台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのプレスリリース
メインプログラム・アーティストに栗林隆+Cinema Caravan 、鴻池朋子を迎え「都市のいきもの図鑑」をテーマに六本木の街をフィールドにさまざまな作品を展開。自然界の大いなる営みや循環という視点から、都市に生きる命を想像することで意識していなかった多様な繋がりを感じられるプログラムとなっています。
今年台湾文化センターとの協力で、台湾アーティストジャン・シュウ・ジャン(張徐展)の作品《熱帶複眼 -動物故事系列-》が六本木ヒルズ ノースタワー前で展示される予定。横浜トリエンナーレ2020、リヨン・ビエンナーレ2019など。ドイツ銀行アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞2021、金馬映画祭賞2022を受賞した張徐展は台湾で最も注目される現代アーティストの一人。
今回展示される作品《熱帶複眼 -動物故事系列-》は、台湾の民族パレード「Yi Zhen」のための衣装や台湾の祭事用衣装、東南アジアに伝わるマメジカがワニを騙して川を渡る民話、各国のそれに類似した物語などが元になっており、半分が人間で半分がネズミや狐のシャーマンダンサーが登場する。この作品は、ハエの複眼で世界を視るように、異なる国の相互に関連する物語を同時に提示し、異なる立場で同じことを体験すること、固有の文化やアイデンティティについて考えさせ、普遍的な寓意体験とローカルな寓意体験のつながりなどを提示してくれる作品となっております。
詳細は六本木アートナイトの展示情報をご覧ください
https://www.roppongiartnight.com/2023/programs/16811#program_artist
《熱帶複眼》動物故事系列
シングルチャンネル映像、4K、カラー、サウンド 12.2
2020年〜2022年
16分
©ZHANG XU Zhan
Courtesy: projectfulfill