世界文化遺産の賀茂御祖神社(下鴨神社)「糺の森」で世界無形文化遺産の「能楽」を上演。能『邯鄲(かんたん)』5月23日(土)開催

下鴨神社糺能保存会のプレスリリース

下鴨神社糺能保存会は、2026年5月23日(土)、世界文化遺産の賀茂御祖神社(下鴨神社)「糺の森」で第十一回「糺勧進能(ただすかんじんのう)」を開催いたします。

「糺勧進能」とは、今から約550年前の寛正五年(1464)に将軍足利義政をはじめとする錚々たる大名の前で行われた「糺河原勧進猿楽」を、賀茂御祖神社第34回式年遷宮(2015)の折に550年ぶりに再興させたものです。賀茂御祖神社・舞殿(重要文化財)を舞台とした野外能で、2019年には令和の御大典を記念し、賀茂祭(葵祭)の後儀として「糺能」と改め、毎年開催してまいりました。

賀茂御祖神社では、2100年前から遷宮が始まり、令和18年(2036)斎行の遷宮にて第60回目となります。さらに後一条天皇の宣旨により遷宮の制度が20年毎の式年として第1回目が長元9年(1036)4月13日に斎行されてより、第35回式年遷宮にて一千年の佳節となります。

「糺勧進能」は、糺森の未来への継承とともに、 芸能のひとつの原点ともいえる猿楽の再興をとおして、 日本文化をともに伝えていこうとするプロジェクトです。 神と人との間の、千年のいとなみを振り返り自然と文化のすがたをもういちど見つめ直したいと考えています。

「糺河原勧進猿楽」をもとに、令和元年より「糺能」として催行してまいりましたが、本年より次期式年遷宮までの間、「糺勧進能」に名称を戻し催行いたします。

【第十一回「糺勧進能」開催概要】

[日時]

2026年5月23日(土)開場17:30 開演18:30 終演20:00(予定) ※雨天決行

[会場]

賀茂御祖神社(下鴨神社)・舞殿〈重要文化財〉

京都市左京区下鴨泉川町59

[演目]

弓神事

能『邯鄲(かんたん)』

[出演]

シテ    林 喜右衛門

子方    樹下 應介

ワキ    原 大

ワキツレ  有松 遼一

ワキツレ  岡 充

ワキツレ  原 陸

アイ    茂山 逸平

笛     竹市 学

小鼓    大倉 源次郎

大鼓    河村 凜太郎

太鼓    前川 光範

後見    味方 團

      松野 浩行

      樹下 千慧

地謡    河村 晴道

      田茂井 廣道

      深野 貴彦

      河村 和貴

      大江 広祐

 
[入場料金]

〈指定席〉
・御生席(重要文化財神服殿にての観劇):30,000円
・葵席:20,000円
・桂席:10,000円

〈自由席〉
・糺席 : 前売一般 5,000円 / 学生 3,000円

    当日一般 6,000円 / 学生 4,000円

※御生席、葵席、桂席は全席指定席、糺席は自由席エリアでのご観劇となります。
※当日券は、指定・自由席とも各席千円アップで販売します。ただし前売券完売の際は、当日券の販売はございません。
※雨天時には、座席位置を調整させていただきますので、ご了承ください。

座席表(晴天の場合)
座席表(雨天の場合)

[お申し込み方法]
1.下鴨神社でチケットを購入 |受付時間:10:00~16:30

※購入〆切:前売券は2026年5月22日(金)16:30まで
※下鴨神社社務所にて代金(現金のみ)引き換えでチケットをお渡しします。

2.クレジットカード〈Livepocket〉にて購入 |申込〆切:5/22(金)18:00まで
https://livepocket.jp/e/tadasukanjinnoh2026

※こちらの予約はオンラインチケットとなりますので、会場にてオンラインチケットをご提示ください。

[お問い合わせ]

TEL : 075-781-0010 (賀茂御祖神社)
E-mail : support@tadasu-noh.jp

[主催]

下鴨神社糺能保存会

【糺能について】
下鴨神社参道一帯の森林「糺の森」は古来、禊ぎの地として知られ、「糺(ただ)す」の字義通り、その森は偽りを正す神の坐す地として信仰を集めました。この糺の地で、今から約550年前の寛正五年(1464)に将軍足利義政をはじめとする錚々たる大名の前で行われた能楽が「糺河原勧進猿楽」です。中世来盛大に勧進猿楽が催された由緒あるこの場で、平成27年、第34回式年遷宮の折、550年ぶりに「糺河原勧進猿楽」を「糺勧進能」として再興しました。初年度の演目を『賀茂』とした「糺勧進能」に続き、翌年には『賀茂』にゆかりある狂言『御田』を「糺勧進猿楽」として上演し、能や狂言が上演された当時の「糺河原勧進猿楽」を再興しました。その後、五穀豊穣・国土安泰の祈りを捧げる賀茂祭(葵祭)の後儀として、御代替りの令和元年より「糺能」に名称を改め、令和8年より式宮遷宮までの間は「糺勧進能」に名称を戻し、催行いたします。

「糺勧進能」は、古来能楽がそうであったように、屋外での上演です。鎮守の森の樹々に自然に反響する音や鳥の声、吹く風を感じながら観劇できることが特徴です。また、世界遺産の太古の森に包まれた舞殿(重要文化財)の舞台に、御本殿からあたかも神々があらわれるかのようにも感じられ、能楽の神事的側面を見ることができます。

【演目について】
能『邯鄲』

自らの人生に悩む青年 盧生(シテ)は、心の拠り所を求める旅の途上、邯鄲の里を訪れます。立ち寄った宿屋で、女主人(アイ)から不思議な枕を借りた盧生。実は、その枕はある仙術使いから貰ったもので、それで眠ると、わが身の進むべき道、未来について悟りを得られるというものでした。盧生は、早速、枕を使い眠りにつきます。すると、勅使と名乗る男(ワキ)に起こされ、帝位を盧生に譲ると告げられます。そのまま大臣たち(ワキツレ)の居並ぶ王宮に連れて行かれ、栄華の日々を過ごし不老長寿の酒で宴を開くなど、歓楽の限りを尽くします。盧生が即位し在位五十年の祝宴が催されるなか、盧生も舞を舞います。すると、突如として人々の姿は消え、彼は再び眠りに落ちてゆきます。彼が目を覚ますと、そこはもとの宿屋でした。栄華を極めたかのような出来事は、すべてこの枕が見せた夢。儚い無常の理を知った盧生は枕に感謝し、故郷へ帰ってゆくのでした。

※内容・配役に変更の場合がございます。

【出演者について】

林喜右衛門

京観世五軒家のうち、現在残る唯一の家として知られる林喜右衛門家の十四世。2025年に林家創業四百年を迎える。京観世とは、江戸時代に観世流宗家が江戸に移られたのち、京都で能楽を伝えてきた家のこと。江戸時代、京都では毎日のように市中に謡(うたい)の声が聞こえていたといいます。そのような「文化のまち京都」を再生させるため、伝統文化の幅広いジャンルの方々とも交流しながら継承に努めています。海外公演ほか、歌舞伎やオペラ、現代アートとのコラボレーションなども積極的に行う、次代を担う期待の能楽師です。

2014年 平成26年度「京都市芸術文化特別奨励者」の認定を受ける。

2020 年「重要無形文化財総合認定」を受ける。

2022年 観世流職分認定。

2024年 京都府文化賞奨励賞 受賞。

2026年「令和7年度京都市芸術新人賞」受賞。

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