村上春樹さんのエッセイ『猫を棄てる』で 表紙・挿絵を担当した 台湾の漫画家・イラストレーター、 高妍(Gao Yan)による 短編漫画集『間隙・すきま』を電子化!

株式会社文藝春秋のプレスリリース

4月23日(木)に発売

 文藝春秋 電子書籍編集部では、村上春樹さんのエッセイ『猫を棄てる 父親について語るとき』で表紙と挿絵を担当した、台湾の漫画家・イラストレーターの高妍(Gao Yan)さんの短編漫画集『間隙・すきま』を、4月23日(木)に発売いたします。 


『間隙・すきま』は、「序章」「クジラ」「隙間とバニラスカイ」の3つの短編で構成されています。沖縄に留学中の主人公が、台湾での苦い思い出に浸りながら、大好きなミュージシャンに会うため福岡の音楽フェスに一人で参加します。

 冒頭には「雨」にまつわるカラーイラストページも収録。ひとつひとつが丁寧に描かれ、どこか懐かしさを感じさせる1冊となっています。ぜひお楽しみください。

高妍さんのコメント

 今回、村上春樹さんによるノンフィクションの書籍『猫を棄てる 父親について語るとき』で13点の挿絵を担当させていただきました。発売するにあたり、『間隙・すきま』も電子化していただいたことになり、心より深く感謝申し上げます。
 
『間隙・すきま』は、言葉の届かない隙間や伝えられない感情は、音楽のリズムを通じて伝えられるようになる、という物語です。
冒頭のイラストレーションは、沖縄に留学した時の体験に基づいて作った「雨」のシリーズです。
 漫画は3編収録していて、「序章」と「クジラ」はグレーの紙を選びましたが、「隙間とバニラスカイ」は黄色に変えました。最後のページに描かれた雨上がりの空をめくった時に、「空は本当にバニラ色なのだ」と連想していただきたいからです。
 あとがきで引用した村上さんの『ダンス・ダンス・ダンス』のセリフは、大学三年生の時に読んで、とても惹かれた言葉です。まるで周りのことを考えられず、必死に絵を描いている自分のことのようだと思いながら、何度も繰り返して読んでいました。このあとがきを書いた1ヶ月後に、村上さんとのお仕事のオファーをいただくとは思ってもいませんでした。 

村上春樹さんのエッセイ『猫を棄てる 父親について語るとき』

 高妍さんが挿絵を担当した、村上春樹さんのエッセイ『猫を棄てる 父親について語るとき』も4月23日に紙・電子書籍で同時発売されます。

商品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B085NHBT87
 
書誌情報
タイトル:間隙・すきま
著者:高妍
価格:800円(税込)
商品URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B0875V5LKF
主要販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader  Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店
 
※この電子書籍は、2019年11月に自費出版された『間隙・すきま』を底本としています。
※電子化にあたって、作中の言葉を日本語に変更しています。(翻訳・劉堅白)

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