「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」いよいよフィナーレへ。クラシックの美しさと現代の洗練。世界最高峰の舞台を大スクリーンで―
東宝東和株式会社のプレスリリース
ロイヤル・オペラ・ハウスで繰り広げられる、世界最高峰の英国ロイヤル・バレエの舞台を映画館で現地さながらに体感できる「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ」。数あるレパートリーの中から選りすぐりの人気作品を上映し、斬新でドラマティックな演出を大スクリーンと迫力ある音響で楽しむことができる。
「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」は、2025年12月19日(金)~2026年7月9日(木)までの期間中、全9演目を各1週間限定にて全国公開。ついに7月3日(金)からのロイヤル・オペラ『魔笛』でフィナーレを迎える。
マクヴィカー演出で甦る珠玉のエンターテインメント『魔笛』
ジャーナリスト/音楽・映画・ミュージカルナビゲーターの石川了氏の解説とともに、
その魅力を一挙紹介!

18世紀の作曲家モーツァルトが最晩年に手掛けた『魔笛』は、宮廷向けの高尚な「オペラ」ではなく、一般大衆向けの「歌芝居」として創作された。歌だけで綴られるオペラとは異なり、台詞と歌を交ぜながら物語が進行していく、現代のミュージカルに通ずる親しみやすさを持つ。本作は2003年の初演以来の人気プロダクションで、この「歌芝居」の魅力を存分に堪能できる。演出を手掛けるのは、スコットランド出身の演出家デイヴィッド・マクヴィカーだ。石川氏は本作について、「大人から子どもまで、クラシック音楽ファンはもちろん、映画や演劇、ミュージカル好きなど、誰もが楽しめる笑いとユーモアにあふれた作品」だと解説する。
モーツァルトとアントニオ・サリエリの確執を描いた映画『アマデウス』では、モーツァルトが晩年に『魔笛』と『レクイエム』の作曲を同時進行する印象的なシーンが登場する。劇中で興行主エマヌエル・シカネーダーはモーツァルトに「観客が喜ぶ奇想天外な作品を作れ」と依頼する。『魔笛』はまさにその言葉を体現した作品だ。石川氏は、「大蛇が登場したり、魔法の笛や魔法の鈴がタミーノとパパゲーノの危機を救ったりと、奇想天外な冒険物語が展開していく」とその魅力を語る。タミーノがパミーナの絵姿を見て恋に落ちる「なんと美しい絵姿」、パパゲーノが登場する「私は鳥刺し」、そして本作で最も有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」など、誰もが一度は耳にしたことがある名曲が満載だ。さらに、歌手たちは自然な台詞回しと高い歌唱力を兼ね備えており、台詞から歌唱への移行も驚くほどスムーズ。歌と演技による物語の流れがとても自然だ。タミーノを演じるアミタイ・パティはサモア出身のニュージーランド人テノール。パミーナ役のルーシー・クロウはバロックから現代音楽までカバーする英国出身のリリック・ソプラノ。パパゲーノ役のヒュー・モンタギュー・レンドールは、英国王立音楽大学出身の若手バリトン。出番が少ないのに強烈な印象を残す夜の女王には、世界を代表するコロラトゥーラ・ソプラノの一人、キャスリン・ルイックが扮している。指揮はパリ生まれの指揮者マリー・ジャコ。デンマーク王立歌劇場首席指揮者として活躍する若手の有望株で、彼女の颯爽とした指揮姿も必見だ。
モーツァルト生誕270年となる2026年。彼の作品の中で最も“エンターテインメント性”に満ちた傑作であり、その魅力を最高の形で味わえる珠玉のオペラ『魔笛』を、ぜひ劇場の大スクリーンで体験してほしい。
石川了(ジャーナリスト/音楽・映画・ミュージカルナビゲーター)『魔笛』解説全文はコチラ

<ロイヤル・オペラ『魔笛』作品情報>
【STORY】
王子タミーノは大蛇に襲われたところを夜の女王の3人の侍女に救われ、女王から娘パミーナの救出を託される。鳥刺しパパゲーノとともに旅に出たタミーノは、3人の童子から授かった魔法の笛と銀の鈴を頼りにザラストロの神殿へ向かう。だが、敵と思われていたザラストロは、実は知恵と徳を重んじる人物だった。タミーノはパミーナと結ばれるため〈沈黙〉の試練を受け入れ、さらに彼女とともに〈火〉と〈水〉の試練を乗り越えてザラストロの共同体に迎えられる。パパゲーノもまた、自分にふさわしいパパゲーナと結ばれる。復讐に燃える夜の女王はザラストロ打倒を企てるが失敗し、最後は光と叡智が勝利を収める。
《魔笛》 全2幕
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
台本:エマヌエル・シカネーダー
指揮:マリー・ジャコ
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
再演演出:ルース・ナイト
美術・衣裳:ジョン・マクファーレン
照明:ポール・コンスタブル
振付:リア・ハウスマン
再演振付:アンジェロ・スミンモ
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(コンサートマスター:セルゲイ・レヴィティン)
〈キャスト〉
パミーナ:ルーシー・クロウ
タミーノ:アミタイ・パティ
パパゲーノ:ヒュー・モンタギュー・レンドール
夜の女王:キャスリン・ルイック
ザラストロ:ソロマン・ハワード
モノスタトス:ゲルハルト・ジーゲル
パパゲーナ:マリアンナ・ホヴァニシャン
7/3(金)~7/9(木)TOHOシネマズ 日本橋 ほか1週間限定公開
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
■配給:東宝東和
#RBO魔笛


「英国ロイヤル・バレエ&オペラ in シネマ 2025/26」シーズン予告
『魔笛』予告

