渋谷慶一郎、最新アルバム『Threshold』を11月発売決定。第1弾シングル「Gate 」を本日配信、12月の東京・大阪ピアノソロ・コンサートツアーのチケットも発売開始

NHKスペシャル「臨界世界 - ON THE EDGE -」書き下ろし楽曲を収録した最新アルバム

アタック・トーキョー株式会社のプレスリリース

アタック・トーキョー株式会社(ATAK)は、音楽家・渋谷慶一郎の最新アルバム『ATAK030 Threshold』を、2026年11月20日(金)にデジタル配信およびCDでリリースします。これに先駆け、本日、第一弾シングル「Gate」の配信を開始しました。また、リリースを記念したピアノソロ・コンサートツアー「POLA presents Keiichiro Shibuya Playing Piano Threshold」を12月に東京・大阪で開催、本日よりチケット発売開始します。

新曲「Gate」配信リンク▶︎ https://linkco.re/egcYGe9T
コンサートチケットはこちら▶︎
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2636621 
e-Plus https://eplus.jp/sf/detail/4575880001

このアルバムは、NHKが放送開始100年を記念するフラッグシップコンテンツとして制作した、NHKスペシャル「臨界世界 - ON THE EDGE -」のために書き下ろされた音楽から生まれました。2025年2月の放送から現在に至るまでドキュメンタリーシリーズとして放送され、第63回ギャラクシー賞報道活動部門優秀賞を受賞。戦争、難民問題、経済危機といった混迷を深める世界各地の生々しい現場に潜入、密着した臨場感溢れる映像と拮抗するような渋谷による音楽は放送直後から大きな反響を呼びました。このアルバムはこうした世界の極限的な現実と、そこに生きる人々を思い作られた音楽を再構成して作られました。

■タイトル『Threshold』に込めた二重の意味

タイトルの『Threshold(スレッショルド)』には、二重の意味が込められています。ひとつは、世界がまさに自らの臨界点に近づいているということ。もうひとつは、音楽のマスタリングで使われる「閾値」という意味で、信号がその値を超えた瞬間から音の圧縮やリミットが働き始め、それ以降すべてが処理されていく。世界はいま「Threshold=閾値」を超えようとしているのか、それともすでに超え、変化が始まっているのか。本作は、その境界を揺れ動く世界を音楽として描き出します。

■現実とフィクションの境界が溶けていく

AIやアンドロイドなど先端テクノロジーを用いた作品で知られる渋谷が、本作ではあえてAIやアルゴリズムから離れ、自ら演奏するピアノとエレクトロニクスに、新たに書き下ろした弦楽合奏を融合。気鋭の弦楽奏者たちによる生演奏を収録し、弦楽器、ピアノ、シンセサイザーの音色が、どこまでが生の演奏でどこからがエレクトロニクスなのか判別できないほど、互いの境界を曖昧にしながら溶け合っていきます。また、渋谷慶一郎は本作について次のように語っています。

「どんなに大きな悲劇や事故、終末もたった一人の個人の経験とその集合に過ぎない。そのことを僕はよく知っている。その境界的、特異的な現実の束に拮抗出来るような強い音楽を作りたいと思った。」

ミックスにはZAK、マスタリングにはロンドンのメトロポリス・スタジオからスチュワート・ホークスを迎え、極めて高解像度で多様な音響世界が展開されています。

■第一弾シングル「Gate」本日配信スタート

アルバムからの先行配信となる第一弾シングル「Gate」を、本日より各種配信サービスにて配信開始しました。

曲名:Gate

アーティスト:渋谷慶一郎

配信開始日:2026年9月24日(木)

URL:https://linkco.re/egcYGe9T

クレジット

作曲、ピアノ、エレクトロニクス:渋谷慶一郎
ミックス:ZAK
マスタリング:Stuart Hawkes (Metropolis Studios)
写真:Claude Gassian
カバーデザイン:田中良治 (Semitransparent Design)

■12月 東京・大阪でのピアノソロ・コンサートツアー
「POLA presents Keiichiro Shibuya Playing Piano Threshold」

本日午前10時より各種プレイガイド、ホール窓口にてチケットを発売しました。

<東京公演>

日時:2026年12月15日(火)開場18:30、開演 19:00
会場:浜離宮朝日ホール
東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社・新館2階

<大阪公演>

日時:2026年12月22日(火)
開場18:30、開演 19:00
会場:ザ・フェニックスホール
大阪府大阪市北区西天満4-15-10 (梅田新道交差点東南角・あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内)

発売日:2026年9月24日(木) 10:00〜

料金:SS席 11,000円、S席 7,700円、A席 5,500円、U-25 3,300円(税込)
チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2636621(Pコード:337-997)

e-plus https://eplus.jp/sf/detail/4575880001
ザ・フェニックスホールチケットセンター(大阪公演)
TEL 06-6363-7999(土日祝を除く平日の10:00-17:00)

クレジット

特別協賛:株式会社ポーラ

協賛(大阪公演):
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール

後援(東京公演):J-WAVE 81.3 FM
主催:アタック・トーキョー株式会社

■最新アルバム『ATAK030 Threshold』概要

最新アルバムの概要を発表しました。11月20日(金)の発売に向け、詳細は随時発表して参ります。

アルバム名:ATAK030 Threshold
アーティスト:渋谷慶一郎

CD発売・配信開始日:2026年11月20日(金)

トラックリスト:

1. Threshold (Piano Solo)

2. Cloud

3. Friction

4. Sorrow

5. Threshold (Strings and Piano)

6. Sign

7. Light

8. One

9. Trace

10. Gate 

11. War

12. Voices

13. Threshold

14. Breath  ※CD/ダウンロード配信限定ボーナストラック

参加演奏家:

渋谷慶一郎(ピアノ、エレクトロニクス)、成田達輝(ヴァイオリン)、石上真由子(ヴァイオリン)、Zydre Ovsiukaite(ヴァイオリン)、中恵菜(ヴィオラ)、上村文乃(チェロ)、小林幸太郎(チェロ)、加藤雄太(コントラバス)

クレジット

作曲:渋谷慶一郎
ミックス:ZAK
マスタリング:Stuart Hawkes (Metropolis Studios)
写真:Claude Gassian
カバーデザイン:田中良治 (Semitransparent Design)

■最新アルバム 『ATAK030 Thresholdについて』 渋谷慶一郎コメント

このアルバムはNHKが放送開始100年を記念して制作したドキュメンタリーのために作った膨大な音楽が元になっている。ドキュメンタリーは「臨界世界」というタイトルで、世界の極限的な場所とそこに生きる人々を追うことで、この終わりに向かいつつある世界の突出点をリアルに描き出していた。
特に印象深かったのはウクライナの女性兵士を追った回で、僕が20年近く前に亡くした妻・マリアがウクライナ系ユダヤ人と日本人のハーフであること、ちょうどその時期に彼女をモデルにしたアンドロイドを自分のオペラのために作ろうとしていたことから、様々にシンクロする気持ちを胸に作曲に取り掛かった。
どんなに大きな悲劇や事故、終末もたった一人の個人の経験とその集合に過ぎない。そのことを僕はよく知っている。その境界的、特異的な現実の束に拮抗出来るような強い音楽を作りたいと思った。
タイトルの『Threshold(スレッショルド)』は閾値(しきい値)や境界、つまりある状態から別の状態へ変化が起こる境目を意味する。
同時に音楽家の僕には音楽の最終的な仕上げであるマスタリングという工程で使う用語としても馴染みが深い。それは「このレベルを超えたら処理が始まる境界値」という意味で、例えば Threshold = −6dBなら、音量が-6dBを超えたところから音の圧縮やリミットが作動する。

世界は今、その境界値を越えようとしている。

いや、既に超えて処理が始まっているのかもしれない。

そして僕はこのアルバムでAIを使っていない。
普段、アンドロイドオペラや様々なプロジェクトではAIやその周辺のテクノロジーを駆使しているが、今回は自分自身で全ての音の選択や音色の組み合わせを決定している。
結果として、自分自身によるピアノとエレクトロニクス、日本を代表する優れた演奏家たちによる生のストリングスを組み合わせた非常にパーソナルなアルバムになった。特に人間の弾くストリングスとシンセサイザーの音色を混ぜることで、その境界をこれまでになく曖昧にすることは徹底してやった。

それは現実と虚構の境界を無化するような、無意識の海を泳ぐような感覚があり、実際に後からトラックリストを見ないと、自分でもどこまでが生かシンセサイザーかわからない曲もあった。

「何が現実かわからない」のではなく、現実も虚構も境界なく混ざり書き換えられていくことで新たな世界が立ち現れ、それもいずれ消えていくだろう。その時間の中で僕たちは生きている。

その奇妙で美しい時間の中で境界を揺れ動くこの音楽を共有出来たら嬉しい。

2026.08.31

渋谷慶一郎

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