U-NEXTにて8月2日(日)19時まで夜の部公演の見逃し配信チケット発売中!
株式会社ADKエモーションズのプレスリリース
音楽や舞台美術、照明などで想像力を刺激する新感覚・音楽朗読劇「SOUND THEATRE×夏目友人帳」。その8年ぶりの新作となる「SOUND THEATRE×夏目友人帳~音劇の章 夏霞~」が、2026年7月18日、東京国際フォーラム ホールAで開催された。アニメ「夏目友人帳」のキャストが集結し、ミュージシャンの生演奏と共に、ひと夏の忘れ難い物語を紡いでいく。今回はメインキャストとスタッフによるアフタートークも行われた夜公演の模様をレポートする。

会場となった国際フォーラム ホールAのキャパシティは約5,000人。朗読劇の規模としてはかなり大きいものだが、2階席までびっしりと埋まっている。ステージには森や木々を思わせるような装飾が施され、灯籠を模した照明が吊り下がる。水の音や鳥のさえずり、そして遠くに聞こえる祭囃子。日常の喧騒から隔離されたような幻想的な空間がそこに広がる。
客電が落ち、ステージでミュージシャンのチューニングが始まると、それまでざわめきのあった客席は水を打ったように静まり返り、これから始まる物語への期待と緊張に包まれた。
サウンドシアターのもう一方の主役とも言える音楽を担うのは、アニメ「夏目友人帳」の劇伴の作曲家でもある吉森信だ。今回もピアノの演奏を務め、アンサンブルを率いて物語を彩る。
『きみが呼ぶ名まえ〜夏目友人帳のテーマ』が演奏されると、空間が一瞬にして「夏目友人帳」の世界へと変わる。ステージには役柄を彷彿させる和風の衣裳に身を包んだキャストが登場する。
第一幕は、音劇版「水底の燕」。第一期の人気エピソードで、かつてダムの水底に沈んだ村で出会った妖・燕の願いを叶えるために、夏目が奮闘する物語だ
うだるような暑さのなか、夏目はクラスメイトの西村と北本とともに、かつてダムに沈んだ村を見に行き、燕の妖に取り憑かれてしまう。光と音を巧みに使った、音劇ならではの妖の表現が興味深い。
どこかおかしみのある妖怪たちとのシーンでは音楽もコミカルだ。特にインパクトが大きかったのは、『荒ぶる神の降臨』で楽器として使われた「シャウティングチキン」と呼ばれている鶏のおもちゃだろう。ちょっぴり間抜けな音で、会場の空気が緩む。ニャンコ先生と、燕の言い争いも子供の喧嘩のようで微笑ましい。
燕の願いは、かつて自分を救ってくれた谷尾崎という人間に逢いたいというものだった。夏目はその願いを叶えてあげようとするが、妖である燕の声は、普通の人間には届かない。それでも、谷尾崎の姿を見ることができた喜びで、燕は届かぬ声をかけ続ける。その嬉しそうな姿がいじらしく、かえって胸を締めつける。



斑の姿に変身したニャンコ先生と垂申が丁々発止を繰り広げる中、夏目は燕の力になりたいと真っ直ぐな想いを言葉にする。そんな夏目に絆されて、ニャンコ先生だけでなく垂申も夏目に協力する。

クライマックスは、4年に一度開催されるという妖たちの祭のシーン。ステージには赤い提灯が吊り下げられ、和太鼓や笛の音が響き渡る。燕の願いが本当の意味で成就するように、必死になる夏目。ニャンコ先生は助太刀すべく、再び斑に変身する。そこで夏目が手にしたものとは。そして、燕の願いは――。

夏空に溶けていくようなラストの夏目のモノローグはどこまでも優しく、アンサンブルによる音楽が物語の余韻を包み込んだ。


休憩を挟み第二幕へ。演目は音劇版「いつかくる日」。想いを寄せ合う人と妖の物語だ。
『橙色の時』のピアノから始まり、音が重なって軽快なリズムの『友を思ひて』へと続く。
夏目が拾った一通の手紙。その持ち主の葵と出会い、物語が始まる。葵は幼なじみの女性・香を探しているという。人と妖ではあるが、歳の頃が近い夏目と葵の等身大の会話劇は、見ているこちらまで笑顔になる。そこにニャンコ先生も加わり、葵の過去が語られる。
この演目の見どころのひとつは、葵と香の回想シーンだろう。幼い頃の2人も小野大輔と小松未可子が演じる。あどけない2人の姿が見えてくるような掛け合いは、さすがの一言。時間軸を自由に前後できるのも、想像力で映像を補完する朗読劇ならではの面白さだ。
香への想いは断ち切ったという葵だったが、夏目は妖が見える香に自分自身を重ね、会ってみたいと葵に告げる。葵が手にしていた手紙が香の結婚式の招待状だったと知った夏目は、単身で香に会いに行くが、その招待状は香の仕掛けた罠で――。

印象的だったのは、香からもらった手紙を葵が燃やすシーンだ。空から無数の手紙がゆっくりと落ちてきて、赤い光に包まれる。燃えていく香の言葉。その手紙をじっと見つめる葵。燃えた手紙はやがて空へと舞い上がり、炎のような赤い光はやがて七色へと変わる。その様子はまるで思いが浄化されていくようでもあった。想いは燃え尽きてなどいなかったのだ。

ラストは2人を祝福するかのように白い羽が空を舞う。美しい光景の中、極上の芝居と音楽に胸が満たされ、本編の幕が閉じた。
夜公演が終了した後は、キャストと演出・岡本貴也によるアフタートークが開催された。キャストそれぞれがこの日の感想や見どころを語り、20年近く愛され続けている作品ならではの貴重なエピソードも披露された。

「SOUND THEATRE×夏目友人帳 ~音劇の章 夏霞~」の夜公演の模様は、8月2日(日)23時59分ままでU-NEXTにて独占配信中だ。公演のほか、出演キャスト、スタッフ登壇によるアフタートークや出演キャストによる開演前・終演後のコメント映像も視聴できる。
さらにU-NEXTでは視聴チケット購入者限定で神谷浩史(夏目貴志 役)・井上和彦(ニャンコ先生 / 斑 役)のサイン入りのポスターが3名様に当たるプレゼントキャンペーンも実施しているので、少しでも気になった人はぜひ配信でも楽しんでほしい。
◆配信情報
【配信公演】2026年7月18日(土)[夜公演]18:30開演(配信開始18:00)
【販売期間】8月2日(日)19:00まで
【見逃し配信期間】8月2日(日)23:59まで
【価格】4,400円(税込)
【購入者特典】出演キャストによる生コメント映像
【視聴・購入ページ】https://t.unext.jp/r/natsume_live
※本配信では2026年7月18日(土)18時30分開演の夜公演(アフタートーク含む)の模様をご覧いただけます。
※上記公演概要は予告なく変更となる可能性がございます。

