オーティコン補聴器、音楽を聴くための革新的なプログラム 「Oticon MyMusic」がCES2022イノベーションアワードを受賞

オーティコン補聴器のプレスリリース

~ソフトウェアおよびモバイルアプリカテゴリーにおいて高評価を獲得~

110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下 聡、以下 オーティコン)は、補聴器で音楽を楽しむための音楽プログラムOticon MyMusicがCES2022イノベーションアワードのソフトウェアおよびモバイルアプリカテゴリー部門においてアワードを受賞したことを発表いたします。2021年2月に世界初*1となる高度な人工知能(補聴器専用DNN*2)を搭載した補聴器オーティコン モア(Oticon More)を発売し、モアで利用可能な音楽プログラムOticon MyMusic(オーティコン マイミュージック)を2021年9月にリリースしました。CESイノベーションアワードは最先端のテクノロジー製品および革新的サービスやエンジニアリング、デザインを表彰する年一回の国際的なコンテストです。MyMusicは、競争の激しいソフトウェアおよびモバイルアプリのカテゴリーにおいて高い評価を受けました。

CES2022イノベーションアワードを受賞したMyMusic

◆音楽プログラムMyMusicとは
MyMusicとはオーティコン モアで利用可能な、補聴器で音楽を聴くために開発された専用の音楽プログラムです。(先進補聴器オーティコンモアには使用者のニーズに合わせて最大4つのプログラムを搭載することができます)難聴の人々が音楽への愛情を再発見できるように、難聴を持つ音楽愛好家と共に特別に作られました。
MyMusicは補聴器にとって最も困難な課題の1つであった音楽鑑賞で優れた音質を実現。生演奏だけではなくスマートフォンやデジタル機器などからの音楽ストリーミング等においてもMyMusicで音楽を楽しむことができます。

◆音楽のダイナミクスを捉えるMyMusic
MyMusicは音楽の複雑なダイナミクス(音の強弱)を捉える為に通常の音声処理とは異なる増幅を行います。CES2022イノベーションアワードを受賞したMyMusicはさまざまな研究に基づいて開発されたプログラムです。音楽を聴くための音のバランスを検討した独立研究や、補聴器ユーザーの音楽体験を改善するための研究に基づき、音楽に適した増幅処理を開発しました。信号処理は4チャンネルと24チャンネルの両方で同時に実行されるため、信号の種類に関係なく詳細を保持できると同時に、広い周波数帯を持つ音楽の全体的なバランスが最適化されます。高音域と低音域でより多くの増幅があり、広い周波数にわたってより良いバランスを提供します。これにより、小さい音の成分と大きい音の成分の差が確実に保持され、音楽の自然なダイナミクスが維持されます。

◆CES2022イノベーションアワードとは
CES2022とは、年に一度米国ネバダ州ラスベガスにて開催されるコンシューマー・エレクトロニクス分野での世界最大級の見本市です。CESイノベーションアワードは、コンシューマ・テクノロジ・アソシエーション(Consumer Technology Association(R)、CTA)が主催するプログラムで、出展企業・製品の中から、特に消費者向け技術製品のデザインやエンジニアリングにおいて優れたものに贈られる賞です。CES 2022 Innovation Awardでは過去最高となる1,800件の応募があり、Oticon MyMusicはソフトウェアおよびモバイルアプリカテゴリーで表彰されました。

◆「オーティコン補聴器」プレジデント 木下 聡のコメント
「MyMusicにより、私たちは補聴器ユーザーに音楽の彩りを届けることができます。そして、難聴と音楽という長年の課題を克服できたことを非常に誇りに思っています。より多くのお客様に音楽の楽しさを実感していただけるようになりました。進化する聴覚技術に取り組むオーティコンの献身が、権威あるCESイノベーションアワードの受賞として実ったことを嬉しく思います。また、このような広大な部門で傑出した技術として認められたことは、さらに喜ばしいことです。」

▼本リリース掲載サイト
https://www.oticon.co.jp/about/press/center/press-releases/2021/20211208

▼本リリース関連ページ
https://www.oticon.co.jp/hearing-aid-users/hearing-aids/products/more#mmc

▼オーティコン補聴器ホームページ
https://www.oticon.co.jp/

*1 世界初(DNN:を搭載した補聴器)は2020年11月末時点です。
*2 補聴器専用DNN。脳の神経回路を模した高度な人工知能の一つであるDNN(ディープニューラルネットワーク)。
1,200万の実世界からの音の情景を学習済み。

■オーティコン補聴器について
補聴器業界におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、デンマークを本社とする世界的な企業で、16,000人以上の従業員を有するデマントグループの傘下にあります。日本市場においては1973年より製品の製造・販売を行っています
( https://www.oticon.co.jp )。

オーティコンの新しい企業理念「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」とは、「難聴による制限のない世界、補聴器が難聴者の生活に溶け込み、難聴により引き起こされる健康リスクを抑えながら、その人らしく充実した人生を送る手助けとなれるよう、常に最も革新的な補聴器開発をおこなっていくこと」です。
オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、革新的な技術を開拓してきました。また、脳から聞こえを考える、「BrainHearing(TM)(ブレインヒアリング)」を補聴器開発の原点に置いています。
先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究センター(デンマーク)において、約13,000人以上のテストユーザーと世界中から参集した様々な分野の科学者と共に、軽度から高重度、子供用から大人用まで、あらゆる難聴に対応できるよう、常に最先端で革新的な補聴器の開発・製造を行っております。

■デマントグループについて
デマントは、117年前にデンマークのオデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーする世界唯一の企業として、世界130か国以上でビジネスを展開しています。ビジネス領域ごとの売り上げ比率では、補聴器事業が全体の87%を占めており、その他、人工内耳事業4%、診断機器事業が9%を占めています。中核となる補聴器事業ではオーティコン、フィリップス、バーナフォン、ソニックなど複数のブランドを展開しています。また、デマントはウィリアム・デマント財団が所有し、世界で唯一の慈善財団が所有する聴覚ヘルスケア企業です。全デマントグループ16,000人の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。

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