日本デビュー20年を迎えるマエストロがアントン・ブルックナー生誕200年を寿ぐウィーン・プログラムで登場
公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団のプレスリリース
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区/理事長:三木谷浩史)の7月定期演奏会(7/24、28、29)は、桂冠指揮者ダン・エッティンガーが登場。今年生誕200年を迎えるアントン・ブルックナーの代表作「交響曲第4番『ロマンティック』」をメインに、同じくウィーンで活躍したモーツァルトの「ピアノ協奏曲第20番」を前半に据えた“王道”プログラムをお届けします。ピアノは気鋭の阪田知樹が登場。自身も作曲を手掛けるという阪田のカデンツァにも注目があつまります。
マエストロ エッティンガーが2004年の新国立劇場『ファルスタッフ』(管弦楽:東京フィル)で日本デビューを果たして今年でちょうど20年。「自身の音楽上の転換点を、東京フィルとともに日本のお客様に示したい」と想いを語っています。
◆公演日時・会場 date & venue
7月24日(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
July 24, 2024, Wed 19:00 start at Tokyo Opera City (Concert Hall)
7月28日(日)15:00 Bunkamura オーチャードホール
July 28, 2024, Sun 15:00 start at Bunkamura Orchard Hall
7月29日(月)19:00 サントリーホール
July 29, 2024, Mon 19:00 start at Suntory Hall (Main Hall)
◆出演 cast
指揮:ダン・エッティンガー(東京フィル桂冠指揮者)
Conductor: Dan Ettinger (Conductor Laureate)
ピアノ:阪田知樹*
Piano: Tomoki Sakata
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
Tokyo Philharmonic Orchestra
◆プログラム program
モーツァルト/ピアノ協奏曲第20番*
Mozart: Piano concerto No. 20
ブルックナー/交響曲第4番『ロマンティック』(ノヴァーク版第2稿)〈ブルックナー生誕200年〉
Bruckner: Symphony No. 4 “Romantic” (2nd Version, Nowak, on the 200th anniversary of Bruckner’s birth)
【特設ページ】2024シーズン7月定期演奏会特設ページ
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20240724.php
【聴きどころ】
ダン・エッティンガーは語る「マーラーからブルックナー、私の音楽の重要な転換点を東京フィルで示します」(取材・翻訳=池田卓夫)
【動画メッセージ】 ピアニスト阪田知樹からのメッセージ
「モーツァルトのピアノ協奏曲第20番は、自分の恩師の一人であるバドゥラ=スコダ先生と最初に勉強したモーツァルトの協奏曲ということもあって、非常にいろいろな想いがあるので、こうして今回東京フィルの皆様と、そしてダン・エッティンガー さんと演奏させていただけること、本当にいまから楽しみです。」
チケットについて
◆1回券料⾦(税込・全席指定) 定価 SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
◆東京フィルフレンズ料金 S¥9,000・A¥7,650・B¥6,300・C¥4,950
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引で購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。東京フィルフレンズへの⼊会⽅法など詳細はこちらをご参照ください。
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
◆チケット問合せ
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平⽇10時〜18時/⼟日祝休/発売⽇の⼟のみ10時〜16時営業)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/
◆ご来場の皆様へ
・本公演は全席指定です。入場券指定の座席にご着席ください。演奏開始間際の入場の際にはスタッフの案内で入場券記載とは異なるお席への着席をお願いすることがございます。
・演奏中のご入場は固くお断りいたします。楽章間のご入場は楽曲の進行によりスタッフがご案内いたします。入場いただけない場合もございますのでご了承ください。
・曲間・楽章間での退場につきましては、体調に不安がある場合など、無理せずご判断ください。その際、周りのお客様の鑑賞の妨げとならぬよう、ご配慮いただければ幸いです。
・未就学児のご入場はお断りしております。
・やむを得ない事情により、出演者・曲目などが変更になる場合がございます。
・公演中止の場合を除き、お求めいただいたチケットの払戻・変更等はいたしません。
主催: 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
出演者について
ダン・エッティンガー 東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者
Dan Ettinger, Conductor Laureate of the Tokyo Philharmonic Orchestra
2010年4月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者、2015年4月より同楽団桂冠指揮者に就任。
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、イスラエル・オペラ及びイスラエル交響楽団音楽監督、ナポリ・サンカルロ劇場音楽監督。マンハイム国民劇場音楽総監督も務めた。英国ロイヤル・オペラ、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌劇場、メトロポリタン・オペラなど世界の主要歌劇場に定期的に出演、2015年にはザルツブルク音楽祭にも登場。バイエルン放送響との録音も発表している。
2003年から2008年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督(ダニエル・バレンボイム)助手。新国立劇場には2004年『ファルスタッフ』以来数多く登場し、2006年新制作モーツァルト『イドメネオ』をはじめ、2009・2010年ワーグナー『ニーベルングの指環』全曲公演等、東京フィルとの共演で大好評を博した。東京フィルには2005年4月定期公演以来定期的に登場し、創造性あふれる指揮で大きな反響を呼んでいる。今年2024年は日本デビューから20周年。
この7月は東京二期会オペラ劇場(ザクセン州立歌劇場、デンマーク王立歌劇場およびサンフランシスコ歌劇場との共同制作)プッチーニ『蝶々夫人』(演出:宮本亞門、衣裳:故・髙田賢三)で指揮を務める。「日本人を主役としたオペラをオール日本人キャストで指揮する。私のキャリアにとって新たな1章に違いありません」と意気込みを語っている。(7月18,19,20,21日 チケット好評発売中)
https://nikikai.jp/lineup/butterfly2024/
阪田知樹 ピアノ
Tomoki Sakata, piano
2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール第1位、6つの特別賞。2021年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位入賞。
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて弱冠19歳で最年少入賞。ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンゲン国際ピアノオリンピックでは日本人初となる第1位及び聴衆賞。
国内はもとより、世界各地20ヵ国以上で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。2015年CDデビュー、2020年3月、世界初録音を含む意欲的な編曲作品アルバムをリリース。阪田知樹ピアノ編曲集「ヴォカリーズ」を2022年5月に、「夢のあとに」を2023年7月に、阪田の作曲した「アルト・サクソフォーンとピアノのためのソナチネ」が23年11月に音楽之友社より出版。内外でのテレビ・ラジオ等メディア出演も多い。
2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞、2023年第32回出光音楽賞、第72回神奈川文化賞未来賞を受賞。
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック音楽を広く普及させる自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『クラシックTV』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅白歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として高水準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020~21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱大陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる~魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられ、2024年にはNHK『突撃!カネオくん』などのバラエティ番組でも取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして日本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
海外公演も積極的に行い、2014年3月には創立100周年記念事業としてアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを開催。2015年12月に日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会、2024年5月にチョン・ミョンフン指揮のもと韓国3都市4公演でのツアーを行い国内外の注目を集めた。
昭和62年度芸術祭賞、平成7年度芸術祭大賞、平成16年度芸術祭優秀賞、また三善晃管弦楽作品シリーズ「音楽の未来遺産」3公演のライヴCD「三善晃の音楽」(カメラータ・トウキョウ/平成20年10月)が平成20年度芸術祭優秀賞を受賞した。他に、昭和59年度に第8回音楽之友社賞と第8回ゆとりすと賞(味の素社)、平成13年度ミュージック・ペンクラブ賞(クラシック部門/日本人アーティスト)、2021年「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)(指揮:アンドレア・バッティストーニ)、2022年「第20回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞」(指揮:チョン・ミョンフン/2022年10月定期演奏会におけるヴェルディ歌劇『ファルスタッフ』演奏会形式上演)などを受賞している。
In 2024, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 113th anniversary as Japanʼs first symphony orchestra. With about 160 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. TPO is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung, who has been conducting TPO since 2001, as Honorary Music Director, Maestro Andrea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor.
TPO has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet as signments at the New National Theatre, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including broadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. In March, 2014, TPO became a global sensation in its centennial world tour of six major cities: New York, Madrid, Paris, London, Singapore and Bangkok. In December 2015, TPO held Beethovenʼs 9th symphony concerts in Seoul and Tokyo with Mastro Myung-Whun Chung, with Seoul Philharmonic Orchestra combined into one orchestra. TPO has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
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