夢枕獏原作『陰陽師』をもとにした音楽朗読劇!6月20日(土)14時回に出演した、櫻井孝宏×日野聡が作り上げる妖しくも美しく、優しい世界観をレポート。
株式会社Aliceのプレスリリース

夢枕獏原作の『陰陽師』をもとにした音楽朗読劇「陰陽師」が2026年6月20日(土)に東京建物ぴあシアターで開幕。初日となる20日(土)14時回の公演レポートが到着した。
1986年に初出して以来、様々なメディアで展開されている、夢枕獏による『陰陽師』シリーズ。闇が闇として残っていた時代・平安時代を舞台に、端整な容姿の天才陰陽師・安倍晴明と、晴明の相棒で生真面目な雅楽家・源博雅とが活躍する伝奇小説である。
2024年から継続して上演している本作は、今回で3回目。第1巻『陰陽師』収録の「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」・「蟇」・「鬼のみちゆき」と、第2巻『陰陽師 飛天ノ巻』収録の「下衆法師」・「露と答へて」の、5つのエピソードを約90分の朗読劇として構成。二胡とピアノの生演奏と共に日替わりキャストで上演される。
公演レポート

夢枕獏の小説『陰陽師』を原作とする音楽朗読劇『陰陽師』が、2026年6月20日(土)、東京建物ぴあシアターで幕を開けた。
平安の世を舞台に天才陰陽師・安倍晴明とその盟友である源博雅が活躍する物語は、シリーズ40周年を迎えるなかで、さまざまなメディアで展開され、多くの人に愛されてきた。2024年初演の音楽朗読劇も好評を博し、2025年に第2回、そして今回三度目の上演となる。これまで上演されてきた第1作『陰陽師』収録の「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「蟇」「鬼のみちゆき」、第2作『陰陽師 飛天ノ巻』収録の「露と答へて」に、新たに第2作『陰陽師 飛天ノ巻』収録の「下種法師」を加えた5エピソードを、日替わりキャストによる朗読芝居、そして二胡とピアノの生演奏とで描き出している。初日である20日14時公演の模様をお伝えしよう。
20日(14時/17時30分)は安倍晴明役を櫻井孝宏、源博雅役を日野聡が演じた。草木や雪洞、几帳などが設えてあり、平安時代の京、しかも夜の光景をほうふつとさせるステージに二胡の甘建民とピアノの南保ひとみが現れ、ゆったりとした調べを奏で始める。観客は、自然と平安の都に誘われるというわけだ。
そして出演者のうち、まず林祐人・菊田千瑛・荻野佳奈が登場。演奏者2人が黒一色の衣裳、先に登場した3人が白を基調とする衣裳、そして最後に登場した櫻井と日野は白の衣裳に黒の羽織と、端正で見ごたえのあるコーディネートとなっている。それが彩度を抑えた照明とも相まって、なんとも“雅”だ。
こうしたビジュアル面の美しさもさながら、やはり一番の見どころ・聴きどころは出演者たちの芝居だ。櫻井は天才陰陽師ならではの知的かつクセ者感漂う風情を存分に漂わせ、日野は生真面目でまっすぐ、かつ温かみのある好漢を時にユーモラスに演じる。つい博雅をからかわずにはいられない晴明と、何かと彼に翻弄されてしまう博雅とのかけあいは、演技巧者同士ならではの呼吸の妙がたまらない。しかも、ふたりとも実に楽しそう。時に「これはアドリブだろう」と感じさせたやりとりも含め、何度も客席を沸かせていた。そうした和気あいあいとした場面と、いざ妖と相対した時の緊迫感に満ちた場面とで見せた緩急の巧みさは、「流石!」としか言いようがなかった。
また、そんな2人がセンターで悠然と立っている一方で、彼らをとりまく人々や妖たちを何役も演じ分けた林・菊田・荻野の好演も特筆もの。このステージを成立させる屋台骨は、彼らにあるのだと思う。人間と人ならざる者とを行き来する、大きな振り幅のすさまじさはインパクト十分。三者それぞれに見どころがあったが、中でも開演前のアナウンスで荻野自身がふれていた「鬼のみちゆき」での彼女の芝居は、恐ろしくも哀しく、そして美しく、非常に印象的だった。
そうした芝居を、二胡とピアノが時に盛り上げ、時にエピソードを巧みに繋いでいく。流麗で表情豊かな二胡の調べ、そしてメロディーを紡ぎつつ時に小気味よくリズムを刻むピアノ。次第に二胡が晴明で、ピアノが博雅であるかのように、ステージを包み込んでいたように思う。出演者・演奏者・スタッフのクリエイティビティが相まって、まさに“雅な闇”を堪能させてもらえたステージだ。







音楽朗読劇「陰陽師」

◆イントロダクション
人気声優の朗読芝居 × 二胡・ピアノの生演奏
夢枕獏原作「陰陽師」の5エピソード*を約90分の朗読劇として構成。
声優による朗読芝居を、二胡とピアノの生演奏と共にお届けいたします。
*「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「蟇」「鬼のみちゆき」/『陰陽師』収録
「下衆法師」「露と答へて」/『陰陽師 飛天ノ巻』収録
2026年6月20日(土)・21日(日)
東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
原作:夢枕獏「陰陽師」(文藝春秋刊)
演出:遠藤理史
脚本:木村孔三
◆キャスト
6月20日(土)14時・17時30分
安倍晴明:櫻井孝宏
源博雅:日野聡
6月21日(日)12時30分
安倍晴明:寺島拓篤
源博雅:仲村宗悟
6月21日(日)17時30分
安倍晴明:羽多野渉
源博雅:佐藤拓也
全公演共通
林祐人、菊田千瑛、荻野佳奈
演奏者(全公演共通)
二胡:甘建民
ピアノ:南保ひとみ

◆会場
2026年6月20日(土)・21日(日)
東京建物 ぴあ シアター&カンファレンス
〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目6−1 TOFROM YAESU TOWER 3〜6F
アクセスはこちら
◆チケット
全席指定 10,000円(税込)
当日引換券(先着)
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◆観劇ガイド
ご来場前にぜひご確認ください。詳細はこちら
※ご購入前にガイドラインのご一読をお願い致します。
◆スタッフ
原作:夢枕獏「陰陽師」(文藝春秋刊)
演出:遠藤理史
脚本:木村孔三
美術:池宮城直美
音響:吾犀秋吉、香田泉
照明:小原ももこ
衣裳:上杉麻美(dexi)
ヘアメイク:横山桂子
舞台監督:川田康二(cueplus)
プロデュース・制作:ALiCE
キャスティング・制作:小倉美紀
制作協力:豊川涼太、飯嶋ひな
アシスタント:上野凪(ALiCE)
WEB:加藤烈(ALiCE)、市川巳博(ウカルメ)
票券:ぴあ
プロデューサー:慶長聖也(ALiCE)、堀尾美幸(ぴあ)
協力:アクセルワン、アクロスエンタテインメント、81プロデュース、賢プロダクション(五十音順)
製作・主催:音楽朗読劇「陰陽師」製作委員会
◆公式情報
主催:音楽朗読劇「陰陽師」製作委員会
推奨ハッシュタグ:#音楽朗読劇陰陽師
公演に関するお問い合わせ:info@onmyoji-stage.com
著作権表示:© 2026 音楽朗読劇「陰陽師」製作委員会
※ビジュアル、ロゴを掲載の際は、掲示のご協力をお願いします。


