SBSテレビのドキュメンタリー番組が「第64回科学技術映像祭」部門優秀賞受賞

静岡放送株式会社のプレスリリース

静岡放送株式会社(本社:静岡県静岡市 取締役社長 大須賀紳晃 )が、2022年6月に放送したドキュメンタリー番組『日本のチカラ 笑って生きる一生~ALS患者がつくる 夢のグループホーム~』(制作:SBS、企画・委託:公益財団法人民間放送教育協会)が、優れた科学技術映像を選奨することを目的として毎年開催されている「第64回科学技術映像祭」(主催:公益財団法人 日本科学技術振興財団)において、教育・教養部門で優秀賞を受賞しました。

笑って生きる一生を選んだ清さん笑って生きる一生を選んだ清さん

このほど、科学技術館(東京都千代田区)にて表彰式が行われ、取材した植田麻瑚記者(報道制作局報道部)が賞状を受け取りました。

 番組は、難病・ALSを発症してから自らの理想であるグループホームをつくった、静岡県富士宮市の清しお子さんに密着取材した作品です。審査講評では、「次第に病状が進行するALSにかなりながら『泣いて生きるも一生、笑って生きるも一生、私は笑って生きる』と、グループホーム建設の指揮を執り、完成後はスタッフを教育し、入居者に寄り添う清さん。誰もが力をもらえる作品だ」というコメントをいただきました。

【授賞コメント】

報道制作局報道部 植田

 「この度、このような栄えある賞をいただき大変嬉しく思っております。番組制作に関わってくださった皆さまに厚く御礼申し上げます。私の祖父は、清さんと同じALSを患っていました。高齢であったことから気管切開はせず、発症から5年ほどで亡くなりました。祖父が生きているとき、もし清さんのグループホームがあり、清さんのような人が近くにいてくれたら、祖父は『生きたい』と思ったのだろうかと、取材をしていて考える時があります。清さんは、『生き方』ではなく、『逝き方』を探してしまう人を減らしたいという思いで、グループホームを立ち上げました。『医療的ケアが必要でも、手助けがあれば前を向いて笑顔で暮らしていける』この番組が、患者や家族を始め、すべての人にとって『生きる』ということを見つめ直すきっかけになればと思います」

SBSテレビでは、これからも静岡県民に寄り添った番組つくりに邁進していきます。

●「科学技術映像祭」公式サイト

http://ppd.jsf.or.jp/filmfest/

●「公益財団法人 民間放送教育協会」 公式サイト

https://www.minkyo.or.jp/program/nippon_no_chikara/302/

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