一般社団法人東銀座エリアマネジメントのプレスリリース
日本では古来、疫病を避け魔除けを行うために鐘型の青銅の鈴である風鐸(ふうたく)を飾る風習がありました。その風習に因み、岩手県で親しまれる「南部鉄器風鈴」を用いて、銀座~築地エリアを中心とした周辺地域ご協力のもと、約 500 個の風鈴を店舗等の軒下に吊り下げます。また銀座松竹スクエア内では、江戸時代から伝わる伝統を受け継いだ「江戸風鈴」も展示いたします。
そして短冊部分のデザインには、中央区の三十七町の街並みと各地域に因んだ絵が描かれた「千社札」の図柄をあしらい、中央区の歴史を感じられる趣向を凝らしています。
さらに7月22日(土)~8月6日(日)の期間中、震災復興への応援として、全長約6メートルに及ぶ「仙台の七夕飾り」を銀座松竹スクエア内に設置いたします。「仙台七夕」は伊達政宗公の時代から続く伝統行事で、日本一のスケールを誇る七夕まつりとして約200万人が毎年訪れる、東北を代表する夏祭りのひとつです。
また、中央区の子供たちの願いが込められた短冊を結び付け、仙台七夕の七つ飾りをあしらった「笹飾り」も併せて展示いたします。さらにご来場者の方にも願いを書いていただける「竹紙製の短冊」もご用意いたします。
そしてこの展示に加えて、上記「風鈴イベント」の期間中〈7月15日(土)~8月31日(木)〉に、宮城県の伝統的工芸品に指定される「松笠風鈴」(まつかさふうりん)を銀座松竹スクエア内にてご覧いただけます。「松笠風鈴」は、砂鉄を「たたら製鉄」により風鈴に仕上げる国内唯一の砂鉄風鈴で、その技法は一子相伝で門外不出とされています。ぜひこの機会に砂鉄独特の澄み切った音色と余韻を会場でお楽しみください。
猛暑が予想される今夏。ぜひ東銀座エリアにお越しいただき、風鈴の涼しげな音色とともに涼と癒しのひとときをお過ごしください。
南部鉄器風鈴
江戸風鈴
松笠風鈴
仙台七夕の七つ飾りをあしらった笹飾り
仙台七夕飾り
◆「東銀座エリア 風鈴イベント2023」〈7月15日(土)~8月31日(木)〉
場所:銀座~築地エリアを中心とした店舗軒先ほか約90箇所
主催:一般社団法人東銀座エリアマネジメント
共催:東銀座まちづくり推進協議会
協力:一般社団法人中央区観光協会
◆「仙台の七夕飾り 展示イベント」〈7月22日(土)~8月6日(日)〉
場所:銀座松竹スクエア内(中央区築地1-13-1)
主催:KPPグループホールディングス株式会社
共催:一般社団法人東銀座エリアマネジメント
協力:鳴海屋紙商事株式会社