吉本興業株式会社のプレスリリース
吉本興業と「風のまち外ヶ浜映画制作実行委員会」が製作した福田浩之監督の短編映画「変わらない。変われない。それでも、」(英語タイトル:Nevertheless)がニース国際映画祭2023の最優秀外国短編映画作品賞(Best Short Foreign Language Film | Nice IFF 2023)に選ばれました。
第10回目を迎える、ニース国際映画祭はフランス南東部に位置する世界的に有名なリゾート都市であるニースで2013年より開催されている国際映画祭です。毎年、世界各国からインディペンデント系の個性的かつ将来性のある作品が選出されています。
なお、今作は東北6県を舞台に、地域発信型映画として“絆”をテーマにした5つのショートムービーからなるオムニバス映画「絆のものがたり」の1作品で、2023年10月20日(金)より、東京都内”ヒューマントラストシネマ渋谷”をはじめ、東北6県などの劇場にて公開を予定しています。
【福田浩之監督コメント】
この作品は亡き妻の三回忌がコロナ禍で出来ず、代わりに何かやってあげられることかはないかという想いから、吉本興業さんより制作の話を頂戴した時に、亡き妻との絆の作品はどうかと提案し、制作するに至りました。
私の妻は生前、旅行が大好きで世界中旅行していたんですが、フランスには行ったことがなく、次はフランス行きたい!と話しておりました。
ニース国際映画祭での受賞により、その夢を作品を通して叶えてあげることが出来て、それがとにかく嬉しいです。生き続ける者として引き続き作品を通して恩返ししたいと思います。
【福田浩之 プロフィール】
1979年大阪府生まれ、東京都在住。東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了後、読売テレビに入社。ドラマの助監督、APを経て、TVドラマ「デカ黒川鈴木」(2012)でプロデューサーデビュー。TVドラマ「泣いたらアカンで通天閣」をプロデュースし、日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組優秀賞を受賞する。2017年には自身が企画プロデュースしたオリジナルTVドラマ「ブラックリベンジ」を放送。その後、「ブラックスキャンダル」、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」「イタイケに恋して」「オクトー」「ブラックファミリア~新堂家の復讐」とオリジナル企画のドラマをプロデュースしている。
【松浦祐也 コメント】
今作は福田浩之監督が、大切なある方に捧げた映画です。
福田さんの想いを込めた映画が、評価されて嬉しく思うと同時に、映画に想いは映らないけど、確実に映るのだと確信しました。
【山口紗弥加 コメント】
こんなにみっともないラブレターを観たことがありません。だけどこんなふうに愛された奥様は、どんなに幸せだったろう、とも思うのです。
最優秀作品賞おめでとうございます。
【佐藤二朗 コメント】
「奥様、きっと笑ってるぜ」。そう言った僕に「調子に乗るな!まだまだ行け!と言ってると思います」と返した福田。俺も亡き奥様と同じ言葉を贈ろう。創れ。創れ。創れ。
短編映画「変わらない。変われない。それでも、」
英語タイトル:Nevertheless
監督:福田浩之 舞台:青森県外ヶ浜町
出演:松浦祐也/山口紗弥加/佐藤二朗/先川栄蔵
あらすじ:2018年9月25日。宏冶の浮気で家を飛び出した妻は、そのまま帰ってこなかった。残ったのは妻を亡くした喪失感。そして自分のせいで妻を死なせた妻への罪悪感。宏冶は、宏冶だけの“2018年9月25日以前の妻の記憶”と一緒に生きていくと決意する。これは、ある夫婦の絆の軌跡。
制作:吉本興業、「風のまち外ヶ浜 映画制作実行委員会」
青森県ほたて流通振興協会・有限会社北福海産・外ヶ浜町漁業協同組合・外ヶ浜町・青森県
企画協力:クオン株式会社 制作協力:源田企画株式会社
公開:2023年10月20日(金)より”ヒューマントラストシネマ渋谷”他、全国順次公開
【地域発信型映画とは】
吉本興業は全国47都道府県で地域発信型映画を製作してきました。
地域発信型映画とは、「自分たちが住む街のさまざまな魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい」という地元への熱い想いを映画を通して実現するプロジェクトです。本作品は吉本興業の地方創生をテーマにした「地域発信型映画」の取り組みとして制作された映画です。地域発信型映画型映画は、”自分たちが住む街の魅力を全国に伝え、地域を活性化させたい”という熱い想いを、映画を通して実現するプロジェクトです。