能登半島地震からの復興を応援。トンコハウス堤大介が監督を務めた『ONI ~ 神々山のおなり』(全4話)が1月2日、3日の午前10時よりNHK Eテレにて地上波初放送!

12月27日(26日深夜)には、監督・堤大介自らが『ONI』の見どころや制作にかけた思いを語る関連番組もNHK Eテレにて放送される。

トンコハウスジャパン株式会社のプレスリリース

石川県にスタジオを構えるアニメーションスタジオ「トンコハウス」が制作し、アニメーション界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞を2部門で受賞、アメリカ・テレビ界最高峰の栄誉とされるエミー賞でも、個人賞3部門受賞を果たした長編アニメーション作品『ONI ~ 神々山のおなり』が、1月2日、3日の二日間、能登支援番組としてNHK Eテレで放送されることが発表された。

本作は、カリフォルニア州バークレーと石川県金沢市にスタジオを構える「トンコハウス」の創設者であり、ピクサー・アニメーション・スタジオでアートディレクターとして活躍していた堤大介が原案・監督を務めた。作中では、石川県の街並みなどをモチーフとした情景が美しいアニメーションで描かれている。

本作の制作には、監督・堤大介からの「自分の中にある闇にどう打ち勝つか」という強いメッセージを届けるべく、脚本を担当した岡田麿里はじめ、世界中からアーティストたちが集った。そして、誰もが抱える“光と闇”を描いた“人間の本質”にも迫る、子どもから大人まで楽しめる長編CGアニメーションが完成し、世界中に届けられた。

本作を石川県金沢市にあるスタジオで制作していたトンコハウスアーティストの稲田雅徳、橋爪陽平の二人は、スタジオの近くにある近江町市場なども参考にした。作中のモチーフの一つにもなっており、石川県の土地や空気感からのインスピレーションも本作に欠かせない要素となっている。そして、能登半島地震で被災し、一時避難していた稲田雅徳は、現在も石川県金沢市から作品制作の刺激を受けている。

年末12月27日放送の関連番組では、スタジオを構える石川県で発生した震災で被災した方々はもちろん、日本全国に『ONI』に込められた温かく力強いメッセージを届けたいと、監督・堤大介が作品の見どころや制作にかけた思いを語る。

『ONI ~ 神々山のおなり』(全4話)放送概要

放送チャンネル:NHK Eテレ

放送日時:1月2日(木) 午前 10:00~11:26(予定) 1・2話

     1月3日(金) 午前 10:00~11:33(予定) 3・4話

「『ONI ~ 神々山のおなり』堤大介監督が作品を語る」放送概要

放送チャンネル:NHK Eテレ

放送日時:12月27日(金) 午前1:15~1:35 <26日(木) 深夜>ほか

『ONI ~ 神々山のおなり』とは

© 2022 Netflix

◾️あらすじ

日本の民話に登場する神さまや妖怪たちの世界で、自由奔放に生きるおてんば娘、おなり。伝説の英雄に憧れ、新たな英雄となるため稽古に励むが、父親のなりどんはヘンテコな神様で何も教えてくれない。古来から山の神々が恐れる「ONI」の脅威が迫り来る中、おなりはまだ知らない自身の真実と向き合わなければならない。

エピソード:全4話アニメーションシリーズ

映像スタイル:フルCGアニメーション

原案・監督: 堤大介  

脚本: 岡田麿里

制作:トンコハウス

エグゼクティブ・プロデューサー: ロバート・コンドウ、ケーン・リー、堤大介

プロデュース:サラ・K・サンプソン

■受賞歴

2023年“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞にて作品賞(リミテッドシリーズ テレビ/メディア部門 )、ベスト・プロダクション・デザイン賞(テレビ/メディア部門)をダブル受賞。同年、米4大エンターテイメント賞のひとつであり米テレビ界最高峰の栄誉といわれるエミー賞では「ベスト・プロダクション・デザイン賞」、「ベスト・セット・デザイン賞」、「ベスト・カラー・デザイン賞」の3部門で受賞。

■本作の場面写真

© 2022 Netflix

■本作の制作過程で描かれたコンセプトアート

© 2022 Netflix / ©Tonko House Inc.

アニメーションスタジオ「トンコハウス」とは

ピクサーでアートディレクターを務めていた堤大介とロバート・コンドウが、2014年に短編映画『ダム・キーパー』を共同監督したことをきっかけに、2014年7月にカリフォルニア州バークレーに共同設立したアニメーションスタジオ。『ダム・キーパー』は2015年に第87回アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされたほか、世界各地で25の賞を受賞、75の映画祭で上映された。2016年制作の短編映画『ムーム』は世界8ヵ国の映画祭で32の賞を受賞。2017年、日本のHuluで配信されたエリック・オー監督の『ピッグ – 丘の上のダム・キーパー』は、配信後にNHKでも放送された人気作品。2023年には“アニメーション界のアカデミー賞”と称される映画賞・アニー賞でNetflixシリーズ『ONI ~ 神々山のおなり』が、2部門受賞。エミー賞でも3部門で受賞した。2019年からは石川県金沢市にもスタジオを構え、日米の2拠点で作品を制作している。作品制作以外にも展覧会やイベント、ワークショップの開催など多角的に活動している。

トンコハウス公式サイト:https://www.tonkohouse.jp/

©Tonko House Inc.

プロフィール

■堤大介(Daisuke “Dice” Tsutsumi)

東京都出身。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。ルーカス・ラーニング、ブルースカイ・スタジオなどで 『アイス・エイジ』や『ロボッツ』などのコンセプトアートを担当。2007年ピクサーに招聘されアートディレクターとして 『トイ・ストーリー3』や『モンスターズ・ユニバーシティ』などを手がける。2014年7月ピクサーを去りトンコハウスを設立。初監督作品『ダム・キーパー』は2015年米アカデミー賞短編アニメーション賞にノミネート。2021年には日本人として初めて米アニー賞のジューン・フォレイ賞を受賞。2023年にはNetflixシリーズ「ONI ~ 神々山のおなり」が米アニー賞にて作品賞(リミテッドシリーズ テレビ/メディア部門 )、ベスト・プロダクション・デザイン賞(テレビ/メディア部門)をダブル受賞。エミー賞でも3部門で受賞した。一冊のスケッチブックに71人の著名なアーティストが一枚ずつ絵を描き、手渡しで世界中を巡るというプロジェクト『スケッチトラベル』の発案者でもある。

●取材依頼 / お問い合わせ

取材依頼やお問い合わせは、以下メールアドレスへご連絡ください。

トンコハウスジャパン株式会社 

担当:長砂・後藤          

メールアドレス:thjp@tonkohouse.com

Twitter:@TonkoHouseJapan

Instagram:@tonkohouse_japan

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