約3年ぶりのオリジナルアルバム『スターシャンク』を引っさげた全国ツアーから、東京国際フォーラム ホールAでの公演をWOWOWで2月16日(日)独占放送!

株式会社WOWOWのプレスリリース

https://www.wowow.co.jp/cocco/

 1997年にデビューして以来、豊かな表現力と高い歌唱力、独自の世界観で幅広い層から支持され続けているアーティスト、Cocco。昨年10月におよそ3年ぶりとなるオリジナルアルバム『スターシャンク』をリリースし、宮城・愛知・東京・大阪・広島・福岡を回る全国ツアー「Cocco Live Tour 2019 “Star Shank”」を12月に開催した。
 12月13日、ツアー3公演目となった東京国際フォーラム ホールA。波の音が流れる中、バンドメンバーに続いてCoccoがステージに現れると会場から大きな拍手が起こった。ところが、オープニングナンバー「くちづけ」をCoccoが歌い始めると一転、観客は静まりかえり、その歌声に引き込まれていた。続いてニューアルバムに収録されている曲「花爛」を披露し、緊迫感のある雰囲気を作り上げていく。代表曲の一つである「強く儚い者たち」へと流れ込むと、それまでとは対照的に明るい世界へ開けたような開放感が満ち溢れていた。

 続いて、アコースティック編成で「Being Young」を優しい歌声で聴かせてくれた。白い衣装をヒラヒラと舞わせるように踊り、とても楽しそうなCoccoの姿が見られる。そして「あっちゃん(Coccoの愛称)の“あ”は『アイドル』の“あ”」と自分に言い聞かせるように言い、アップテンポな「スティンガーZ」をハジけるように熱唱。そのあとの「夕月」では伸びやかな歌声で心地良さを与えてくれた。

 前半だけを振り返っても、重くシリアスなものから太陽の光のように明るく暖かなものまで曲ごとに色々な世界を見せてくれている。大掛かりなセットを使っているわけではないが、青や赤など、楽曲を象徴するカラーをフィーチャーしたライティングと初期からCoccoのサウンドを作り上げてきた根岸孝旨(ベース)と長田進(ギター)をはじめ、藤田顕(ギター)、椎野恭一(ドラム)、渡辺シュンスケ(キーボード)というCoccoのことを熟知しているバンドメンバーによる演奏が、しっかりと歌をサポートし、その個性を際立たせてくれているのがわかる。
 「極悪マーチ」からの中盤でも低音が響く「Come To Me」、テンポ感のいい「音速パンチ」など、曲によって変幻自在に表現を変えて楽しませてくれた。
 「今日はシュンスケがメンバー紹介をします」と振られた渡辺がメンバー紹介をし、後半戦に突入。ビートの効いた「願い叶えば」で見事なバンドアンサンブルを聴かせたと思えば、そのあとの「Raining」では長田のアコギの演奏だけで歌い始めるなど、その緩急もライブをよりドラマティックに感じさせた。

 「今日もありがと。いつもありがと」とファンへの感謝の言葉を口にして、「お互いに寄り道をしたり立ち止まったりしながらも、一歩進んだ時にまたここで会いたい」という気持ちを伝えた。
 そして最後は『スターシャンク』の中から「フリンジ」と「海辺に咲くばらのお話」を聴かせてライブは終了。
 デビュー当時のひりつくような危うさをたたえたスタイルとは一線を画し、ポップエッセンスもちりばめられたアルバム『スターシャンク』。楽曲のバリエーションが増え、多彩な表情を見せてくれるが、“Coccoならでは”の本質的なものは変わっていないことを、このライブから感じた。
 この公演の模様は、2月16日(日)夜8時からWOWOWで放送される。観る人の心を震わせる、唯一無二の歌声をぜひ体感してもらいたい。

Photo by Shidu MURAI

【WOWOW番組情報】
Cocco Live Tour 2019 “Star Shank”
2月16日(日)夜8:00 [WOWOWライブ]

【番組特設サイト】
https://www.wowow.co.jp/cocco/
ライブダイジェスト映像公開中!

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