吉本興業株式会社のプレスリリース
このたび、ピース・又吉直樹が、本を愛してやまない芸人を集めて結成した『第一芸人文芸部』が、2作目となる文芸誌『第一芸人文芸部 創刊準備ニ号』を、5月19日(日)に東京流通センターで開催される「文学フリマ東京38」を皮切りに、FANY Mallや一部書店で順次発売していくことが決定しました。
今回は、編集長の又吉、初期部員であるピストジャム、あわよくば・ファビアンに加え、アキナ・山名、フルーツポンチ・村上、トニーフランク、赤嶺総理を新たに迎えて7人体制となり、7人がこの文芸誌のためにそれぞれ書き下ろした、小説、書評、俳句、エッセイ、大喜利など個性豊かな作品を収録。
132ページだった前作を大幅に超えた全284ページにおよぶ、ボリュームたっぷりの仕上がりになっています。
「文学フリマ東京38」(東京都大田区平和島6-1-1)開催当日は、ピストジャム、ファビアンが店頭に立って販売いたします。サイン入れなども対応しますので、ぜひお立ち寄りくださいますよう宜しくお願いいたします。
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書籍情報
文芸誌『第一芸人文芸部 創刊準備ニ号』
著者:ピース・又吉直樹、ピストジャム、あわよくば・ファビアン、アキナ・山名文和、フルーツポンチ・村上健志、トニーフランク、赤嶺総理
発売日:2024年5月19日(日)
定価:1,500円(税込)
判型:新書版
頁数:284ページ
発行:ヨシモトブックス
FANY Mall→https://mall.fany.lol/collections/laugh-peace-art-goods-shop
※商品お取り扱い書店情報は公式Xで随時お知らせします。
その他のお問い合わせは公式XのDMまでご連絡ください。
https://twitter.com/geininbungeibu
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3月20日に開催された又吉直樹と秦基博さんによる、
朗読×音楽がコラボしたスペシャルなツーマンライブ『隣人もまだ起きている』で朗読された『月の裏側』を収録!
『月の裏側』
(冒頭)
部屋の中にいても、歓声をあげる人間の声が聞こえてきた。
今夜はここに住む者にとって大切な五年に一度の夜だった。
部屋に設置されたモニターには、夜空を見上げて涙を流す人々の姿や、どのような感情に由来する衝動なのか、雄叫びをあげる老人の姿が映っていた。老人は地球を罵っているようにも見えた。
代わり映えのしない日常に退屈して正気を失ったのかもしれない。
—————又吉直樹
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【「文学フリマ東京38」第一芸人文芸部出店詳細】
開催日時:2024年5月19日(日)12:00〜17:00(最終入場16:55)
開催会場:東京流通センター第一展示場・第二展示場(東京都大田区平和島6-1-1)
出店名:第一芸人文芸部
ブース:あー27・28 (第二展示場1階 Eホール)
取扱商品:文芸誌『第一芸人文芸部 創刊準備二号』(1,500円)
文芸誌『第一芸人文芸部 創刊準備号』(1,000円)
又吉直樹『月と散文』(1,760円)
ピストジャム『こんなにバイトして芸人つづけなあかんか』(1,430円)
ファビアン『きょうも芸の夢をみる』(1,760円)
イベント詳細:https://bunfree.net/event/tokyo38/
【文芸誌『第一芸人文芸部』収録内容】
短編小説・・・・・・・・・・・・・又吉直樹(編集長)
書評・・・・・・・・・・・・・・・・・ピストジャム
短編小説集・・・・・・・・・・・山名文和
俳句と散文・・・・・・・・・・・・村上健志
ショートショート・・・・・・・・・・ファビアン
歌詞とエッセイ・・・・・・・・・・トニーフランク
短詩・・・・・・・・・・・・・・・・・赤嶺総理
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ピース・又吉直樹
1980年6月2日生まれ。大阪府寝屋川市出身。吉本興業所属。2003年にお笑いコンビ「ピース」を結成。
2015年に本格的な小説デビュー作『火花』で第153回芥川賞を受賞。同作は累計発行部数300万部以上のベストセラーとなる。2017年には初の恋愛小説となる『劇場』を発表。2022年4月には初めての新聞連載作『人間』に1万字を超える加筆を加え、文庫化。2023年3月、10年ぶりのエッセイ集となる『月と散文』(KADOKAWA)を発売。
他の著書に『東京百景』『第2図書係補佐』、共著に『蕎麦湯が来ない』(自由律俳句集)、『その本は』など。
又吉の頭の中が覗けるYouTubeチャンネル【渦】
https://www.youtube.com/channel/UCXPu1w_qdV3BJgs3dej5bjQ
オフィシャルコミュニティ【月と散文】https://www.tsukitosanbun.com/も話題。
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ピストジャム
1978年9月10日生まれ。京都府木津川市出身。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。大学卒業後、こがけんを誘って吉本興業の養成所へ入所(東京NSC7期生)。2002年4月にデビューし、「マスターピース」「ワンドロップ」など、いくつかのコンビを経て、ピン芸人となる。アイドルのラジオ番組MCなどでも活躍。下北沢カレーアンバサダー。かまぼこ板アート芸人。2022年『こんなにバイトして芸人つづけなあかんか』(新潮社)を発売。
https://twitter.com/pistjam1978
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アキナ・山名文和
1980年7月3日生まれ。滋賀県東近江出身。
吉本総合芸能学院(NSC)大阪26期を卒業。
一期上の秋山賢太と2012年「アキナ」を結成。
M-1グランプリやキングオブコントでは決勝に進出、2017年には「NHK新人お笑い大賞」で大賞を獲得するなどネタ中心に、関西を拠点に活動している。『文藝芸人』(文藝春秋)に『かさぶた』を寄稿。趣味は書道、読書。
https://twitter.com/sausageyamana
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トニーフランク
1990年3月20日生まれ。兵庫県出身。
吉本興業所属のお笑い芸人。大阪NSC34期生。
ギターを弾きながらの歌ネタで活動。
2019年「馬と魚」から改名。
もしも有名アーティストが◯◯をテーマに曲を作ったらなどの妄想シリーズネタでお馴染み。
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あわよくば・ファビアン
1985年11月6日生まれ。徳島県徳島市出身。
日本人の母とドイツ人の父を持つ。2009年、吉本総合芸能学院(NSC)を卒業し、吉本興業所属の芸人となる。同期の小川とあわよくばを結成。コンビは一度解散。以後、執筆活動を始め、「渋谷ショートショートコンテスト」優秀賞、「小鳥書房文学賞」などを受賞。解散から2年後、あわよくばを再結成。2023年『きょうも芸の夢をみる』(ヨシモトブックス)を発売。
https://twitter.com/fabian_westwood
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フルーツポンチ・村上健志
1980年12月8日生まれ。茨城県牛久市出身。
吉本興業所属のお笑い芸人。東京NSC10期生で同期の亘健太郎と結成したコンビ「フルーツポンチ」として活動中。俳句の才能を発揮し、自身の句が2021年度版の中学3年生向け教科書『現代の国語3』(三省堂)や『ハンディ版 オールカラー よくわかる俳句歳時記』(ナツメ社)に収録された。著書に『フルーツポンチ村上健志の俳句修行』(春陽堂書店)がある。
https://twitter.com/fpmurakami
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赤嶺総理
1991年3月1日生まれ。沖縄県那覇市出身。
吉本興業に所属するピン芸人。東京NSC19期生。
芸人として活動する傍ら、作家としても多数の芸人のネタ作りに携わっている。当初組んでいたコンビ・すぽっとでの活動を経てピンに。大喜利を得意としており、2014年には若手ながら「フットンダ王決定戦」の勝ち抜きバトルで優勝して地上波出演権を獲得した。芸人になる前はハガキ職人として数々のお笑い番組に投稿していたことも。