ナガサキの悲劇を音楽と朗読で紡ぐ日  2021年11月22日(月)開催  ピーター・タウンゼントが遺した「平和の教科書」

一般社団法人ナガサキの郵便配達制作プロジェクトのプレスリリース

一般社団ナガサキの郵便配達制作プロジェクトは、2021年11月22日(月)日比谷図書文化館日比谷コンベンションホールにて、核兵器のない恒久平和への想いを音楽と朗読で繋いで行くイベントを開催いたします。

音楽と、朗読と、言葉で紡ぐ、ピーター・タウンゼントの平和への想い。
Together with Peter Townsend for Peace.

音楽と、朗読と、言葉で紡ぐ、ピーター・タウンゼントの平和への想い。

●日時:11月22日(月) 17:00 開場 18:00 開演 21:00 終演予定

●会場:日比谷図書文化館日比谷コンベンションホール
    〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-4

●入場料:3,000円(税込)*当日受付にて精算、入場者全員に書籍「ナガサキの郵便配達」プレゼント
【電話予約】  03-6821-7702 (火~土 11:30~18:00)
【メール予約】 info@espacebiblio.superstudio.co.jp
件名に「11.22 ピーター・タウンゼント 希望」とご明記の上、お名前、電話番号、参加人数をお知らせください。

●オンライン配信:1,500円
11月27日(土) 21:00より ツイキャス プレミアム配信
2021.11.22日比谷コンベンションホールにて開催される当イベントの模様を録画・編集しツイキャスにてプレミアム配信致します。
https://twitcasting.tv/c:espacebiblio/shopcart/108870

●主催:一般社団法人ナガサキの郵便配達制作プロジェクト https://www.tponp.com
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7-10 YK駿河台ビルB1F

●共催:文化庁AFF

●出演者
イザベル・タウンゼント(在フランス 女優)*オンラインでの出演
松田洋治(俳優/声優)
佐藤洋平(ギタリスト/絵本作家)*音楽監督
ナガサキの郵便配達オーケストラ
*植村理一(東京藝術大学音楽学部講師、藝大フィルハーモニア管弦楽団ヴィオリスト)
*宮川正雪(東京フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者) 他
堀武昭(作家/人類学者/文学博士)

【公演内容】
Part.1
演奏:ナガサキの郵便配達 組曲とナガサキの郵便配達 朗読による公演

1stヴァイオリン宮川正雪 2ndヴァイオリン菊島健児 ヴィオラ植村理一
チェロ中村美佳 コントラバス熊野啓太郎 ピアノ春日摩子
クラシックギター佐藤洋平

[演奏プログラム] ・ナガサキの郵便配達 組曲/作曲 佐藤 洋平
第一楽章 耳鳴り
第二楽章 浮かび滲む光
第三楽章 mark 3 Fat Man
第四楽章 背中の赤い少年

・八月の栞/作曲 佐藤洋平

・ナガサキの郵便配達 抜粋 朗読:松田洋治

異なるジャンルである音楽/朗読の文化芸術を組み合わせ、キャリア豊富な俳優で声優の松田洋治さんや東京藝術大学管弦楽研究部講師のヴィオラ奏者 植村理一さんや東京フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者 宮川正雪さんのベテランとクラシックギタリストであり絵本作家でもある新進気鋭の芸術家 佐藤洋平さんを主要の役割に起用し、今まで成し得なかった文化芸術のイノベーションを図る公演です。
*朗読+音楽共に世界初演 また、オンライン同時配信を試み、コロナ禍でも様々な方々に届けます。

撮影:高間賢治(撮影監督)/齋藤芳太郎 他

■松田洋治(俳優/声優)

松田洋治(俳優/声優)

5歳でテレビ「母の鈴」でデビューして子役として活躍し、映画「どんぐりっこ」、テレビ「家族ゲーム」「おしん」「深夜にようこそ」等多数作品がある。85年に、「ブライトンビーチ回顧録」(ニール・サイモン作)で本格的舞台デビューを果たし、「テンペスト」「ロミオとジュリエット」「夏の夜の夢」「トーチソングトリロジー」「人間合格」「ひかりごけ」「秘密の花園」「藪原検校」等々と舞台評価も高い。名子役から難しい年齢を経て大人の俳優へと着実に進み、映画「ドグラマグラ」「はるかノスタルジィ」でも個性的な演技を見せてくれた。
又、「風の谷のナウシカ」(アスベル役)、「もののけ姫」(アシタカ役)、「タイタニック」「ザ・ビーチ」のレオナルド・ディカプリオの吹き替えや、最近では、NHK韓国ドラマ「春のワルツ」(ユン・ソクホ監督)で主人公ユン・チェハ役の吹き替えなど、声でも活躍をしている。

■植村理一(東京藝術大学管弦楽研究部講師 イオスカルテット ヴィオリスト)
1965年米国ニューヨーク州、シラキュース市生まれ。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校卒業、同大学入学。在学中に、Gee国際奨学金コンクールに優勝、米国シンシナティー州立大学音楽院に留学。数々のオーナーズ賞を受賞。1991年マーシャル賞を得て首席卒業。1993年同大学演奏家コース終了、アーティスト・ディプロマを得る。ヴァイオリンを鈴木愛子、山岡耕筰、故岩崎洋三の各氏、ヴィオラを故浅妻文樹、川崎雅夫、Emanuel Verdiの各氏に師事。室内楽を東京カルテット、ラサール・カルテットに学ぶ。1991年オハイオ音楽家連盟コンクール優勝、同年アスペン音楽祭コンクール準優勝、ヤング・アーティスト・コンサートに出演。室内楽奏者としては、ヨーロッパでベルリンフィルのメンバーらと共演、1993年よりイタリアのフィレンツェの弦楽四重奏団(Quartetto Fone di Firenze)のヴィオリストに就任。2001年の退団までに米国のノーフォーク音楽祭にたびたび招待され、東京カルテットとも共演。ミラノ・スカラ座、ローマ・サンタチェチィリア、フィレンツェ・ペルゴラ劇場、イタリア国営テレビRAIにて度々ライブ放送される。1998年イタリア大使館の招きで3度目の来日を実現。ヨーロッパ各地でも演奏を重ねた。
SAMレーベルよりチェリストの原田貞夫氏らを招き、チャイコフスキー作曲「フィレンツェの思い出」などを日本音楽財団の協力を得てCDリリースソロ奏者としては、NHK FMリサイタル出演を始め、1993年よりカザルスホールで毎年秋にリサイタルを開き、一部はライブ録音CDが発売されている。2006年には王子ホールにて無伴奏ヴィオラリサイタルを開くなど各地で活躍。また東京Vivaldi合奏団、リマト室内合奏団、セプトニス千葉など弦楽アンサンブルなどで活躍中。弦楽器の専門誌「ストリング」に2006年12月まで毎月ヴィオラの誌上レッスン「クヮルテットがひきたい!」を連載。室内楽に力を入れている。

■宮川正雪(東京フィルハーモニー交響楽団第二ヴァイオリン首席奏者)
愛知県安城市出身。安城東部小学校、安城南中学校、県立安城東高校(第5回生)卒業。3歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て1990年同大学院修士課程修了。これまでにヴァイオリンを 故 近藤富雄、蓮池浩子、故 長谷川孝一、浦川宜也、澤和樹、故ベラ・カトーナの各氏に師事。全日本学生音楽コンクール西日本大会小学校の部(76年第30回)、高校の部(80年第34回)第1位。86年練馬文化センター「新人演奏会」出演。藝大学内「モーニングコンサート」にて藝大オーケストラと協演。87年芸大同声会「新人演奏会」出演。88年第1回宝塚ベガ音楽コンクール入選。89年国際芸術連盟「新人推薦コンサート」出演。94年NHK-FMベスト・オブ・クラシック出演。90年よりリサイタル活動を開始。2005年7月(宮崎県立芸術劇場イベントホール)、2006年3月(東京・白寿ホール)にて阪本幹子氏(ピアノ)とデュオ・リサイタル開催。

 1990~2000年新ヴィヴァルディ合奏団メンバー。1997年より東京フィルハーモニー交響楽団セカンドヴァイオリン首席奏者を務め現在に至る。弦楽三重奏団<トリオ・レヴァンテ>や<フィルハーモニーカンマーアンサンブル>などの室内楽活動の他、<アンサンブルかつしか>、桐蔭学園女子部弦楽部(クラブ活動 1995~)、葛飾フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・エレティール、ル・スコアール、市原フィルハーモニー管弦楽団などアマチュアのアンサンブル指導に携わる。

 アマチュア・オーケストラとの共演では、サンサーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番(2007年2月/オーケストラ・エレティール/指揮:新田ユリ氏)、モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのためのシンフォニア・コンチェルタンテ(2009年5月/松戸シティ・フィルハーモニー管弦楽団/指揮:三原明人氏/ヴィオラ:中村洋乃理氏)、ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(2009年10月/オーケストラ・エレティール/指揮:新田ユリ氏)、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(2011年8月/市原フィルハーモニー管弦楽団/指揮:小出英樹氏)、モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番(2011年10月/ザ・ファインアーツ・フィルハーモニック/弾き振り)、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(2013年5月/ザ・ファインアーツ・フィルハーモニック/指揮:田中一嘉氏)、ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲(2015年6月/葛飾フィルハーモニー管弦楽団/指揮:渡邊一正氏、チェロ:高麗正史氏)、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(2017年6月/市原フィルハーモニー管弦楽団/指揮:松川智哉氏、2018年5月/ザ・ファインアーツ・フィルハーモニック/指揮:田中一嘉氏)などがある。

安城音楽協会特別会員。

■佐藤洋平(ギタリスト/絵本作家)

佐藤洋平(ギタリスト/絵本作家)

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科クラシックギター専攻卒業。小倉博和氏のギターテクニシャンとして福山雅治氏をはじめとした様々なアーティストのツアーやレコーディングに同行。株式会社OTOBANKよりリスニング 絵本作家として2017年デビュー。クラシックギターと朗読で構成された音作品《耳でみる絵本》を胎児期~児童期まで各対象期別に58作品リリース中。テレビ・ラジオ・新聞など各種メディアに取り上げられる。当作品を「NTT DOCOMO」や東京ガス×ユカイ工学「家族をつなぐコミュニケーション・ロボット BOCCO」東京ガス株式会社×株式会社オトバンク 共同企画 絵本アプリ「みいみ」などに提供する。また、幼稚園、障害学級、図書館などにも作品提供をしている。
2017年10月 書籍 耳でみる絵本『クロッポー&Cloppo』出版。(愛育出版)2020年5月 書籍 耳でみる絵本『イデア 光と影の物語』出版。(スーパーエディション)「ラング世界童話全集」(川端康成・野上彰編訳、偕成社刊)を絶版危機から救うプロジェクト 音楽/制作担当。映画「マチネの終わりに」ギタリスト西川巧役として参加。芸術家による団体 ANG(アンジー)代表。

ナガサキの郵便配達オーケストラ

Part.2
イザベル・タウンゼントさんの日本入国がコロナ禍のため実現できませんでした。
事前に収録した映像の上映とさせていただきます。

(1)講演:「父を語る」イザベル・タウンゼント
今回のイベントは、平和の教科書とも言える「ナガサキの郵便配達」を私たちに日本人に遺した作家ピーター・タウンゼントに経緯を表し、彼の誕生日に開きます。ピーターさんについては、ともすると、英国王室でのマーガレット王女との悲恋が語りつがれていますが、ナガサキの郵便配達を読んでも、彼の作家としての才能はもっと評価されても良いはずです。今回は彼の作家としての側面をピーター・タウンゼントの長女で有り、書籍「ナガサキの郵便配達」の著作権者であるイザベルさんに語っていただく企画です。

(2)対談:「ピーター・タウンゼント長崎の足跡」 イザベル・タウンゼント×堀武昭
国際ペンクラブ副会長の堀武昭さんをお招きしての対談です。ピーター・タウンゼントは広島と長崎で初めて被爆者と対面し、その悲劇を知り、その後「背中の赤い少年」として世界に知れ渡っていた谷口稜曄さんと出会い、彼の物語を書こうと決心し、何と6ヶ月もの間、長崎に滞在し毎晩、谷口さんと話し合い、長崎の町を歩き、さらに多くの被爆者、家族、医者、学者、軍の関係者等を取材してこの本を書き上げましたが、彼が長崎を歩いた足跡の一部が取材テープとして残っています。今回、イザベルさんよりお借りして、この取材テープに遺された彼の肉声を元にお二人に彼の長崎での足跡にスポットを当てていただく予定です。

■イザベル・タウンゼント(在フランス 女優)

イザベル・タウンゼント(女優)

ナガサキの郵便配達 著作権者で原作者の長女

■堀武昭(作家/人類学者/文学博士)

堀武昭(国際ペンクラブ副会長)

1940年横浜市生まれ。慶応大学大学院博士課程修了。専攻は経済人類学、国際関係論。1966年日本貿易振興会に入会、主にオーストラリアや南太平洋諸国で活躍する。1997年には、チェコのハヴェル前大統領が主宰する「フォーラム2000」財団理事、2002年には、日本人初の国際ペンクラブ理事に就任。著書に『反面教師アメリカ』『東欧の解体 中欧の再生』(新潮選書)、『世界マグロ摩擦!』(新潮文庫)、『南太平洋の日々』(NHKブックス)など。

司会:フリーアナウンサー 今中麻貴

●開場時/終演 音楽演出:ANZ(Pf:金子丞/Edit:佐藤洋平)

ANZ

1978年、初めて長崎を訪れた英国人作家ピーター・タウンゼントは、二人の被爆者に会ったその日に、あまりにも感動的で衝撃的な話を聞き、長崎の苦悶の一端に触れた体験から、長崎の物語を書こうと思いたちました。
1982年から本格的な調査を始め、被爆者の一人である谷口稜曄氏と出逢い、自宅に通い詰め、6ヶ月もの間、来る日も来る日も膝を交えて深夜まで話し合いを繰り返しました。
そして、さらに多くの被爆者達とのインタビューを重ね、彼らと一緒の時間を過ごし、長崎の街の空気を吸い、何十キロメートルも歩き回り、被爆者のみならず医師、科学者 、社会学者、宗教指導者、さらに軍関係者など数々の人々から貴重な証言を集め、1984年「The Postman of Nagasaki」のタイトルでイギリスとフランスで出版され、両国の新聞雑誌などで広く書評に取り上げられました。
原爆とその後遺症がいかに恐ろしいかと言うことを初めて伝えたこの本は、一被爆少年の悲劇とその後の苦しい闘いを、原爆の恐ろしさと犠牲者の痛みが直に伝わってくるような雄勁な筆致で描き出した感動的なドキュメンタリー物語であり、と同時にその叙情詩的表現が各誌で絶賛されました。残念ながら日本語版は、出版されて間もなく絶版となり長い間読まれることはありませんでした。友人の紹介で生前の谷口稜曄さんと会い、日本語版の再版を依頼された出版社スーパーエディションを主催している齋藤芳弘は、ピーター・タウンゼントさんの娘さんであるイザベル・タウンゼントさんと連絡を取り、著作権、翻訳権の承諾を得て、一般社団法人ナガサキの郵便配達制作プロジェクトを創設、2018年に日本語版を再版しました。
本公演は、この「平和の教科書」とも言える「ナガサキの郵便配達」を遺したピーター・タウンゼントさんの作家としての業績に敬意を表すと同時に、核兵器のない恒久平和への想いを繋いで行くために彼の誕生日である11月22日を「Together with Peter Townsend for Peace」として毎年イベントを開催する事としました。

また、2021年11月22日の当イベントの模様を録画・編集した映像をツイキャスにてプレミアム配信いたします。

この公演が、世界中に広まることで、平和の一翼を担えればと考えています。

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