テント型の映像体験ソリューションで場所を選ばず没入型体験の共有が可能に
TOPPANホールディングス株式会社のプレスリリース
本サービスは、組み立てが簡易なオリジナルテントと360度VR映像投影システムを組み合わせ、ヘッドマウントディスプレイを着用することなくコンテンツへの没入感が高い鑑賞体験を提供するものです。本サービスを活用することで、場所を選ばず手軽に没入型体験の共有を実現し、効果的な商品理解やコンテンツの認知度向上、ファン化を支援します。
「CX CRUISING™ Immersive Base™」の使用イメージ ©TOPPAN Inc.
■ 開発の背景
近年、没入型体験ミュージアムや、イマーシブテーマパークのオープンなど、実際にその場にいるような没入感のある体験を意味するイマーシブ体験の認知度や市場でのニーズが高まっており、イマーシブコンテンツは新たな体験価値を提供するソリューションとして注目されています。
一方で、イマーシブ体験を提供するためには大型スクリーンやプロジェクター、特殊な映像システムなどの設備やそれらを設置する広大な敷地が必要であり、費用や専門性の面で導入が難しいという課題があります。
TOPPANグループでは、長年、ショールームやミュージアムなどの施設やイベントにおける空間・コミュニケーション設計に携わってきました。また、設計・施工にとどまらず、社会情勢、最新のトレンド・デジタル技術などの外部環境変化を捉えた事業の戦略策定サポート、効果的な体験コンテンツやプロモーションデザインの企画、顧客の満足度や顧客体験を重視したマーケティング戦略の実施まで、体験価値の最大化を図るイベント運営を推進しています。イベント運営における提供ソリューションの1つとして、2022年には3面マルチモニターとヘッドマウントディスプレイのセットにより、360度映像、メタバース、遠隔地とのライブ中継など、さまざまな空間体験を実現するサービス「CX CRUISING™」を提供。この度、新ラインナップとして、「CX CRUISING™ Immersive Base™」の提供を開始し、より幅広いシーンや人々へ手軽なイマーシブ体験を提供します。
■ 「CX CRUISING™ Immersive Base™」の特長
・どこでも手軽にイマーシブ体験を実現
少人数のスタッフで設営可能な移動式テントをスクリーンとしているため、専用施設や大型スクリーン、大型プロジェクターが不要です。これにより、商業施設のイベントスペースや会議室など様々な場所でイマーシブ体験の提供が可能です。また、手軽なテント式により、専用施設と比較して設置の手間とコストも削減できるため、期間限定のイベントなどにおいても活用ができます。
・ヘッドマウントディスプレイが不要で一度に複数人での鑑賞が可能
特殊な魚眼レンズを付帯することで、1台で4面分の360度VR映像投影が可能なプロジェクターを搭載しています。オリジナルテント内部に映像が投影されるため、ヘッドマウントディスプレイの使用は不要で、従来は一人ずつしか体験できなかった没入体験を複数人(10名程度)同時に鑑賞しながら、感動の共有ができます。ヘッドマウントディスプレイ装着の準備時間も不要となるため、スムーズな映像コンテンツの提供が可能です。
・コンテンツ制作からプロモーション運用までトータルでサポート
TOPPANグループはこれまで培った高精細な印刷技術に基づいた高品質な映像コンテンツの制作や、イベントの企画運営ソリューションまで幅広く提供しています。「CX CRUISING™ Immersive Base™」の利用におけるコンテンツ企画・制作やイベントの企画・運営、プロモーション施策まで、導入先のイベント全体を支援します。
■ 価格
・販売価格:400万円〜(税抜き)
※コンテンツ制作費用は別途必要となります。
■ 仕様
テントサイズ:300×300×237cm(幅×奥行×高さ) ※組み立て時
収容人数:約10名程度
■ 今後の目標
TOPPANは、「CX CRUISING™ Immersive Base™」を 、メーカー・流通・出版・旅行業界や自治体などの様々な業界に向けて提供し、2025年度までに関連受注含め約5億円の売上を目指します。今後は、AIカメラやセンサーなどのDXソリューションと連携して、参加者データを取得し顧客体験価値を高めるDXソリューションとしてサービスを拡充していきます。
* 「CX CRUISING」及び「Immersive Base」は、TOPPAN ホールディングス株式会社が商標登録出願中です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上