緊急事態宣言下、会わずに生まれた平均年齢27歳のオンライン創作集団「劇団ノーミーツ」2021年4月9日に1周年

劇団ノーミーツのプレスリリース

「NO密で濃密なひとときを」をテーマに、オンライン演劇を主軸に活動するオンライン劇団「劇団ノーミーツ」は4月9日(金)、一周年を迎えました。

一度目の緊急事態宣言直後に結成し、30の短編作品と3回の単独長編作品(門外不出モラトリアム、むこうのくに、それでも笑えれば)を生み出すほか、サンリオピューロランドやHKT48などとのコラボプロジェクト、思うように青春を過ごせなかった学生たちと作り上げた「全国学生オンライン演劇祭」などさまざまなエンターテインメントをオンライン上で作り続けてきました。1年間で50人以上のスタッフと100人以上の出演者、2万8000人以上の観客の皆様が劇団ノーミーツに関わっていただき、緊急事態宣言で会えない中でもこんなに濃密なひとときを過ごせるのかと驚いています。2年目を迎える今、3人の主宰からはじまり24人まで増えた劇団ノーミーツメンバー全員を知っていただくべく「劇団ノーミーツの一年目」をテーマに自己紹介を兼ねたnoteと一年目の劇団ノーミーツを振り返るnoteも公開しました。2年目の劇団ノーミーツも、さらなるオンラインを軸に新しいエンターテインメントの形を模索していきます。

 

「劇団ノーミーツの一年目」
https://note.com/gekidan_nomeets/n/n453af768c949

「劇団ノーミーツ、劇団員24人全員のnote」
https://note.com/gekidan_nomeets/n/nc88bbc7786b1

■緊急事態宣言から1年間、オンラインで活動し続けた創作集団「劇団ノーミーツ」
劇団ノーミーツは、脚本家、演出家、舞台監督、俳優、プロデューサー、コピーライター、PRパーソン、テクニカルディレクター、デザインエンジニア、ハードウェアエンジニア、映像作家などオンラインでの創作に特化したチームで、平均年齢27歳とまだまだこれからの若手創作集団です。「こんな状況だけど、なにか演劇でできることはないか」と主宰の広屋佑規、小御門優一郎、林健太郎が3人で緊急事態宣言下にオンラインで集まり、4月9日に結成しました。最初の短編作品『ZOOM飲み会してたら怪奇現象起きた… 』は2日で18万4000万回再生を突破したことを皮切りに週2本ほど作品を投稿し続け、5月23日には旗揚げ公演『門外不出モラトリアム』を上演しました。有料チケット制の公演にも関わらず、再上演とあわせた3日間5公演で5,000人を動員しました。

 

7月に行った第2回公演『むこうのくに』では、「Zoomを超える」ことを目指し、新たなソフトウェアを使った画面づくりやロボットアームによる演出にチャレンジし、6日間10公演で7000人を動員しました。9月14日にはいつかまた会える日が来た時に一緒に新しい挑戦をする日に向けて、エンタメファクトリー「株式会社Meets」を立ち上げました。そのほか、ピューロランドやHKT48をはじめとするさまざまな企業やエンタメチームの方々とコラボレーションして公演やプロジェクトを行うほか、「今年は文化祭も中止になってしまいました…」というある学生から届いたメッセージをきっかけに全国の学生を対象にした『全国学生オンライン演劇祭』を開催。60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSクリエイティブイノベーション部門ACCゴールド、文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞などさまざまな賞をいただき、多くの方々から称賛の声をいただきました。

 

 
■数字で見る1年間の劇団ノーミーツ
【短編作品】
・1年間で30の短編(140秒)作品/総再生回数:3,000万回超え
【長編作品】
・1年間で3回の単独長編公演(門外不出モラトリアム、むこうのくに、それでも笑えれば)
・サンリオピューロランドとのコラボ長編公演「VIVA LA VALENTINE」
・HKT48とのコラボプロジェクト「HKT48、劇団はじめます。」
・公演での総動員数は2万8,000人超え(チケット平均価格:2,800円)
【大会】
・「全国学生オンライン演劇祭」主催
【出演/スタッフ】
・総出演役者:100人以上
・総スタッフ数:50人以上
【受賞】
・2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS クリエイティブイノベーション部門 ゴールド
・第24回文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門 優秀賞
・第26回AMDアワード年間コンテンツ賞 優秀賞
・第65回岸田國士戯曲賞 ノミネート(それでも笑えれば/小御門優一郎)

 
■主宰メンバーのコメント
【広屋佑規/企画・プロデュース】

“NO密で濃密なひとときを”をテーマにコロナ禍で旗揚げした劇団ノーミーツも1週年を迎えました。試行錯誤の中でたどり着いた”オンライン演劇”という形は、この1年間で2万8千人以上の方に自宅から観劇頂くことができました。諦めることなく前を向き、無邪気に歩みを進めれば道は開けると、強く感じる日々です。リモートである必然がなくなってしまった2年目も、オンラインでの可能性、更にはその時代にあった新たなエンターテイメントを「物語」と「技術」の力で生み出していきたいと思います。新作をどうぞ、ご期待ください!

 
【小御門優一郎/脚本・演出】

劇団ノーミーツ、旗揚げから1年が経ちました。この1年間で見つけたのは、たとえこれまでの常識が一切通用しなくなってしまった環境であっても、業界や年齢を超えて、志を同じくした仲間たちと力を合わせることさえできれば未開拓の場所にだって「物語」を打ち立てることができるという、ささやかながら確かな希望でした。2年目を迎えた2021年も、旗揚げから主戦場としてきた「オンライン」も超えていくつもりで、まだ見ぬ「物語」の創出に邁進していきたいと思います。

 
【林健太郎/企画・プロデュース】

1年前。2020年4月に緊急事態宣言が起きた時、劇場で勤務をしながら映画を制作していた私は、趣味から仕事まで全てが止まりました。その中で、自宅だからこそ出来る創作を目指して立ち上がったのが劇団ノーミーツです。そこから、あれよあれよと1年が経ちました。やっとスタートラインに立った感覚があります。平均年齢27歳。24人。これからも変わらず一歩ずつ、前のめりに進みます。業界と常識、仕事と趣味、全部まとめてエンターテイメントで越境したい。2年目もよろしくお願いします!

 

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