夫婦2人の小さな会社が、世界的広告賞カンヌライオンズでBronze Lionを受賞。

MAZDAドキュメンタリーに込めた“人とクルマの物語”

LUCK株式会社のプレスリリース

【MAZDAドキュメンタリー】RX-7と過ごした25年間、最後の3日間 〜クルマが残してくれたもの〜 https://youtu.be/CWhNI_x9W6c?si=vDAXi49DuxKXqsx2 より

LUCK株式会社は、同社が企画・取材・ディレクション・編集・SNSコンテンツデザインに携わったMAZDAドキュメンタリー「RX-7と過ごした25年間、最後の3日間 〜クルマが残してくれたもの〜」が、世界的なクリエイティブアワード「Cannes Lions 2026」において、Entertainment部門 Bronze Lionを受賞したことをお知らせします。

25年間ともに過ごしたRX-7との、最後の3日間

本作の主人公は、長崎県に暮らす西本尚子さん。

西本さんは、25年間にわたりマツダ RX-7を大切に乗り続けてきました。日々の買い物、家族との時間、何気ない外出。RX-7は、西本さんの暮らしのそばにあり続けた存在でした。

しかし、80歳の誕生日を迎えるにあたり、西本さんは免許返納を決意します。それは同時に、25年間ともに過ごしてきたRX-7との別れを意味していました。

映像では、免許返納を前にした最後の3日間を記録。西本さんがRX-7と過ごす時間、家族との会話、思い出の場所をめぐる姿、そして最後の引き渡しまでを、静かなまなざしで追っています。

大切にしたのは、クルマを単なる製品として描くのではなく、一人の人生に寄り添ってきた存在として見つめることです。

西本さんの言葉、仕草、沈黙、そしてRX-7のエンジン音や車内の小さな風景。その一つひとつから、25年間かけて育まれてきた関係性をすくい上げることを目指しました。

企業のブランドパーパスを、広告ではなく“人の物語”として届ける

本作は、マツダ株式会社が掲げるパーパス「前向きに今日を生きる人の輪を広げる」を伝える映像として企画されました。

LUCK株式会社が企画時に考えたのは、「マツダ車によって、前向きに生きる日々を支えられてきた人の物語を描くこと」でした。

そこで出会ったのが、西本尚子さんです。

映像では、マツダ RX-7の機能や性能を直接的に語るのではなく、RX-7が西本さんの人生にどのように寄り添ってきたのかを描きました。

一台のクルマが、誰かの日々を支え、人生の記憶と結びつき、大切な存在になっていく。その姿を通して、マツダが大切にしてきた「人とクルマのつながり」を表現しています。

夫婦2人の会社だからこそできた、”人”と近い距離で映像をつくる

LUCK株式会社は、本作において、企画、取材、ディレクション、編集、SNSコンテンツデザインまでを一貫して担当しました。

少人数のチームだからこそ大切にしたのは、被写体との距離感です。

撮影現場では、形式的なインタビューだけに頼るのではなく、西本さんとの自然な会話を重ねながら、言葉になりきらない感情や、何気ない所作の中にある物語を探っていきました。

どこへ行くかを一方的に決めるのではなく、地図を広げて「どこに行きたいですか?」と相談する。撮影のために予定された言葉ではなく、その場で生まれる自然な言葉を待つ。そうした積み重ねの先に、西本さんの「友達だった」という一言が生まれました。

LUCK株式会社は、企業やブランドの伝えたい想いを、広告的なメッセージとして押し出すのではなく、人の物語を通して誠実に届けることを大切にしています。

今回の受賞は、その制作姿勢が世界的なクリエイティブアワードで評価されたものと受け止めています。

小川凜一(企画・取材・ディレクション・編集)受賞コメント

マツダ様より、「“前向きに今日を生きる人の輪を広げる”という会社のパーパスを伝える映像を企画してほしい」というご依頼をいただきました。

それならば、「マツダ車のおかげで前向きに生きる人」を見つけるべきだと考え、マツダ車オーナーを探すところから企画が始まりました。

その中で、西本さんに出会いました。

初めて西本さんにお会いした瞬間から、この映像では「何よりまず、視聴者が西本さんを好きになること」が不可欠だと感じました。西本さんの魅力を伝えるために、撮影時には自然な言葉や仕草を“待つ”ことを大切にしました。

カメラは回しながらも、形式的なインタビューはできるだけ避け、普通の会話を重ねました。撮影場所もこちらで一方的に決めるのではなく、地図を広げて「どこに行きたいですか?」と、西本さんや息子さんと一緒に相談しながら決めていきました。

すると、最初は「ちゃんとした回答」だった言葉が、1日、2日と関係が深まるにつれて、ふとした本音や自然な笑顔に変わっていきました。

最後の夜、もう撮影を終えて帰ろうかという頃、「いよいよ、お別れですね」と声をかけたときに、ぽろっと出てきた言葉がありました。それが、「友達だった」という一言でした。

その場にいた誰もが、カメラのことを忘れていました。

そこから、クルマがいなくなるさみしさ、クルマにとっての幸せ、「乗せてくれてありがとう」という感謝が、ご自身とクルマに聞かせるように、静かに語られていきました。

ドキュメンタリーは、人の芯の部分を描くものだと考えています。そして、その芯に出会うのは簡単なことではありません。相手も人である以上、こちらも“人”として向き合い、人と人の関係が育まれて初めて、触れることができるものだと思っています。

この映像を通して、西本さんの自然な魅力、そして西本さんの前向きに生きる日々に寄り添ってきた、クルマの温かな側面に気づいていただけたら嬉しく思います。

砂田智香(制作プロデュース・編集・デザイン)受賞コメント

この作品を作る上で大切にしたのは、西本さんを中心に、いくつもの関係性がゆっくりと描かれていくことでした。

西本さんとRX-7。西本さんと息子の誠さん。西本さんとMAZDA。そして、西本さんと映像を見てくださる方。

特に印象に残っているのは、西本さんがRX-7を「友達だった」と話してくださったことです。その言葉を聞いてから、私の中でRX-7は“車”というより、もう一人の登場人物のように見えてきました。

編集では、RX-7自身が西本さんに語りかけているような瞬間を大切にしています。

エンジンがかかる音、ランプの目がパチリと開く瞬間、車内に置かれた猫の人形、ハンドルをぎゅっと握る手、いつも一緒に帰っていたガレージ。そうした小さな場面一つひとつから、25年間大切にされてきたRX-7の“声”が聞こえてくるような映像にしたいと思いました。

この作品を見た方が、西本さんとRX-7が過ごした25年という時間を、自分自身の人生とどこかで重ねてくださったら、とても嬉しく思います。

公開後、多くの人が自身の記憶や大切な存在を重ねる作品に

本作は、マツダ公式YouTubeチャンネルで公開後、多くの反響をいただきました。

コメント欄には、クルマにまつわる思い出、家族との記憶、人生の節目、大切な存在との別れについての声が数多く寄せられています。

また本作は、Cannes Lions 2026でのBronze Lion受賞に加え、映文連アワード2025「経済産業大臣賞」、MAD STARS 2025「Crystal」を受賞しており、国内外のアワードで高い評価をいただいています。

ひとりのオーナーと一台のクルマの別れが、多くの人にとって、自分自身の記憶や大切な存在を思い出すきっかけになったことを、制作チームとして大変うれしく感じています。

このたびの受賞を励みに、LUCK株式会社はこれからも、企業やブランドの奥にある想いを、誠実な企画と映像表現で届けてまいります。

ご一緒いただいたマツダ株式会社の皆さま、西本尚子さん、西本誠さん、制作スタッフの皆さま、そして作品をご覧くださった皆さまに、心より御礼申し上げます。


取材でお話しできること

本件について、以下のようなテーマなどで弊社への取材が可能です。

  • 世界的広告賞Cannes Lionsで評価された、ドキュメンタリー型ブランドコミュニケーションの考え方

  • AI時代だからこそ大切にしたい、“本当の人の物語”を軸にした企画・映像制作について

  • 「友達だった」という言葉が生まれるまでの撮影現場と、被写体との関係づくり

  • 夫婦2人の会社での働き方、仕事の仕方

  • 女性のキャリア、出産・子育て期の中で、女性が活躍するための働き方について

  • 映像の企画・制作における考え方や技術面での工夫

    など、積極的に取材に関してお引き受けしておりますので、お気軽にご相談ください。

研修講師・登壇のご相談について

LUCK株式会社では、今回の受賞作品の制作背景に加え、企業・自治体・教育機関に向けた広報、SNS活用、映像制作、ブランドストーリー、ドキュメンタリー型コンテンツ制作に関する研修講師・イベント登壇のご相談も承っています。

AIによるコンテンツ生成が身近になる時代だからこそ、人の言葉、表情、記憶、関係性をどのように見つめ、社会やブランドのコミュニケーションに活かしていくのか。実際の制作事例や経験をもとに、お話しすることが可能です。
学校や教育機関など、子どもたちに向けた授業や登壇に関してもご相談可能でございます。

これまでの研修講師・登壇実績

  • 小学校・大学・教育機関等 児童向け授業講演会(講師:小川、砂田)

  • 行政自治体向け研修(講師:砂田)
    東京都港区「伝わるから伝える発信へ」「DXリーダー動画研修」「SNS入門講座」「課長級SNSリスク研修」/東京都中央区「実務で活かすデザイン講座」「戦略的デザインレビュー講座」/奈良県庁「ソーシャルメディアでの発信」「 伝えるから伝わるため発信ポイント」/港区Kissポート財団「実務で活かすSNS発信講座」など多数実績


作品情報

作品名:
【MAZDAドキュメンタリー】RX-7と過ごした25年間、最後の3日間 〜クルマが残してくれたもの〜

公開先:
マツダ公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=CWhNI_x9W6c

受賞:
Cannes Lions 2026 Entertainment部門 Bronze Lion →Webサイト


制作クレジット

企画・取材・ディレクター・編集:小川凜一 / LUCK株式会社
プロデューサー・編集・デザイナー:砂田智香 / LUCK株式会社
撮影:松栄憲太 / 株式会社アマナ
録音・整音:小野幹和
カラーグレーディング:神林輝

LUCK株式会社について

LUCK株式会社は、企画、映像制作、デザイン、SNSコンテンツ制作、広報支援を行う会社です。

行政・教育・企業の領域を中心に、伝えたい想いや社会的なテーマを、わかりやすく、誠実に届ける企画・コンテンツ制作を行っています。

夫婦2人の小さなチームでありながら、企画から制作、編集、デザイン、SNS展開までを一貫して担い、被写体やテーマに近い距離で向き合う制作スタイルを大切にしています。

映文連アワード2025 経済産業大臣賞受賞時 撮影:松栄憲太

会社名:LUCK株式会社
所在地:東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2F
設立:​2021年4月
事業内容:企画、映像制作、編集、デザイン、SNSコンテンツ制作、行政・自治体特化の広報支援
Webサイト:https://www.luck-inc.com/


▼本件に関するお問い合わせ

広報担当:砂田

メール:info@luck-inc.com

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