株式会社文藝春秋のプレスリリース
筒井康隆、小野正嗣による創作、平野啓一郎×ブレイディみかこによる対談も掲載
株式会社文藝春秋は、本日10月7日、文芸誌『文學界』2026年11月号を発売します。
村上春樹さんによるロング・エッセイ「ブルーズをそっと歌って」は、ビリー・ホリデイを正面から聴き始めるきっかけとなったアルバイト時代の頃から、国分寺時代、そして「風の歌を聴け」に至るまでの、忘れがたい音楽を巡る記憶が描かれます。
創作は、筒井康隆さんによる復讐譚「帰郷」、絲山秋子さん、小野正嗣さん、草間小鳥子さん、沓乃ようさん。特集「作家的散策」では、山崎ナオコーラさんがエディンバラ国際ブックフェスティバルに、万城目学さんが三鷹で太宰治の足跡を辿りに、戌井昭人さんは横須賀をかけめぐり、仁科斂さんは光州ビエンナーレへ、そして櫻木みわさんは台風の奄美大島へ……。
11月号もぜひお楽しみください!

<創作>
筒井康隆 帰郷
人気作家となり二十年ぶりに里帰りした「おれ」を銃声が襲う。破格の復讐譚!
絲山秋子 お忘れ帳と泉の記憶(神と古代人 3)
小野正嗣 雪の浜
草間小鳥子 八月のさざめき
沓乃よう 指先まで雨が降っている
<対談>
平野啓一郎×ブレイディみかこ 複雑過ぎる世界で政治はどうあるべきか
アメリカとイギリス、激動する国家に暮らす両者の目が捉えた、この世界の〝最前線〟
<インタビュー>
バリー・ユアグロー 現実とオーバーラップする米国のユーモア(取材・構成 新元良一)
<エッセイ>
新元良一 ユーモアがもたらす連帯感
<特集>作家的散策
山崎ナオコーラ エディンバラ国際ブックフェスティバル・レポート
万城目学 太宰交歓
戌井昭人 わが町ではない横須賀
仁科斂 弾痕からアートになる
櫻木みわ 私はそこにたどりつきたい――奄美群島、その一部
<レビュー>
嶋津輝 「覗き見」の愉しみ
<ヘミングウェイ『日はまた昇る』刊行百年>
批評 菅井大地 癒えない傷を抱えて生きる方法 ――『日はまた昇る』のダメな人たち
<ロング・エッセイ>
村上春樹 ブルーズをそっと歌って
音楽を聴くときの「メートル原器」となる、ビリー・ホリデイの歌をめぐる二十代の記憶
<今月のエッセイ>
小島和男 この生まれてこないほうが良かった世界の詩趣
松田いりの お祈りと歯
<漫画>
ひうち棚 じんせい
<詩歌>
田村穂隆 翅の模様
<連載>
下西風澄 計算(アルゴリズム)と霊性(スピリチュアリティ) 第5回
コナリミサト 酩酊クラフト 第6回
大澤真幸 AIと人間 第8回
三好愛 そもそもすむすむ 第10回
上田岳弘 美しい人 第11回
斧屋 不完全なものにとってのparfait 第13回
渡辺祐真 世界文学の大冒険 第19回
鈴木涼美 小さなひと 第22回
東畑開人 贅沢な悩み 第27回
王谷晶 鑑賞する動物 第47回
松浦寿輝 遊歩遊心 第86回
武内佳代 小澤裕之 新人小説月評
<文學界図書室>
川上弘美『スナックふたり』(スズキナオ)
鈴木結生『人にはどれほどの本がいるか』(山本貴光)
永井玲衣『せんそうって』(竹内万里子)
表紙画=守山友一朗
「Bouquet in Rose Room」
/2022, Oil on canvas,72.7×53cm
©︎Yuichiro Moriyama
詩歌・目次写真=深野未季
詩歌・目次デザイン=佐野久美子
アートディレクション=中川真吾
©︎ BUNGEISHUNJU LTD. 2026
◆書誌情報
書 名:『文學界』2026年11月号
発売日:2026年10月7日(水)
判 型:A5判
定価・価格:紙版:1200円(税込) 電子版:1,100円(税込)

