実際の空間・クライアント・観客と向き合う制作プロセスを通じて、9名の大学生が作品を完成。4月22日にオープニングイベント「Fresh Paint」開催
TokyoDex株式会社のプレスリリース
TokyoDexは、テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区/以下TUJ)およびBnA Hotelと協働し、2026年4月22日、東京・BnA_WALLにてミューラル作品の公開およびオープニングイベントを開催いたします。本イベントは、TokyoDex代表ダニエル・ハリス・ローゼンが指導する1学期間の授業「Mural Art in Practice」の集大成として実施されるもので、多様な国際的背景を持つ9名の学生が、実際の環境の中でサイトスペシフィックなミューラル作品の制作と設営を行いました。

本オープニングイベント「Fresh Paint(This&That Vol.49)」は、19:30から23:00まで開催。また、19:45より学生アーティストによるステージ上での紹介が行われ、その後、複数のライブパフォーマンスが夜を通して披露されます。
従来のスタジオ中心の授業とは異なり、「Mural Art in Practice」は、クライアント、実際の空間、そして公共の観客と直接向き合うことを軸に構成されています。学生は学期を通じて、コンセプトの構築や提案書の作成から始まり、建築的制約やスケール、文脈といった現実的な条件への対応を経て、最終的に現場での制作に至るまで、ミューラル制作の全プロセスを経験します。
また、本授業では、提案段階から大規模な実制作への移行を支援するため、ゲストメンターであるMAHAROによるスタジオベースの指導も組み込まれています。制作期間中、学生と直接関わりながら、スケールの拡張、構成、素材の扱いなどについて実践的なアドバイスを行い、初期のアイデアを完成度の高いミューラル作品へと昇華させるサポートを行いました。
本プロジェクトにおける自身の役割について、MAHAROは次のように述べています。
「自分が若い頃は、こういうことをきちんと教えてくれる人もいなかったし、壁に描ける場所もほとんどありませんでした。こういう授業があったらよかったのに、と思いますし、次の世代のミューラルアーティストの育成に関われることをとても嬉しく思っています。」

完成した作品は、BnA_WALLのメインウォールおよび隣接するギャラリースペースに、計9点展示されます。それぞれの作品は日本橋エリアを現代的に解釈したものであり、個々のアーティストの視点を反映しながらも、空間全体として一体となった視覚的体験を構成するインスタレーションとして設計されています。
「これまでの授業では主に技術的なスキルに焦点が当てられており、それを実社会でどのように活かすかを学ぶ機会は多くありませんでした」と、TUJのアート学科専攻であるEmily McGarrさんは語ります。「この授業では、クライアントとのコミュニケーションや、自分のアイデアの伝え方、そして教室の外で作品を実現するプロセスを実践的に学んでいると感じています。自分の制作に向き合う姿勢にも、より自信が持てるようになりました。」 – Emily McGarrさん

本プロジェクトは、教室という閉じた環境ではなく、実際に営業している会場の中で行われることにより、ミューラル制作を純粋な芸術表現であると同時に、クライアントワークとしての側面も持つものとして位置づけています。そこでは、コラボレーションやコミュニケーション、そして現実的な条件への対応が重要な要素となります。
ローゼンは次のように述べています。「多くの場合、アーティストは自分の作品が教室の外でどのように機能するのかを理解する機会が十分に与えられていません。本授業は、学生が特定の空間やクライアントの要望、公共の文脈と直接向き合うことで、そのギャップを埋めることを目的としています。完成作品を制作することだけでなく、委託制作という現実の中でどのように活動していくかを理解することが重要です。」

教育的な観点から見ると、本プロジェクトはTUJが掲げる「教室の外へと学びを拡張する」という理念を体現するものでもあります。TUJメディア・アート部門学科長のケビン・ジョーンズ氏は次のように述べています。「このようなミューラルの授業をカリキュラムに取り入れたいと長年考えてきました。本プロジェクトは、TUJの学生に対して、リアルな環境の中で制作経験を提供すると同時に、協働する力やアーティストとしての自信を育む機会となっています。」
また本プロジェクトは、BnA Hotelが掲げる「生活空間の中にアートを組み込む」という思想とも重なります。BnA共同創業者兼CEOである田澤裕氏は、BnA_WALLを「アーティストと社会をつなぐプラットフォーム」と位置付け、本プロジェクトを通じて新たな才能を支援し、来場者に制作のプロセスを開いていく機会になると述べています。
本ミューラルの公開およびオープニングイベントは、TokyoDexが継続的に展開するアート&ミュージックイベントシリーズ「This&That」の一環として開催されます。本シリーズは、アーティスト、ミュージシャン、そして幅広いクリエイティブコミュニティが交わるオープンな場を提供することを目的としています。4月22日の回では、「Mural Art in Practice」から生まれた作品が初公開され、コンセプト構築からクライアントとの対話、そして現場での制作に至るプロセスを経て完成した作品群が展示されます。多くの学生にとって、これらの作品は実際の環境の中で大規模に制作を行う初めての経験となります。

■ イベント概要
イベント名:Fresh Paint(This&That Vol.49)
日時:2026年4月22日(水)19:30〜23:00
会場:BnA_WALL
住所:東京都中央区日本橋本町1-7-9
入場料:1,000円(当日支払い)/ TUJ学生証提示で500円
※19:45より、学生による作品紹介を予定しています。
イベント詳細:https://tokyodex.wixsite.com/thisandthat
*完成した壁画は、月末までホテルにてご覧いただけます。


■ サポート
本プロジェクトは、制作に使用する画材をご提供いただいたPebeo Japonのサポートにより実施されています。オープニングイベント当日は、Pebeo JapanのInstagramをフォローしていただいた方に、「Origin」チューブを1本プレゼントいたします(先着100名様限定)。
■ 授業について
授業名:「Mural Art in Practice」
教育機関:テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)
担当講師:Daniel Harris Rosen
「Mural Art in Practice」は、実社会の文脈におけるミューラルのデザインおよび制作に焦点を当てたスタジオ型の授業です。クライアントとの対話、共同での企画開発、大規模な制作プロセスを統合しながら、実践的な制作経験を提供します。
■ テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)について
TUJは、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに本拠を置く州立総合大学テンプル大学の日本校です。テンプル大学は、2025年版カーネギー分類において、最上位の「R1(最高度の研究活動)」と「Opportunity College and University(機会提供に優れた大学)」の両方に選定された、全米でわずか21校の一つです。
TUJには約90の国・地域から3,500名以上の学生が在籍し、2025年1月のTUJ京都開設や学部・大学院プログラムの拡充を通じて、日本での影響力を拡大し続けています。さらに、2,000名以上の幅広い年齢層に学位取得を目的としないプログラムを提供し、子どもから大人までを対象とした英語教育の向上とコミュニティの発展に力を注いでいます。
■ BnA Hotelについて
BnA Hotelは、アーティストとクリエイティブを軸にした東京発のアートホテルです。宿泊空間やイベントスペースを通じて、アーティストの活動と社会をつなぐプラットフォームとして機能しており、客室制作に関わるアーティストに対して宿泊収益の一部を還元する独自の仕組みを採用しています。
■ MAHAROについて
MAHAROは、イラストレーター、ペインター、アートディレクターとして活動するマルチディシプリナリーなアーティストです。2000年より音楽や広告分野とのコラボレーションを通じてキャリアをスタートし、イベントフライヤーやレコードジャケット、ミュージックビデオなど幅広い制作に携わってきました。その後、より個人的な表現へと軸足を移し、日本の伝統的な美意識への深い理解と、海外での経験から得たグローバルな感覚を融合させた作品を展開しています。黒と白、新と旧、日本の内と外といった対比をテーマにした表現が特徴です。
■ TokyoDexについて
TokyoDexは、壁画制作やアートキュレーション、企業とアーティストのコラボレーションを手がける東京拠点のアートエージェンシーです。2012年の設立以来、国内外で数多くのプロジェクトを展開し、空間とアートの新しい関係性を提案しています。
■ お問い合わせ先
TokyoDex
Email:pr@tokyodex.com
Tel:03-6407-0865

