レガシーピアノ修復保存のためのクラウドファンディング開始

株式会社西日本新聞社のプレスリリース

「レガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会」(会長:柴田建哉・西日本新聞社代表取締役社長)は、福岡市にある1963年製のグランドピアノを修復、音楽文化遺産として次世代に保存・活用するためのクラウドファンディングを開始しました。

  • レガシーピアノとは

来年60周年を迎える福岡市民会館(福岡市中央区天神)の1963年の開館時から1981年頃まで同館で使用されたピアノ(ハンブルグ・スタインウェイD型)には、20世紀に来演したルービンシュタイン、ケンプ、アラウ、ステファンスカ、ギレリス、田中希代子など世界に名だたる演奏家たちが、サインを残しています。このピアノには、ピアニストのみならずロストロポーヴィッチ(チェリスト)やランパル(フルーティスト)、F.ディースカウ(声楽家)、E.シュワルツコップ(声楽家)といった巨匠も名を連ねており、セルジオ・メンデス、ビリー・ヴォーンらポピュラー音楽家も含めて、その数は38人に上ります。一つのピアノに多数の世界的音楽家がサインを残した例は非常に珍しく、福岡の音楽文化史をたどる上で貴重であり、地域にとってレガシーとも呼べる存在です。

 ➡サインを残したアーティストのリストはこちらから
  https://prtimes.jp/a/?f=d27592-20220729-32da8fd9bd2654bfe38fe4fba7f99bdd.pdf

このピアノは、その後、近接の福岡サンパレスホテル&ホール(福岡市博多区築港本町)に移され、保管されてきましたが、経年劣化と破損のため、現在は使用に耐える状態にはありません。

  • プロジェクトの取り組み

本プロジェクトは、福岡市の協力のもと音楽専門家や地元の文化・経済界が手を携え、市民の力を結集してこの貴重な「福岡の音楽文化を象徴する遺産」であるピアノを修復し、再びその音色を取り戻し、未来に向けて保存・活用していこうとする取り組みです。

ピアノは修復完成後、福岡市民会館に里帰りし、お披露目コンサートを開催する予定です。その後、ピアノは福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園)に収蔵され、同館ミュージアムホールを拠点に展示や演奏に活用される予定です。保存修復を支援していただいた多くの市民の目に触れ、耳を楽しませ、触れて親しんでいただきたいと考えています。

レガシーピアノの修復、活用に向け、クラウドファンディングを本日12時に開始いたしました。皆様のご支援をいただきますようお願い申し上げます。

 

  • クラウドファンディング概要

・募集開始:2022年7月29日(金)12時公開
・募集期間:2022年7月29日(金)~2022年10月31日(月) (95日間)
・目標金額:1,000万円
・コース :3000円のソナチネコースから、寄付型の全力応援コースまで
・返礼品 :ピアノ修復完成お披露目コンサート(2023年10月開催予定)へのご招待やレガシーピアノ・オリジナル
      グッズ、1日フリー演奏権利など

 

・プロジェクトページ:https://greenfunding.jp/linkstart/projects/6295

 

つきましては、レガシーピアノ保存修復の意義を広く皆様に知っていただきたく、
広報にご協力いただきますようお願い申し上げます。

・記者発表資料はこちらから
https://prtimes.jp/a/?f=d27592-20220728-f2c9b60f06fc27848f9270bd12dfe01d.pdf

< 本件に関するお問合せ先 >

レガシーピアノ保存プロジェクト実行委員会事務局(西日本新聞イベントサービス内)
TEL.092-711-5491  FAX.092-731-5210 
E-mail: legacy-piano@nishinippon-event.co.jp

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