新進気鋭の脚本家が描く初小説 福田果歩『失うことは永遠にない』 1月16日発売!

池松壮亮さんと上白石萌歌さんが推薦! 少女がはじめて対峙した「孤独」を描く、ひと夏の成長物語

株式会社小学館のプレスリリース

2025年1月10日全国公開の映画「366日」の脚本を担当するなど、いま注目の若手脚本家・福田果歩氏が初めて挑んだ渾身のオリジナル小説『失うことは永遠にない』を1月16日、小学館より刊行いたします。

本作は、人がはじめて対峙する「孤独」を丁寧に描いた、少女のひと夏の成長物語です。東京で暮らす小学5年生の主人公・奈保子と、大阪にある穴ぐらのような家で4人の兄弟たちと共に暮らす同じ年のアサコ。大阪の川原での運命的な出会いから、奈保子は忘れられない夏を過ごすことになります。

誰もが覚えのある懐かしい感覚を、福田果歩さんにしか書けない、きらめくみずみずしい筆致で丁寧に描いています。ぜひお手にお取りください。

■推薦コメント

「少女が全身で掴んだこの世界に出逢った記憶は、繊細で美しく、切なく温かく、いつまでも私の心に漂って失われることはない」――池松壮亮

「だれにだって、忘れられない夏がある。そのかけらのひとつひとつを、手のひらでぎゅっと握りしめながら、みな大人になってゆくのだと思う」――上白石萌歌

■書籍内容紹介

東京・目黒の家で暮らす小学5年生の奈保子の家族は、父親の不倫をきっかけに崩壊しつつあった。奈保子は母の失踪を機に、大阪にある父の実家にひとり預けられることになる。河原で出会った同じ年の少女・アサコが奈保子を連れて帰ったのは、血のつながらない4人の兄弟たちが住む、穴ぐらのような家だった。なかでも歳の離れた長男の鋭い眼光に、奈保子は心を奪われるが──。

痴呆が進んだ祖父の静けさと、灼熱の太陽を反射して光る大阪の川面が、冷え切った主人公の心を揺さぶる。人がはじめて対峙する「孤独」を丁寧に描いた、少女のひと夏の成長物語。

■著者紹介:福田果歩(ふくだ・かほ)

1990年生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。2025年1月公開の

「366日」(主演/赤楚衛二、出演/上白石萌歌)の脚本を担当。同作のノベライズ小説も担当する。受賞歴に、22年の第48回城戸賞準入賞などがある。

■書誌情報

タイトル:失うことは永遠にない

著者: 福田 果歩

定価: 1,760円(税込)

発売日: 2025年1月16日

判型: 四六判

頁数: 160ページ

ISBN: 978-4-09-386743-6

URL:https://www.shogakukan.co.jp/books/09386743

発行:小学館

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