高槻城公園芸術文化劇場が大阪都市景観建築賞でも入賞

建築関係各賞で受賞相次ぐ

高槻市のプレスリリース

令和6年12月20日(金曜日)、高槻城公園芸術文化劇場(南館)が、大阪府、大阪府建築士会等が主催する第43回大阪都市景観建築賞(愛称:大阪まちなみ賞)での「奨励賞」受賞が決定。令和7年1月23日(木曜日)には、大阪府庁で表彰式が開催される予定です。

大阪都市景観建築賞は、1981年(昭和56年)に設置され、景観上優れた大阪府内の建物やまちなみを広く一般から募り、都市景観の資質向上のために特に優れたものを表彰するもの。この度、52件の応募の中から同劇場の「奨励賞」受賞が決まりました。

同劇場は、かつて大阪三大城下町として栄えた高槻城の二の丸跡地に、高槻市の新たな文化芸術の拠点として令和5年3月18日に開館。緑豊かな高槻城公園内にあり、気軽に立ち寄ってもらえるよう、エントランスは公園の散策路と一体となっています。公園には高槻城の堀や塀など歴史的な景観が再現され、また、建物の外観は城下町の格子戸をイメージさせる縦格子の木材(ルーバー)で囲まれており、公園の木立に溶け込むようデザインされています。こうした景観への配慮が認められ、今回の受賞に至りました。

さらに、館内にも数多くの工夫が施されています。手すりやフロアマップにも木材を使用するなど木材を多用し、ガラスの壁を多く採ることで、温もりのある明るく開放的な空間に。これらの木材は外装から家具に至るまで全て大阪府産材を使用し、地産地消の取り組みを推進。さらに、北大阪最大級の1500 席を備えたトリシマホールは、高機能な舞台装置に加え、音響効果を高めるように壁面から天井までホール全体に木製キューブで覆われた特徴的なデザインになっています。

同劇場は、公益社団法人日本建築家協会が主催する日本建築大賞での「JIA優秀建築賞2023」(令和6年1月受賞)、一般社団法人日本建設業連合会が主催する日建連表彰2024における「BCS賞」(令和6年8月受賞)、公益社団法人日本建築士会連合会が主催する「第4回日本建築士会連合会建築作品賞大賞」(令和6年11月受賞)も受賞しており、今回の受賞で各建築賞において通算4回目の入賞という快挙を達成しました。

【参考情報・事業概要など】

高槻城公園芸術文化劇場 南館

竣工:令和4年8月31日、開館令和5年3月18日

建築面積:5438.86平方メートル、延床面積:17273.65平方メートル

設計・監理:株式会社日建設計、施工:株式会社大林組ほか

事業概要:旧高槻市立市民会館(昭和39年開館)に代わる新たな文化芸術拠点として、令和5年3月にオープン。北摂最大の客席数を有するトリシマホール(大ホール、1505席)、緑の見えるコンサートホールである太陽ファルマテックホール(小ホール、205席)、本格的な演劇・ダンス公演に最適なサンユレックホール(大スタジオ)のほか、日常利用できる10部屋のスタジオなど多様なニーズに対応する施設を備える。高槻城の二の丸跡に位置し、外構にはかつての堀や塀など、歴史的な景観を現代に再生する。建物の内装、外装には公園の木立や町屋の縦格子をイメージさせる地元木材によるルーバー材をふんだんに活用している。

【関連ホームページ】

高槻城公園芸術文化劇場ホームページ

https://www.takatsuki-bsj.jp/tat/

高槻城公園芸術文化劇場が「第43回大阪都市景観建築賞(愛称:大阪まちなみ賞)」を受賞

https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/61/140378.html

高槻城公園芸術文化劇場が「第4回日本建築士会連合会 建築作品賞 大賞」を受賞

https://www.city.takatsuki.osaka.jp/soshiki/61/140327.html

【本件に関するお問い合わせ先】

高槻市市民生活環境部文化スポーツ振興課 

電話:072-674-7649

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