【電影MV】それはまるで居心地のいい混沌

関西発3ピースバンドpuggs（パグス）新たな代表曲「電影」Music Video公開！

office stitchのプレスリリース

2020年大阪で結成し、関西で活動する3ピースバンドpuggs（パグス）。

今年9月25日にリリースした1stアルバム「パグスの遭遇体験」に収録された曲「電影」のMusic Videoが公開されました。

監督、撮影・編集までを手掛けた朝倉太郎氏は、これまでに鎮座DOPENESS×MC LAS、坂口恭平、禁断の多数決などのMVを制作し、唯一無二の切り口で楽曲の世界観を映像化してきた気鋭の映像作家です。

本作では、平凡な風景の中に幻影や夢想、追憶や妄想が混在し、可笑しくも怪しく美しいイメージの断片が、よじれながらストーリーを紡いでいきます。それは言うなれば“居心地のいい混沌の世界”。

本作におけるそれらのイメージは、アバンギャルドに憧れつつもポップでありたいと考える、少々捻くれたpuggsの音楽性そのものとも言えます。

できることならずっと彷徨っていたいとさえ思う、危うく人を虜にするノスタルジー、そんな魅力が詰まったショートフィルムのような作品に仕上がっています。

今年から新メンバーが加入し、新たなスタートを切ったpuggs。本作は、間違いなく彼らの今後の活躍を期待させる一作です。

10月25日からは全国4ヶ所を巡るリリースツアーも予定。音源とは一味も二味も違うと定評のあるpuggsのライブを、どこかで一度は体感してみてほしい。

「電影」Music Video

YouTube｜https://youtu.be/JZZJr6sGk14?si=nSioLTrMN43EwrU5

作詞｜前田理希　　作曲｜puggs

出演｜puggs（前田理希、追立大地、小野萌希）、スハイビーとその仲間

監督・撮影・編集｜朝倉太郎

照明｜happytune

撮影アシスタント｜蒲池郁弥

ロケーション協力｜とうりゃんせ

マネジメント＆コーディネート｜川口万喜

1stアルバム「パグスの遭遇体験」

音源｜https://puggs.lnk.to/puggsogu-digi

発売日｜2024年9月25日

発売元・販売元｜株式会社ウルトラ・ヴァイヴ

※タワーレコード、ディスクユニオン等各店舗でお取り扱い中！

アーティスト・コメント

puggsを結成してからなんとなくメンバー全員が意識していたことは、
どこか捻くれていたい。ちょっと気持ち悪さが欲しい。でもポップではありたい。心地よくもありたい。

みたいなものがあると思っています。

Vo. & Gt.のマエダ的に言うと、

「アバンギャルドになって戻ってくるから、アーバンシティにも焦がれるけど切り離せない」

（cf. puggs「レトロモダン」）

ですかね。僕はこの歌詞が大好きです。

それは、マエダとDr.のオイタテに限らず、新しく加入したBa.のオノモエキにもその心持ちがあって、僕がモエキをpuggsに誘った理由の一つも、そこにある気がします。

もちろん、リリースした曲にもその ”捻くれポップス” を詰め込んでいるのですが、今回のアルバム制作に関わっていただいたアーティスト、デザイナー、そして映像作家の全員が、見事にそれを汲み取ってくれて、完璧なバランスで作品を仕上げてくれました。

MVを制作していただいた朝倉太郎さんと初めてお会いしたとき、「冒頭はマエダくんがシャチの浮き輪の空気を抜いてるシーンから始めたいです」と言われて、僕だけ「めっちゃいいですね！！」って言ったのを覚えています。笑

当初の予定通りマエダがシャチの空気を抜くシーンから始まり、軽快な場面展開で進んでいくこの作品は、どのカットもポップでキャッチーでありながら、まったく素通りできない違和感があって、またストーリー性もあるようでないし、ないようであるし、まさに僕らpuggsをそのまま映像にしたような作品です。

美術作家田中功起さんの映像作品《Everything is Everything》のような、派手なカットや大きな出来事が起こらなくても、ずっと見ていられるような、そんな作品が好きで、太郎さんがはじめに参考として見せてくれたものも、まさにそのような映像だったので要望せずとも要望通りの作品を制作してくださいました。

根底にはアートの精神を持って、これからも捻くれポップでいたいと思います。

バンドとアルバムの総評みたいになってしまいましたが、

puggsの世界観を詰め込んだ電影のMVをぜひご覧ください。

追立大地（puggs Dr.）