興会のプレスリリース

 講談師として、重要無形文化財の保持者(人間国宝)の認定を受けた「神田松鯉」と、愛弟子「神田阿久鯉」の親子会が、静岡県森町の森町文化会館で開催されます。
・会 場/森町文化会館
・日 時/2023年6月11日(日)開場13:00 開演14:00
・入場料/友の会3,500円 一般4,000円(全席指定・税込)
・チケット購入・お問合せは/森町文化会館 電話0538-85-1111(電話予約も可能です)
・チケットぴあ(Pコード517-729)ほか

神田松鯉神田松鯉

講談とは

 「講談」「落語」はことあるごとに比較されています。「落語」が会話によって成り立つ芸であるのに対し、「講談」は話を読む芸という言い方ができます。読むといっても単なる朗読とは違い独特の調子と小道具の使い方で展開される訳なのです。よく使われる小道具として有名なのが張り扇と釈台(机)です。張り扇で釈台を叩きパパンという音を響かせて調子良く語ります。この小道具を巧みに使った芸こそ「講談」ならではです。
 また、「講談」は「落語」と比較して歴史が古く、奈良、平安の頃にその原型が見られます。但し、一般に良く知られる「講談」の始まりは「太平記読み」とされています。食に困った浪人が老若男女を集めて「太平記」を読んで聞かせたというものです。これが「講談」のルーツです。

講釈師、見てきたような嘘をつき「パパン、パン、パン、パン」

神田阿久鯉神田阿久鯉

 

 張り扇で釈台を叩き、調子良くメリハリをつけて語ります。「講談」は何よりもそのリズムが命です。リズミカルな話芸の妙味によって、どんな荒唐無稽なお話でも嘘いつわりのない本当の出来事のように思わせてしまいます。「講釈師見てきたような嘘をつき」「講釈師扇で嘘を叩き出し」とは昔からよく使われる言葉です。
嘘のことも本当にしてしまう話芸のマジック。そこにこそ講談最大の魅力があります。

 

黄門様も講談が本家本元
 「この紋所が目に入らぬか!」今でもTVドラマで人気者の水戸黄門。もともと江戸時代に「黄門漫遊記」のタイトルが講談で扱われたことが人気を得たきっかけです。以来、実際には旅行などめったにしなかった黄門様はスーパースターの道を歩き始めました。その他、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛、清水次郎長など映画、TVのヒーロー達の活躍も講談が生みの親と言えます。いわば講談は話の宝庫。一度高座をお聞きになれば話の収集家になれること間違いありません。

※本文の内容は、講談協会ホームページより
 

同時開催(小ホール)※入場無料
森町陶芸家作品展「遠州 森の炎」
6月9日(金)~11日(日)

 

 

 

【森町文化会館までの交通のご案内】
新東名高速・森掛川インターチェンジより車で約5分
東名高速・袋井インターチェンジより車で約20分
東名高速・掛川インターチェンジより車で約30分
天竜浜名湖鉄道・遠州森駅から徒歩で約10分
天竜浜名湖鉄道・森町病院前駅から徒歩で約1分
 
静岡県周智郡森町森1485
電話0538-85-1111
https://www.town.morimachi.shizuoka.jp/bunka/index.html

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