大分県日田市大山町恒例のイベント「第41回日田おおやま梅まつり」開催

一般社団法人日田市観光協会のプレスリリース

■概要
「大山まつり実行委員会」は、「第41回日田おおやま梅まつり」を2月14日から3月14日までの期間で開催します。おおくぼ台梅園やふるや台梅園を中心に約1万本の梅の花が見頃を迎え、山全体が白や淡いピンク色に染まり、梅の里おおやまの早春が満喫できます。また、期間中はおおくぼ台梅園等にてイベントを開催します。
尚、大分県日田市大山町が「梅の里」となったルーツについては、後述「■背景【梅栗うえてハワイへ行こう!を合言葉に ~梅まつりのルーツを辿って~】をご覧ください。
(一社)日田市観光協会は、開催期間中、本実行委員会に対し、情報発信や、各種イベントお問い合わせに関する案内等の後援を行います。
■内容
【開催期間】令和3年2月14日(日)~3月14日(日)

・おおくぼ台梅園イベント
日時:2月28日(日) 10:00~10:30
内容:豊作祈願祭 ※関係者のみで開催。

・おおやま夢工房協力イベント
【梅酒蔵おおやまでのイベント】
(1)日時:2月14 日(日)~3月14 日(日) 9:00~
内容:盆梅展示・第40回梅まつりフォトコンテスト作品展示
(2)日時:2月27日(土)、28日(日) 10:00~
内容:振る舞い梅酒・甘酒・梅昆布茶
【奥日田温泉うめひびきでのイベント】
(1)日時:2月14日(日)~3月14日(日) 11:00~
内容:梅の花展示
【道の駅 水辺の郷おおやまでのイベント】
(1)日時:2月14日(日)~3月14日(日) 9:30~
内容:店内梅造花飾り
(2)日時:2月27日(土)、28日(日) 10:00~
内容:お汁粉振る舞い
(3)日時:3月6日(土)、7日(日) 10:00~
内容:完熟梅甘酒振る舞い
(4)日時:3月13日(土)、14日(日) 10:00~
内容:梅干しあんぱんプレゼント(1日100 個限定)

・独立行政法人 水資源機構 大山ダム管理所イベント
日時:2月14日(日)~3月14日(日)の土日のみ 日没後~21:00
内容:ウォール大山ライトアップナイト(大山ダム堤体)

【主催】大山まつり実行委員会(事務局/日田市大山振興局)

【注意事項】
交通誘導員の指示に従ってご来場いただき、「梅酒蔵おおやま」前の駐車場に駐車をお願いします。

【問合せ】 大山振興局 産業建設係 担当:南 (電話)0973-52-3101

■背景
【梅栗うえてハワイへ行こう!を合言葉に ~梅まつりのルーツを辿って~】
大山町が「梅の里」と言われ始めたのは、50年以上前の昭和36年。「梅栗植えてハワイに行こう!」というキャッチフレーズのもと、大山町で゛農業革命゛ともいうべき運動が起こりました。その運動とは、里山である大山ではもともと不利だった田や畑などの「耕地農業」から、梅や栗などの「果樹農業」への転換をはかるというもの。革命を起こすまでには、なぜ梅なのか、収益性や軽労働、少量多品目、希少価値販売など・・・「大山の農業を変えよう!」という考え方は当時から、芯のあるものになっていきました。
もちろん最初は、水田を果樹園に変える運動に農家は抵抗を見せました。そこで農家の意識を変えるために矛先をまず「若者」に向け、若者層の意識改革から始めたのです。その意識改革のきっかけとなったのが「梅栗うえてハワイに行こう!」という合言葉。
この合言葉が若者の心をとらえました。当時、日本から海外へと自由に行き来が出来るという風潮が漂っていた世の中で、トリスウイスキ―の爆発的ヒットを呼んだキャッチコピーである「ウイスキーを飲んでHAWAIIへ行こう!」という言葉があるほどに、ハワイは若者の消費意欲をかき立てるものになっていたのです。「桃栗うえてハワイへ行こう!」。そのコピーの一部をもじった大山の合言葉が、若者が父を、そして祖父を説得する中で梅や栗の植栽運動として巻き込んでいったのです!
そんな運動が広まっていく中で当時、沢山の梅を使った梅酒は「青いダイヤ」と呼ばれるほどに売れ、町民の労働意欲にどんどん磨きがかかるばかり。そしてとうとう、パスポート所持率が日本一になるほどになりました。
農業革命が始まり20年。名実ともに九州有数の梅生産地となり、「大山イコール梅」というブランドを大切にしようと「日田おおやま梅まつり」が始まったのでした。このお祭りは、梅豊作の儀式であり、梅という誇りのアピールであり、外との交流・連携・協働の願いが込められた「大山の宝物」として、40年もの間、受け継がれてきたのです。

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