竹林亮監督、齊藤工さん企画の映画『大きな家』本ビジュアル・本予告が解禁!主題歌はハンバート ハンバート

株式会社チョコレイトのプレスリリース

CHOCOLATE Inc.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡辺裕介)は、竹林亮監督、齊藤工さん企画・プロデュースによる映画『大きな家』(配給:PARCO / 製作:CHOCOLATE Inc.)の本ビジュアルおよび本編予告映像の公開と、本作の主題歌がハンバート ハンバートによるオリジナル楽曲「トンネル」に決定したことをお知らせいたします。とある中学校のクラス35人全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』(2021)を手掛けた竹林亮監督と製作チームによる本作では、児童養護施設に暮らす子どもたちに密着。家族ではないつながりの中で生活しながら、自分の運命と向き合い、葛藤し、未来に目を向けて成長していく子どもたちの等身大の姿を描きます。12月6日より東京・大阪・名古屋にて先行公開、12月20日より全国にて順次公開いたします。

■ 映画『大きな家』公開日・場所:

公開日:2024年12月6日(金)より先行公開、2024年12月20日(金)より全国にて順次公開

先行公開劇場:渋谷・ホワイトシネクイント、大阪・TOHOシネマズ梅田、名古屋・センチュリーシネマ

■ 映画『大きな家』本予告映像 URL:

https://youtu.be/QbvwfJB59m0(100秒)

https://youtu.be/TlUzoyPBPa4(40秒)

本予告映像ではプライバシー保護の観点から子ども達のお顔や名前を伏せて構成しています。

■ 映画『大きな家』公式サイト URL:

https://bighome-cinema.com/

ストーリー

これまでも、ちゃんと生きてきた。

このさきも、ちゃんと生きていける。

自分で思うよりも強い足取りで。

ここは、東京のとある児童養護施設。子どもたちは親と離れ、血の繋がりのない他の子どもや職員と日々を過ごしています。両親への想い。生活を身近で支える職員との関係性。学校の友だちとの距離感や、施設を出たあとの暮らし。家族とも他人とも言い切れないつながりの中で育つうちに、子どもたちの葛藤はさまざまに変化していきます。

何を思い、何に悩み、何を受け入れてどう大人になっていくのか。惑いながらも確かに成長していく子どもたちの姿と、それをやさしく包みこむあたたかな眼差し。映っているのは決して特別な事件などではなく、些細だけれど大切な日常の景色です。観終わった時、きっとあなたは彼らだけでなく自分自身が歩んできた道のりをも肯定したくなる。そして”ふつう”が少しだけ広がり、明日をまた生きていく勇気をもらえる123分です。

本作は出演者のプライバシー保護のため、配信・レンタルは予定しておらず、劇場上映でのみ公開予定です。動画配信でもSNSでもテレビでも触れることのできない“本音”に、ぜひ耳を傾けてみてください。

本ビジュアル・予告映像・主題歌について

本ビジュアルのイラストを手掛けたのはオーストラリア出身で東京を拠点に活動するイラストレーターのエイドリアン・ホーガンさん。温もりを感じるタッチとともに、鮮やかな色彩で子どもたちの姿を描いていただきました。

予告編で映し出されるのは、児童養護施設で暮らす子どもたちの「一緒に暮らしている他人」「ここは家とは言わないもん」の言葉に反して、血の繋がりのない他の子どもや職員と日々を過ごす、まるで家族のような日常。漫画家・松本大洋さん、テレビプロデューサー・上出遼平さんなど、本作を観ていただいた著名人の方からのコメントも掲載しています。

主題歌はハンバート ハンバート「トンネル」に決定。本作に合わせてアレンジを加えた楽曲は2024年の冬にリリースを予定しています。力強く、そして優しく包み込んでくれる本楽曲は、子どもたちだけでなく私たちにも“明日をまた生きていく勇気“を与えてくれます。

スタッフプロフィール・コメント

■ 竹林亮(監督)

時代を問わない普遍的なストーリーをもつ、あたたかな映像作品を得意とし、現在はコマーシャル、YouTubeコンテンツ、リモート演劇、映画等、表現は多岐にわたる。2021年3月に公開した青春リアリティ映画『14歳の栞』は1館からのスタートだったが、SNSで話題となり45都市まで拡大した。

監督・共同脚本を務めた長編映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』(2022年公開)は、第32回日本映画批評家大賞にて新人監督賞・編集賞を受賞。

<竹林亮 コメント>

この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは、様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。 僕たちは、この映画を、出演してくれた皆のこれからの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。彼らがもし、将来生きることに苦労するようなことがあった時に、またこの作品を観て、生きる力を呼び覚ますような存在になってほしい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。この映画を観てくださる方々には、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠れているのを目撃していただきたいです。同じ地域に暮らしているが、知っているようで、知らなかった葛藤を映画の主人公である子どもたちや職員の方々と共に感じ取り、感情を共有することで、より深く関心を持つための入り口として果たせる役割があるのではと考えています。

■  齊藤工(企画・プロデュース)

パリコレクション等モデル活動を経て 2001年に俳優デビュー。俳優業の傍らで映像制作にも積極的に携わり、齊藤工名義での初⻑編監督作『blank13』(18)では国内外の映画祭で8冠を獲得。昨年、監督最新作『スイート・マイホーム』が公開された。劇場体験が難しい被災地や途上国の子供たちに映画を届ける移動映画館”cinéma bird”の主宰や全国のミニシアターを俳優主導で支援するプラットフォーム”Mini Theater Park”を立ち上げるなどマルチに活動している。近年の主な出演作に、Netflix「ヒヤマケンタロウの妊娠」映画『シン・ウルトラマン』(22)映画『零落』(23)テレビ朝日「Believe-君にかける橋-」映画『碁盤斬り』Netflix「極悪女王」TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(24)など。

<齊藤工 コメント>

試写が始まり、多くの反響を頂き、偶然から始まった本作が形になる事は必然になりつつあると実感しています。同時に皆様に制作の動機を聞かれる事も多く、この場を借りて改めて簡潔にお伝えさせて頂くと、約4年前に1日限りのイベントのスタッフとして訪れたとある児童養護施設の子が、帰り際に何とも言えない表情で私達大人を見ていました。「貴方もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりのその目が忘れられず、時折、個人的に施設にお邪魔していました。“質より量”と言う表現は相応しく無いですが、『大きな家』を観てもらえたらわかると思いますが、彼ら彼女らと接するには、“会う回数”がモノを言う気がしました。元々は知らないおじさんである私に、徐々に色々な話をしてくれる子どもたちのこれまでの物語や、施設での日々を、多くの人に知ってもらいたいと願った矢先に竹林監督の『14歳の栞』という、劇場のみでの上映で被写体のプライバシーを守るという誠実な映画に出逢い、本作の企画が始まりました。

ハンバート ハンバートさんが「トンネル」という素晴らしい楽曲で、子どもたちや職員方、そして我々製作陣までも包み込み、光の方へ導いて下さり『大きな家』は完成致しました。

本作は”被写体ファースト”で非商業的な特殊な上映を目指しているのもあり、作品に共鳴して下さった方々のサポートを必要としています。

どうぞお力をお貸し下さい。

■ ハンバート ハンバート(主題歌「トンネル」)

1998年結成、佐藤良成と佐野遊穂によるデュオ。2人ともがメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界は幅広い年齢層から支持を集める。テレビ・映画・CMなどへの楽曲提供も多数。2024年の秋は東名阪で『ハンバート家の秋の三夜』を開催。2014年に発表した楽曲「ぼくのお日さま」が主題歌/タイトルとなった映画『ぼくのお日さま』(監督:奥山大史/配給:東京テアトル)の全国公開が9/13に決定。9/11には佐藤良成によるオリジナル・サウンドトラックと、発売から10年となるアルバム「むかしぼくはみじめだった」の限定生産アナログ盤が同時発売。

<ハンバート ハンバート コメント>

大きな家に暮らす子どもたちや職員の皆さんの表情が、言葉が、余計な意味づけされずにそのまま手渡される。見終わった時には、説明できない気持ちで胸がいっぱいになる。なんだか分からないけど涙があふれてくる。 説明できないところが、この映画の誠実さなのだと思いました。 登場する人たちのこんな空気を捉えられるまでには、映画チームのどんなにか丁寧なコミュニケーションがあったのだろうと思います。(佐野遊穂)

依頼をいただき映像を観せてもらい、子どもたちを追うカメラの自然で淡々とした姿勢に感銘を受け快諾しました。どんな曲をと考えていたときに、あの曲がぴったりじゃない?とうちのスタッフから提案されたのが「トンネル」です。映像を観る前に作った曲なのに歌詞やメロディが彼らの姿と重なり、これしかないと思いました。そんなわけで曲が決まり、竹林監督からの要望をアレンジに取り入れ、映画の最後の1ピースとなるべく完成しました。(佐藤良成)

■ エイドリアン・ホーガン(イラスト)

オーストラリアのメルボルン出身。モナシュー大学卒業。雑誌、広告、書籍、壁画、絵コンテ、など幅広く活動中。主な仕事に、雑誌『POPEYE』、Starbucks Reserve Roastery Tokyo壁画、Lexus広告などがあります。

作品概要

■基本情報

タイトル:大きな家

公開日:2024年12月6日(金)

監督:竹林亮

企画・プロデュース:齊藤工

配給:PARCO

製作:CHOCOLATE Inc.

主題歌:ハンバート ハンバート「トンネル」(SPACE SHOWER MUSIC)

上映時間:123分

公式サイト:https://bighome-cinema.com/

■ スタッフ

監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工
プロデューサー:福田文香 山本妙 永井千晴 竹林亮
音楽:大木嵩雄 撮影:幸前達之 録音:大高真吾 音響効果:西川良
編集:小林譲 佐川正弘 毛利陽平 カラリスト:平田藍
制作統括:福田文香
宣伝プロデューサー:永井千晴 堀井美月
宣伝:冨永敬 夏生さえり 石倉一誠 大島育宙 岡崎アミ
イラスト:エイドリアン・ホーガン 題字:大原大次郎
パブリシティ:小野典子 坂本舞 山田七海

■ 作品の支援について

本作品は、児童養護施設への理解が進み、そこで育った子どもたちが少しでも暮らしやすい社会になるように願って製作いたしました。みなさまのお力もお借りできれば、この作品がひとつでも多くの劇場で公開され、ひとりでも多くの方のもとへ届き、社会を変える力が大きくなっていくと信じています。

作品公式サイトにて支援募集ページを設立しておりますので、ぜひ応援いただけると嬉しいです。

※本作品に関連した素材をご使用の際は以下のコピーライトの表記をお願いいたします。
©CHOCOLATE

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