巨星チック・コリアが遺したトロンボーン協奏曲を世界的スタープレーヤー/ジョセフ・アレッシ(ニューヨーク・フィル首席奏者)が日本で初披露!

東京都交響楽団のプレスリリース

2021年2月に惜しくも他界したジャズ界の巨星チック・コリアが遺したトロンボーン協奏曲を、この曲を捧げられたニューヨーク・フィル首席にして世界的スタープレーヤー、ジョセフ・アレッシを迎え、2017年までニューヨーク・フィルで音楽監督を務めたアラン・ギルバートの指揮で日本初演という、超贅沢なスペシャルプロジェクトです!
前後を飾るまばゆいばかりの名曲ともども、真夏の東京で、灼熱のサウンドに身を焦がしてください!

A.GILBERT©T_TairadateA.GILBERT©T_Tairadate

 

ピアニスト・小曽根真氏より公演に寄せてメッセージ
2017年の秋、Gary Burtonとデュエットで出演したニューヨークのJAZZ CLUB “Birdland” に足を運んでくれたJoe Alessi. その日のセットでは、チックのオリジナル「Brasilia 」という曲を演奏したのだが、その曲を聴いて心から感動したJoe はセット終了の直後に楽屋に飛んできた。開口一番、「マコト、チックは僕のためにトロンボーン協奏曲なんて書いてくれるだろうか?」と聞いた。僕がチックの代弁をする事なんて勿論できないけれど、きっとチックは書くだろうと思ったので「すぐに連絡してみる」とJoe に伝えた。
チックに連絡をし、Joe と直接連絡をとってもらうようにお願いしてから間もなく、Joe から「チックが引き受けてくれたよ!」と連絡をもらった。あの時は本当に嬉しかったが、まさかこのコンチェルトの初演を聞くのがチックがこの世を去ってからになるとは夢にも思わなかった。サンパウロ・シンフォニー(OSESP)がLive配信をしてくれたお陰でこのコンチェルトのワールドプレミアをリアルタイムで聴くことができたのは最高の幸せだった。
世界中のトロンボーン奏者から「神」と呼ばれるJoe  Alessi。彼とはNYフィルとのコンサートで知り合い、そして僕のバンドNo Name Horsesにも参加してくれたこと、またJAZZのコンボででも一緒に演奏させてもらった。クラシックのミュージシャンがJAZZのモノマネをするのはよく見るが、彼の奏でるJAZZは本物。そのリズムのキレの良さはJAZZミュージシャンも感動するほど鋭く美しい。そのJoe のためにチックが書き下ろしたコンチェルトが今回「生」で聴ける。それも僕の親友アラン・ギルバートの指揮で。 あちらこちらにチックが顔を出しながら、今までのチックの音楽にはなかった新しい音がたくさん書き込まれている。僕もそうだが、長年のチックのファンにとっても更に新しい世界を感じさせてもらえる作品であることは間違いない。
※小曽根真氏の出演はございません。

 

◆都響スペシャル「チック・コリアに捧ぐ」
会場:サントリーホール

日時
2022年7月17日(日)
14:00開演(13:00開場)
https://www.tmso.or.jp/j/concert/detail/detail.php?id=3571

2022年7月18日(月・祝) 
14:00開演(13:00開場)
https://www.tmso.or.jp/j/concert/detail/detail.php?id=3572

出演
指揮/アラン・ギルバート
トロンボーン/ジョセフ・アレッシ
(ニューヨーク・フィル首席奏者)

曲目
ガーシュウィン:キューバ序曲
チック・コリア:トロンボーン協奏曲(2020)[日本初演] ラヴェル:スペイン狂詩曲
ラヴェル:ボレロ

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