「最後に母を見て歌いたい」眼球摘出を目前に控えた娘が、落ち込む母親を元気づける渾身の歌に涙…

朝日放送テレビ株式会社のプレスリリース

1月31日(金)よる11時17分~放送「探偵!ナイトスクープ」

1月31日(金)の「探偵!ナイトスクープ」では『最後に母を見て歌いたい』という依頼にせいや探偵が応える。

『最後に母を見て歌いたい』は、東京都の女子大学生(20)から。私の母は、パワフルでよくしゃべる人だ。しかし、最近の母は元気がない。その原因は私にある。私は群馬から上京して声楽を学ぶ音大生で、プロの声楽家の姉と二人で暮らしている。私は母が妊娠6カ月という早い時期で生まれ、「未熟児網膜症」という視覚障害がある。生まれた頃から左目は見えず、右目もほんの少し色や光が認識できる程度。家族や周囲の人に協力してもらいながら、わずかに残った視力で自分なりに出来ることをやってきた。

だが、数カ月前から急激に右目が見えなくなり始め、最近手術をした。手術は終わったものの、今後の回復は見込めないかも知れないと言われている。さらに、今度は使えていない左目が痛むようになり、近々眼球の摘出手術をすることが決まった。

私自身は幼い頃から覚悟していたため、悲しい気持ちはあるが比較的落ち着いている。しかし、母はそうではないように感じた。11月に右目の手術をすることが決まった時は静かに泣いていて、左目の摘出手術が決まった帰り道には、「ちゃんとした体に産んであげられなくてごめんね」と謝られた。母は私に対する申し訳なさやもどかしさを抱えてしまっているようだ。母はよく私の目を「かわいい」と褒めてくれる。

そんな母に、私の目がまだあるうちに何か元気になってもらえるようなことがしたいと考えている。母を元気づけられるよう、一緒に見守ってもらえないだろうか、というもの。依頼者は、自らを責め落ち込んでいる母親を元気づけるため「歌を届けたい」と言う。何も聞かされていない母は、娘のいるスタジオへ。すると、依頼者は母親を前にして、痛い目を必死に開きながら歌曲「おんがく」を堂々と歌い上げるのだった。

その歌詞は、まるで依頼者のことが描かれているようで…。眼球摘出という状況を受け入れる娘の前向きな力強さ、それを見守る母親の深い愛情。逆境を乗り越える母娘の強い絆を描いた感動作。ぜひ、ご覧いただきたい。

そのほか、31日(金)放送分では真栄田賢探偵が調査した『風呂のお湯ぜんぶ抜く』、永見大吾探偵の『サンタさんへのお願い』をお届けする。

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