兄弟ギターロックデュオ・GoodMoonの新曲「アリとキリギリス」のミュージックビデオが、2023年4月25日（火）に公開された。
MVは、約半世紀の歴史に幕を閉じるGoodMoonの母校「旧神功小学校」で撮影。取り壊し前の同校を舞台に、GoodMoonのふたりが幼少期を過ごし、初めてギターを手にした思い入れのある小学校の姿が人々の記憶に残り続けるようにとの思いが込められている。
同MVの監督・カメラ・編集を担当したのは、AB10の映像ディレクター・成東匡祐。振り付けはコレオグラファー・NORIがプロデュースし、ダンサーとして「N’ism」のAiriとkokoroが出演している。
新曲「アリとキリギリス」
GoodMoonは、KimitaroとTomojiroからなる兄弟ギターロックデュオ。世界を舞台にライブ活動を展開するだけでなく、JR東北「いくぜ、東北」の10周年記念CMや短編映画「ROADING…」に音楽提供するなど、幅広く活動するアーティストだ。
シングル3枚目となる今回の新曲は、Kimitaroがふと奏でたリズミカルなイントロにインスピレーションを受けたTomojiroが、「アリとキリギリス」と名付けたことからはじまった。童話にもある「アリとキリギリス」という言葉を元に、Kimitaroが学生時代の親友と袂を分かつことになってしまった奈良での過去に思いを寄せながら歌詞を制作。兄弟の感性と過去の記憶が重なり合って完成した1曲になっている。
Youtube ：https://youtu.be/byC9zPQv5Bs
サブスク ：https://linkco.re/SE42ZVV1
CD版 ：https://tarojiro.theshop.jp/items/73809572
〜以下プレスリリースより抜粋〜
MVの3つのみどころ
①ロケ地として母校の姿を残す
MVロケ地となったのは、兄弟の音楽活動の原点である母校「旧神功小学校（旧名：奈良市立神功小学校）」。1980年に創立した旧神功小学校は今年、児童数の減少と近隣小学校との吸収合併を理由に取り壊しが決定しており、3月25～26日には卒業生らによるイベントが催されるなど地元の人々に愛されてきた場所です。MVには、ふたりが幼少期を過ごし、初めてギターを手にした思い入れのある小学校の姿が人々の記憶に残り続けるようにとの思いが込められています。
②虫味・不気味・美し味の“虫ダンス”
「アリとキリギリス」という曲名の通り、虫を連想させる奇怪でアクロバティックな動きの“虫ダンス”をコレオグラファー・NORI氏に振り付けていただきました。虫味、不気味、美し味の3つの要素を兼ね備えた振り付けを、ダンス世界大会「World Of Dance championship 」in USA2019と2022で史上初の2連覇に輝いたNORI氏率いるダンス集団「N’ism」のダンサー・Airiとkokoroが踊ることで、アリとキリギリスの世界観をより魅力的に仕立てています。
③なくなってしまう場所で、“はじまり”を描く
成東監督はMV公開にあたりコメントを寄せています。
「ふたりから制作エピソードを聞いた時に、曲名である“アリとキリギリス”という2つの全く異なるキャラクターを通じて、僕たちの心の中にある対照的な心情と、それらが共鳴して生まれる“はじまり”について描きたいなと思いました。撮影当日は奇跡的に校庭の桜が満開になっていて、なくなってしまうこの場所が、描こうとしていた“はじまり”を後押ししてくれているようで何だかとても不思議でした。GoodMoonさんをはじめ、多くの方の思い出や記憶が一つになったこのMVをぜひ楽しんだいただければ幸いです。」
校庭の桜の前での撮影現場
体育館での撮影現場
（写真左から／Tomojiro、kokoro、Airi、Kimitaro）
