長崎原爆投下から75年、この節目に新たな証言アーカイブをドキュメンタリー映画化

一般社団法人シンプルライフ協会のプレスリリース

長崎に原爆が投下されてから75年、終戦から75年を向かえるなか、今までなかなか語ろうとされなかった被爆者の方々の声を、1年を掛けてアーカイブしてきました。家族や友人にも話をすることなく、74年間、胸に秘めてきた当時の様子や自身の怪我、差別、偏見などの経験を語ってくれています。
当時の状況をお話できる方々も減っていく一方、戦争の悲惨さを継承していくことの大切さが見直されています。
悲劇的な話ばかりではなく、心温まる米兵とのエピソードなど、今まで語られてきた被爆体験とは違った角度からの平和への思いをお聞きしています。
全編、インタビューが中心の映画ですが、思いもよらぬ話に、観た後に新しい平和の思いを抱いていただけるかもしれません。
お話しをされなかった理由はそれぞれですが、取材を進めるなか、一つの同じ思いがあることに気づきました。
あれほどの悲惨な経験を「恨み」にしている方が少ない…。
それこそが「これからの平和」のキーワードだと思い、その思いを繋ぐために作られた映画です。

 

 ※ローマ教皇来日に合わせた特別編
 

一般社団法人シンプルライフ協会の取り組みの一つに、「自分らしく生きられる社会」の実現があります。その根本は、人々のマインドが「平和」であることが重要で、心の「平和」を読み解くヒントが長崎の被爆者の方々のマインドにあると感じています。

理由は様々ですが、被爆したことを「恨みつらみ」にしていない方々が多く、その思いを伝えていくことの重要さを感じています。
悲惨な過去を恨むことなく前に進む力こそが、平和に繋がるマインドでもあります。
ただ、若い世代では「原爆」の事実が風化してきている現実もあります。

本年は原爆投下から、そして終戦から75年を迎えるにあたり、非常に重要な年になりますので、伝え繋ぐことの重要性を共有しなければならない大切な年でもあります。

その紐解き活動の一つに、今まで外部(マスコミ、語りべ活動など)でお話をされたことがない被爆者の方々の声のアーカイブ活動を1年行い、10名の方々(2名は他媒体での取材を受けたことはあります。あくまで自己申告に基づいています。)の新たな証言を撮りためました。それを1本の映画としてまとめ上げ、より多くの方々に伝えられるよう準備を進めています。

音楽はアルパ奏者の小野華那子さんが担当。全曲書き下ろしで収録。

長崎に原爆が投下された8月9日に、長崎市内(HafH NAGASAKI SAI)で行われる「原爆投下・終戦から75年 いま、長崎で平和を考える。」シンポジウムで特別上映が行われます。
当日は松本和巳監督も登壇予定です。(新型コロナウイルスの状況によりZOOMでの参加も検討中)
また投下の日の8月9日限定でのYouTube配信も行う予定です。(調整中)

詳細はmkdsgnまたは一般社団法人シンプルライフ協会のホームページ上でお知らせします。

http://mk5.uk/news/nagasaki
http://smpl.fi

映画の特別上映会を皮切りに、上映をご希望なさる方は下記までお問い合わせください。

info@mk5.uk
info@smpl.fi

そして、この活動はSDGsのカテゴリー「16.平和と公正をすべての人に」「10.人や国の不平等をなくそう」「11.住み続けられるまちづくりを」「3.すべての人に健康と福祉を」「4.質の高い教育をみんなに」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に該当します。

 

タイトル: a hope of NAGASAKI 優しい人たち

上映時間:未定
制作国:日本(2020)

監督・撮影・編集:松本和巳
音楽:小野華那子
翻訳:井筒節
劇中挿絵:松下浩幸
プロデューサー:mk
製作:mkdsgn / 一般社団法人シンプルライフ協会

出演
石田てる・井上久子・大塚和子・佐田和子・志方多子・武山和馬・濱﨑怜子・武立進一・村岡正則・吉村昌子・末永彩華・中山碧泉・井手裕

協力
吉田和則・吉田敏子・吉田憲司・大塚哲・松下弘美・石橋正一郎・小嶺江里子・小嶺賢市・末永史子・吉田睦子・村山弘子・濱﨑千津・濱﨑彩圭・末長知恵・石原ゆり奈・藤岡秀則・野村満・浦上天主堂・城山小学校
資料協力:アメリカ国立公文書記録管理局

©mkdsgn + simple life association 2020

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