人生経験によって、その歌詞が昔より響いてしまうことはありませんか?『新・心に響く唄』7/27発売。

株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ レガシープラスのプレスリリース

 邦楽のヒットと歌詞サイトの検索数に密接な相関関係が語られ始めたのは2000年代後半。いわゆるキュンとなる歌詞の曲が若い世代に支持されて配信ヒットが続出した頃である。それらのヒット曲の歌詞には「ケータイ」とか「メール」とか「既読」等、時代を反映している言葉が散りばめられていたが、実際に人々の心に共感されたのは「君に出会えた奇跡」「このまま時間よとまれ」「忘れない、君との日々」といった、昔からあるような普遍的なフレーズの部分であった。

 「ダイヤル回して、手を止めた」という昔のヒット曲の歌詞も、気持ち自体には共感できるから、ダイヤル式固定電話を知らないはずの若い世代でも抵抗なくカラオケで歌っていたりする。すなわち、世代を超えて愛される唄は、情景描写的な部分は時代の変遷にあわせて変わっていくが、感情の揺れといった普遍的なものに対する表現は変わらないのであろう。そして聴く人の人生経験が豊かになるにつれて、その表現に対する理解は深くなっていくのである。

 さて、2013年発売「心に響く唄」2019年発売「心に響く唄BEST」が各3万5千枚のセールスを記録しているのをはじめ、「心に響く」シリーズ各タイトルが軒並み1万枚を超えるロングセラーを記録。今回は過去シリーズより時計の針を3~5年進めた感じのラインナップで、時代の変遷にあわせて、80年代のロック/ポップス寄りの内容となっており、詳しくは特設サイト(https://www.110107.com/shinkokoro/ )で確認できる。とはいえ、シリーズの特長である、「心の琴線に触れる」唄のみを収録曲が過去シリーズとの重複なく厳選していることは変わらない。今回は大人になるにつれて、より心に響くナンバーを集められている。それらは時代を超えて共感しうる感情を表現した歌詞を持つ曲ばかりであり、人生経験を積むほどにまさに「心に響いて」しまうのである。

 

新・心に響く唄
2022年7月27日 MHCL 2965~6
CD2枚組全35曲収録 税込 ¥3,080(税抜価格¥2,800)
●特設サイト https://www.110107.com/shinkokoro/

<収録曲>
(DISC.1)
1.もうひとつの土曜日/浜田省吾
2.愛を止めないで/オフコース
3.レイニーブルー/徳永英明
4.野性の風/今井美樹
5.ロングバージョン/稲垣潤一
6.ガラスの林檎/松田聖子
7.恋におちて-Fall in love-/小林明子
8.そして僕は途方に暮れる/大澤誉志幸
9.恋するカレン/大滝詠一
10悲しみがとまらない/杏里
11.夢伝説/スターダスト☆レビュー
12.悲しいボーイフレンド/渡辺美里
13.バルセロナの夜/佐野元春
14.スカイレストラン/ハイ・ファイ・セット
15.青い瞳のステラ、1962年夏…/柳ジョージ & レイニーウッド
16.悲しみのタペストリー/吉野千代乃
17.スローバラード/RCサクセション

(DISC.2)
1.わかれうた/中島みゆき
2.抱いて…/松田聖子
3.元気を出して/薬師丸ひろ子
4.夢をあきらめないで/岡村孝子
5.案山子/さだまさし
6.青葉城恋唄/さとう宗幸
7.あの唄はもう唄わないのですか/風
8.虹とスニーカーの頃/TULIP
9.銀の雨/松山千春
10.無言劇/THE ALFEE
11.速達/ばんばひろふみ
12.曼珠沙華(マンジューシャカ)/山口百恵
13.春おぼろ/岩崎宏美
14.遥かなる恋人へ/西城秀樹
15.道標(しるべ)ない旅/永井龍雲
16.雨だれ/太田裕美
17.運命(さだめ)/五輪真弓
18.最後の夜汽車/甲斐バンド

 

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