「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦〜」プロジェクトチームのプレスリリース
この度、警察庁特別防犯対策監の杉良太郎氏が、長崎県警察本部を訪問しました。11月末時点で前年同時期から20件増加している特殊詐欺の被害件数を聞いた杉対策監は、「一人一人が詐欺撲滅の意識を持って、被害防止に協力してほしいです。」と、県民一丸となって特殊詐欺被害防止に取り組むことの大切さを伝えました。
- イベントレポート
■杉対策監「詐欺に気を付けて、と一度だけ呼び掛けても、被害を防ぐことは難しいです。」
杉対策監は、囲み取材の中で、「私は、全国47都道府県の警察本部を回っており、今回の長崎県で45か所目です。訪問する各地で必要な特殊詐欺被害防止のための対策を立てていますが、なかなか特殊詐欺被害を撲滅できないのが現状です。長崎県内の特殊詐欺被害は、大部分が架空料金請求詐欺の手口によるものです。対策監として活動を始めて4年が経ちますが、その4年の間に携帯電話の機能が向上し、それを悪用した巧妙な手口が増加しており、電話でお金の話は詐欺なので気を付けてください、と一度だけ呼び掛けても、被害を防ぐことが難しくなっています。ですから、長崎県の皆さんには、ご家族や友人、近所の方に、詐欺に気を付けてと何度も呼び掛けてほしいです。」と、県民同士の連携をお願いしました。
また、杉対策監は、「家族や知り合いの方以外でも、ATMで通話をしている人は、今まさに特殊詐欺の被害に遭いかけている可能性が高いので、声を掛けてあげたり、110番通報してください。警察官や防犯ボランティア、コンビニや銀行の職員が、呼び掛けを強化していますが、それだけでは被害は防げません。皆さんのご協力をお願いします。」と、呼び掛けました。
記者会見後、杉対策監は、長崎県内で防犯に取り組む若手・学生ボランティアとの座談会に出席し、学生のこれまでの取り組みや今後の特殊詐欺対策等について意見交換をしました。
- 開催概要
■催事名 :長崎県警察本部訪問
■実施日 :2022年12月19日(月)
■実施会場:長崎県警察本部
■出席者 :警察庁 特別防犯対策監 杉 良太郎 氏