《マーベル・コミック原作の映画》テレビ視聴分析!過去55作品から分析した傾向は?

CCC マーケティングカンパニーのプレスリリース

記事URL:https://soreyuke.tv/post-23167/ 

2020年は、コロナ禍によりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画の公開が全て延期となりました。

マーベルファンやアメコミファン、映画ファンにとって2020年は寂しい年でしたが、2021年は待望のMCUフェーズ4が始動しました。コロナ禍によりまだ劇場でマーベル作品が楽しめない中、マーベル・シネマティック・ユニバースは動画配信サービスでの盛り上がりをみせています。

このたび、CCCマーケティング(株)が運営する「ソレユケテレビ探偵団」では、マーベル・コミック原作の過去の映画を対象に、テレビ視聴分析を行いました。

テレビで放送された映画がどんな人にみられていたのか?視聴者にはどんな特徴があるのか?
マーベル関連映画のテレビ視聴分析を見てみましょう。

《目次》
・対象のマーベル関連映画は、過去作品をほぼ網羅した55作品から分析!
・マーベル関連映画のテレビ視聴者が見ている番組ランキング
・性年代の傾向
・趣味・嗜好の傾向

 

  • 地上波/BS/スカパーから分析。対象のマーベル関連映画は、過去作品をほぼ網羅した55作品から分析!

分析対象の作品は、MCUフェーズ1〜3までの「インフィニティ・サーガ」全23作品を網羅しています。
MCUがはじまった『アイアンマン』や、『キャプテン・アメリカ』、『マイティ・ソー』のビッグ3、続編が制作中の『ドクター・ストレンジ』、『ブラックパンサー』、『キャプテン・マーベル』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アントマン』など。
また、地上波で放映された『アベンジャーズ』、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のほか、まだ地上波では登場していない『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、BS/スカパー視聴を対象にピックアップいたしました。

日本でも大人気の『スパイダーマン』は、トム・ホランドが演じるMCU版スパイダーマンから、トビー・マグワイアが演じるサム・ライミ監督版のスパイダーマンと、アンドリュー・ガーフィールドが演じたリブート版『アメイジング・スパイダーマン』も対象にし、スパイディは全てを網羅しています。
今後のMCUシリーズへの合流が期待されている、20世紀フォックス時代の『X-MEN』全シリーズや、はちゃめちゃ無責任ヒーローの『デッドプール』も対象です。
そのほか、SPUMC作品の『ヴェノム』や、MCU以前に公開された、『ハルク』、『ブレイド』、『ゴーストライダー』など。
マーベル・コミック原作映画をほぼ網羅した、55作品を分析対象としています。

分析対象作品(〇がついた作品が分析対象)

・地上波は2016年以降の放送番組をすべて網羅。BS/スカパーは〇がついてない場合でも放送があった場合あり。
・エリア:関東、視聴方法:ライブ視聴+録画視聴、対象期間:2016年1月〜2021年2月までの放送番組からピックアップ
・地上波 放送局:日本テレビ/テレビ朝日/フジテレビ/テレビ東京/TOKYO MX/tvk/群馬テレビ
・BS 放送局:NHKBSプレミアム/BS朝日/BSテレ東/BSフジ/WOWOWプライム/WOWOWライブ/WOWOWシネマ/スターチャンネル1/スターチャンネル2/スターチャンネル3/BSイレブン/BSトゥエルビ/シネフィルWOWOW/Dlife/BS朝日4K/BSテレ東4K/BSフジ4K
・スカパー 放送局:WOWOWプライム/WOWOWライブ/WOWOWシネマ/FOXムービー/スターチャンネル1/スターチャンネル2/スターチャンネル3/シネフィルWOWOWプラス/ザ・シネマ/ムービープラス/ディズニーXD

 

  • マーベル関連映画のテレビ視聴者が見ている番組ランキング

まず、マーベル・コミック原作の映画をテレビ視聴した人の、番組ランキングを見てみましょう。
マーベル関連映画をテレビで見た視聴者は、普段どんな番組を見ている?やはり映画が多い?

地上波/BS/スカパー、それぞれのチャンネルで対象作品を見た人をセグメントし、直近の2021年2月の4週で関東エリアを対象とし、地上波の番組ランキングを分析しました。
分析の結果、それぞれのセグメントで、よく見られている番組に、異なる傾向や特徴があることがわかりました。

・エリア:関東
・対象期間:2021年02月01日(月)〜2021年02月28日(日)
・放送局:NHK総合、NHKEテレ、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビ、テレビ東京
・対象番組:関東全体の視聴率で0.1%以上の番組。15分未満の番組は除く。
・視聴方法:ライブ視聴+録画視聴

番組ランキング|地上波のマーベル関連映画・視聴者

※リフト値:関東全体と比較して何倍その番組を見ていたのかを表しています。

◆ 傾向・特徴|地上波のマーベル関連映画・視聴者

金曜ロードSHOW!の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」や、「カイジ ファイナルゲーム」がランクインしているのは映画好きが多いと想像すると納得の分析結果です。
また、意外にも、「ワンピース」が上位にランクインいたしました。そのほか、「呪術廻戦」や「約束のネバーランド」、「半妖の夜叉姫」などのアニメ番組がたくさんランクインしており、地上波でマーベル関連映画を見る視聴者は、アニメ好きが多い傾向だとわかりました。
次に、BS視聴者セグメントの番組ランキングを見てみましょう。

番組ランキング|BSのマーベル関連映画・視聴者

※リフト値:関東全体と比較して何倍その番組を見ていたのかを表しています。

 

 

◆ 傾向・特徴|BSのマーベル関連映画・視聴者

BS視聴者セグメントで、1位はなんと! 「タモリ倶楽部」がランクイン。
2021年2月26日(金)放送のタモリ倶楽部の内容は、「タモリ電車クラブ」持込み企画でした。
BSでマーベル関連映画を見た視聴者は、タモリ倶楽部の番組ファンや、鉄道/電車好き、また空耳アワーファンが多いのかもしれません。

また、興味深いのは、「サラメシ」や「チコちゃんに叱られる!」、連続テレビ小説「おちょやん」などの、NHKの番組が多くランクインしていることです。
地上波の視聴者セグメントでランクインしているアニメ番組は、BS視聴者セグメントではランクインしておらず、異なる傾向がわかりました。

続いて、スカパー視聴者セグメントの番組ランキングを見てみましょう。

番組ランキング|スカパーのマーベル関連映画・視聴者

※リフト値:関東全体と比較して何倍その番組を見ていたのかを表しています。

 

  

◆ 傾向・特徴|スカパーのマーベル関連映画・視聴者

スカパー視聴者セグメントで上位TOP3にランクインしたのは、学園コミックを実写ドラマ化した、NHK総合「ここは今から倫理です。」。こちらも、地上波/BS視聴者セグメントとは全く異なる傾向になりました。
またスカパー視聴者セグメントで異なる傾向は、香取慎吾さん主演のテレビ東京「アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜」や、NHK総合「あさイチ」が多くランクインしています。
そのほか、地上波/BS視聴者セグメントでもランクインしている金曜ロードSHOW!の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」や、「タモリ倶楽部」、「チコちゃんに叱られる!」などもランクインしています。

地上波/BS/スカパーの3つの視聴者セグメントで比較すると、傾向が全く異なることがわかりました。
 

  • 性年代の傾向は?地上波/BS/スカパー視聴者で異なる傾向に。

次に、マーベル・コミック原作の映画をテレビ視聴した人の性年代を、関東全体と地上波/BS/スカパー視聴者のセグメントで比較して見てみましょう。

 

 

性年代の傾向や特徴

◆ 関東全体と比べた、『地上波のマーベル関連映画・視聴者』
・男女比:関東全体に比べて大きな構成比の変化はありません。
・性年代:男性15〜24歳、男性45〜59歳、女性15〜19歳、女性35-49歳は、関東全体に比べて微増ですが大きな変化はありません。

◆ 関東全体と比べた、『BSのマーベル関連映画・視聴者』
・男女比:関東全体に比べて、男性の比率は、+5.7%増加しています。
・性年代:男性50歳以上、女性55〜64歳は、関東全体に比べて突出しており、約7-9%ほどの割合へ増加。また男女ともに25〜49歳の視聴者の比率は関東全体に比べて減る傾向です。

◆ 関東全体と比べた、『スカパーのマーベル関連映画・視聴者』
・男女比:関東全体に比べて、男性の比率は、+7.6%増加しています。
・性年代:男性50歳以上、女性55〜64歳が突出しており、約7-10%ほどの割合へ増加。また男女ともに25〜44歳の視聴者の比率は関東全体に比べて減る傾向です。

地上波のマーベル関連映画・視聴者は、関東全体に比べて、大きな変化はなかった一方で、BS/スカパー視聴者では、関東全体/地上波に比べて、突出した傾向が見えてきました。

性別の構成比では、関東全体/地上波に比べて、BS/スカパー視聴者セグメントは、男性の比率が高くなる傾向がわかりました。
また性年代では、BS/スカパー視聴者セグメントは、50歳以上の視聴者の比率が増加する傾向にあることがわかります。
 

  • 趣味・嗜好の傾向は?やはり映画好きが多い?

続いて、マーベル・コミック原作の映画をテレビ視聴した人の、趣味・嗜好を見てみましょう。
映画好きが多いと予想しますが、意外な結果となりました。

・エリア:関東
・視聴方法:ライブ視聴+録画視聴
・対象期間 / 対象番組:2016年1月〜2021年2月までのマーベル関連映画の放送番組からピックアップ

趣味・嗜好|地上波のマーベル関連映画・視聴者

 
趣味・嗜好|BSのマーベル関連映画・視聴者

 

趣味・嗜好|スカパーのマーベル関連映画・視聴者

◆ 趣味・嗜好の傾向・特徴
「映画鑑賞・DVD鑑賞」や「テレビ鑑賞」が上位にランクインしているのは納得ですが、地上波/BS視聴者セグメントの1位には「釣り」がランクイン!
マーベル映画が好きな視聴者は、釣りが趣味の方が多い傾向にあるのかもしれません。
また、BS視聴者セグメントで特徴的なのは、「スポーツ観戦」や「スポーツ」が上位にランクイン。スポーツ好きが多い傾向にあるのかもしれません。

そして、スカパー視聴者セグメントは、「美術・アート」、「海外旅行」、「読書」がTOP3にランクイン。スカパーでは、地上波/BSセグメントと全く異なる傾向となり、おしゃれや流行に敏感な視聴者や旅行が好きな人が多い傾向にあるかもしれません。
また、「読書」がランクインしているのは、マーベルコミックを買って読んでいる視聴者もいるかもしれませんね。
 

  • まだまだマーベル作品のTV視聴データを分析したら分かることがありそう!

以上、マーベル・コミック原作映画のテレビ視聴分析をお届けいたしました。
地上波/BS/スカパー視聴者で、異なる傾向や特徴が明らかになり、興味深い結果がたくさんありました。

コロナ禍の影響で新作映画を劇場で見られる機会が減っており、代わりにテレビでの映画視聴や、動画配信サービスで映画を楽しむ機会が多くなっています。
マーベルファンや映画ファンのみなさんにとっては、劇場でまた新作映画を楽しめる日がくることを願うばかりなのではないでしょうか。

ソレユケテレビ探偵団では、TV視聴分析の記事のほか、今後のマーベル関連作品の映画・動画配信のラインナップを、おさらいで掲載していますので、ぜひ記事ページにアクセスを!

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  • ソレユケ テレビ探偵団とは?

 

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