Netflix提供 VIPO Film Lab「NY脚本ワークショップ」(第一弾)短期実践脚本ワークショップに参加する映像作家3名が決定
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)のプレスリリース
特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO[ヴィーポ]、理事長:松谷孝征、東京都中央区)は、映画の海外展開・国際共同製作を推進し、国際的な感覚や知識を持ち広く世界で活躍する若手映画制作者を育成することを目的として「VIPO Film Lab」を実施しています。
この度、VIPO事業の主旨にご賛同いただいたNetflixの提供により開催が可能となった「NY脚本ワークショップ」の、本年度参加者3名が決定いたしました。
本ワークショップは、日本の映画人材の底上げおよび海外進出の促進を目的に、ニューヨークのコロンビア大学スクール・オブ・アーツ講師らによる日本の映画制作者を対象とした、対面およびオンライン形式での短期実践脚本ワークショップになります。
【Netflixコメント】
政府の提言する新たなクールジャパン戦略で国際的な人材が必要と指摘されている昨今、若手製作者人材育成は喫緊の課題のひとつです。VIPOが実施する、日本のみならず海外でも高く評価を得る若手人材の育成事業に賛同し、今回協賛をさせていただくことになりました。事業を通し、より多くの若手人材が国際的な視野を身に付け、即戦力として業界に貢献していただくことを期待しています。
ワークショップに参加する映画・映像作家(3名) ※作家名五十音順
木下雄介
東京都生まれ。小学生時代をオーストラリアで過ごす。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
監督・脚本・撮影・編集した自主映画『鳥籠』が2003年ぴあフィルムフェスティバルにて準グランプリと観客賞を受賞。PFFスカラシップで監督・脚本した劇場用長編映画『水の花』が2006年ベルリン国際映画祭に出品、渋谷ユーロスペース、全国劇場で公開。2018年、香港・日本・タイ・台湾の国際共同プロジェクト、是枝裕和総合監修のもとで制作されたオムニバス映画『十年Ten Years Japan』の一遍「いたずら同盟」を監督し、釡山国際映画祭に出品、テアトル新宿ほか全国劇場、香港、韓国で公開。これまで国際共同製作ワークショップTalents Tokyo、Ties That Bindなどに参加。
竹葉リサ
『オルジャスの白い馬』(2020年)が、釜山国際映画祭のオープニング作品に選ばれ、日本勢として16年ぶりの快挙を達成。同作は、日本とカザフスタン初の商業的な共同製作映画として、カザフスタンの国営スタジオ・カザフフィルムによって制作された。東映配給のホラー映画『シグナル100』(2020年)はシッチェス映画祭やブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に招待された。短編映画も制作し、映画以外にも舞台演劇やミュージックビデオ、短編アニメーション、小説など幅広く手がけ、CM制作にもプランナーや監督として関わる。
山下つぼみ
神奈川県逗子市在住の映像作家・映像ディレクター。アメリカ・ユタの大学で動物学を学び、人体解剖学や進化学を中心に学んだ。その経験を活かし、帰国後はTVディレクターとして「ちい散歩」「シャキーン!」ほか、NHKのドキュメンタリーなど多数の番組制作に携わってきた。同時に自主制作映画にも注力。初の短編映画『小太郎』の水戸短編映像祭入選を機に本格的に映画制作に取り組み、2011年にndjc若手映像作家育成事業に参加。2021年には短編『かの山』がヴェネチア国際映画祭を含む、国内外10以上の映画祭に入選した。現在、初の長編作品の実現を目指している。2児の母としての視点を活かしつつ、逗子の生活文化や環境を題材にした映像やスチール作品も制作中。
<VIPO Film Labとは>
グローバルな視野を持ち国内外で活躍できるプロデューサー、監督、脚本家など業界プロフェッショナルを育成する場、それが「VIPO Film Lab」です。実践トレーニング、ワークショップ、オンライン講座など、目的別に様々な人材トレーニング等を準備しています。
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
VIPO Film Lab事務局
e-mail:vipofilmlab@vipo.or.jp
※お問い合わせの際は、件名に「NY脚本ワークショップ」とご記載ください。