日本ユネスコ協会連盟は、映画「ラーゲリより愛を込めて」を推薦します 

公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟のプレスリリース

二宮和也さん、北川景子さん出演の映画「ラーゲリより愛を込めて」は、第2次大戦後、シベリアの強制収容所「ラーゲリ」で抑留者となりながらも生きる希望を失わなかった山本幡男(役:二宮和也さん)の壮絶な半生を描いた物語です。平和の希望を紡ぐのは人である、という私たちの活動理念に共通するストーリーであることから、日本ユネスコ協会連盟は本作品を推薦します。

ⓒ2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ⓒ1989清水香子

第2次大戦の歴史も徐々に風化し、シベリア抑留を知らない世代も増えているなか、映画「ラーゲリより愛を込めて」は、二度と繰り返してはならない戦争や抑留の記憶を現代の私たちに引き継ぎ、平和の尊さ、平和への願い、人びとの愛を伝える作品です。

 

平和の礎を築くのは人間の心
私たち日本ユネスコ協会連盟(東京都渋谷区 会長:佐藤美樹)は、「Peace for Tomorrow 広げよう平和の心」をビジョンに、平和推進の活動をしています。創立の原点には、戦争の惨禍を経験した人びとの平和への願いが込められおり、平和の礎を築くのは人間の心であるという確固たる信念があります。

昨今、ロシアによるウクライナ侵攻をはじめ、政変でより厳しい状況に置かれているアフガニスタンやミャンマーなど、世界の平和が脅かされています。このような時代において、私たちは改めて「人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」と謳うUNESCO憲章の理念を受け継ぎ、世界の新たな危機に対応する取り組みを進めていく必要があると考えています。

推薦メッセージ
「私の父親も、シベリアに抑留され、生還した一人です。
戦争は、人びとが憎しみ合うから始まるのではなく、ごく一部の人が始めるものです。
しかし、始まってしまうと、多くの人が悲惨な目にあい、憎しみ合うのです。
だから、戦争はしてはいけないのです」
日本ユネスコ協会連盟 会長 佐藤美樹

平和について考える機会として一人でも多くの方にご覧いただきたく、日本ユネスコ協会連盟は映画「ラーゲリより愛を込めて」を推薦します。

 

映画情報「ラーゲリより愛を込めて」
劇場公開日:2022年12月9日(金)
出演:二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕 ほか
上映劇場:全国のTOHOシネマズほか
詳しくは、映画「ラーゲリより愛を込めて」公式サイトをご覧ください。
https://lageri-movie.jp/

■公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟について
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)憲章の理念にもとづき、国際平和と人類共通の福祉の実現を目指して活動しています。ボランティアで活動する全国約280のユネスコ協会・クラブとともに、SDGs目標4「教育」を中心に国内外での教育プログラムや、国内外の自然や文化を保全・継承する世界遺産活動・未来遺産運動など、さまざまな活動を推進しています。

名称:公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
会長:佐藤 美樹
理事長:鈴木 佑司
設立年月日:1948年5月1日
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1朝日生命恵比寿ビル12階
TEL:03-5424-1121
FAX:03-5424-1126
E-mail:nfuaj_web@unesco.or.jp
▼公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟について詳しくはこちら
https://www.unesco.or.jp/
 

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