モデルの長谷川理恵さんが登壇 アナフィラキシー啓発オンラインセミナー コロナ禍での生活の変化や安心して生活するための対策について議論

マイランEPD合同会社のプレスリリース

 アナフィラキシー補助治療剤の製造販売元であるヴィアトリスグループのマイランEPD合同会社(本社:東京都港区、社長:ソナ・キム、以下「マイラン」) は2月19日、食物アレルギーを持つ子どもとその保護者がコロナ禍でも安心して生活するためにコロナ禍での意識変化と対策をテーマとしたアナフィラキシー啓発オンラインセミナーを開催しました。1995年、日本アレルギー協会は、石坂公成先生・照子先生がIgE抗体を発見し米国アレルギー学会でその成果を発表した2月20日を「アレルギーの日」と制定し、毎年2月17日から23日の1週間が「アレルギー週間」とされています。昨年から続く新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの生活に大きな変化を与えました。食物アレルギーを持つ子どもの保護者の方からは、病院の受診に不安を感じるという声も聞かれました。そこで、食物アレルギーやアナフィラキシーの基礎的な知識に加え、コロナ禍での適切な対応、病院受診について、実践的なお話を交えてご紹介させていただければと考え、「マイランEPD 合同会社主催アナフィラキシー啓発オンラインセミナー」の開催に至りました。

 本セミナーではまず、昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生より、食物アレルギーを持つ子どもの保護者を対象に事前に行った、コロナ禍での生活や病院受診への意識変化に関する調査結果をもとに、コロナ禍での食物アレルギー患者の実態や取るべき対策についてお話し頂きました。
 その後、今井孝成先生とともに食物アレルギーを持つ子どもの母代表として長谷川理恵さんにもご登壇頂き、コロナ禍での生活の変化や治療に関してなどリアルなご経験についてお話し頂きました。
 
長谷川理恵さん「もしもの時に備えて正しい情報を得られるその知識、それを知っていることがアレルギーをお持ちのお子さんと保護者の安心につながる」
 トークセッションでは、コロナ禍での食物アレルギーを持つ子どもの保護者の不安に関するアンケート調査結果を紹介。長谷川さんは、新型コロナウイルスの感染を恐れて、食物アレルギー診療の『受診頻度が下がった』もしくは『受診しなくなった』という方が4割を超えたという調査結果について、「うちの子どもの場合は、小さいときに比べてほとんど症状がでなくなったので、病院に行く必要はなくなったのですが、症状があまり変わらないお子さんの場合はすごく迷うと思います。」と話されました。学校や保育園、幼稚園が再開されてからの学校生活での食物アレルギー・アナフィラキシー対応に対する不安については「一日一日、学校の先生方はコロナのことにつきっきりの状況ですので、その中で自分の子どもの食物アレルギーが酷かったら、給食は大丈夫かしら、などすごく心配だと思います。」とコメントしました。
 食物アレルギー・アナフィラキシーに関する情報収集の方法について聞かれると、「お医者さんに聞くのはもちろん、同じアレルギーの子どもを持つママ友さんが結構多いので、お母さん達とお互いに知っている情報を交換しています。」と回答。今井先生は「正しい情報を得る努力をして頂かないといけない中で、今は情報を得ようと思ったらすぐに様々な情報がネットから得られてしまいます。そこで誤った情報を掴み、その誤った管理をしてしまうとお子さんにとっても保護者にとっても不幸ですので、まずは厚生労働省や自治体、東京都もしっかりとしたアレルギー情報をネット上で提供しておりますし、また、マイランEPDも我々が監修したような適切な情報をネット上やアプリケーション上で提供しておりますので、是非ご利用いただければと思います。」と説明しました。また、長谷川さんは、コロナ禍のような非常事態において、アレルギーを持つ子どもと保護者にとって、安心につながるのは「もしもの時に備えて正しい情報を得られるその知識、それを知っていることかと思います。他の子どもとうちの子どもが一緒の症状とは限らないので、今井先生も仰ったように正しい情報を常に見れる方法を知っておく必要があると思います。」と話し、万が一の備えとしてのアドレナリン自己注射薬については、医師に相談の上「いざという時のために置いてあります。急に症状が出た時に慌てずに対処出来るという意味では持っていて安心なのではないかと思います。」とコメントしました。

長谷川理恵先生さん「オンライン診療はすごく画期的で今どきで良いと思います。」
 オンライン診療についての話題になると、長谷川さんは「私も利用してみたいと思います。病院に行かなくて良いので、その病院に行くまでの時間、そして病院で待つ時間を有効活用できると思います。子どもを連れていくとなると一日がかりですし、特に小さいお子さんだと親御さんは本当に大変だと思いますので、オンライン診療はすごく画期的で今どきで良いと思います。」とコメントしました。今井先生は、アンケート結果でのオンライン診療を『利用したくない』人の不安の中の『医師の指示などが十分に伝わるのか不安』という意見について、「患者様も不安に思っている中、我々も慣れていない部分のため、どのようなやり方が良いのかというのはこれから進んでくるところだと思います。ただ、操作が面倒というご意見に対しては、一度試して頂ければ、いかに簡単か分かって頂けると思います。少なくとも若い世代においては、オンライン診療というのは今後のスタンダードになっていくのではないかと思っています。」と説明し、オンライン診療の今後について、「実は厚生労働省の進めていくという方針の下、各学会も調整を進めているところですので、オンライン診療に関しては、間違いなく進むと思います。」と補足しました。
 セミナーの最後に長谷川さんは「我が家の息子はアレルギーが緩和されてきたとはいえ、周りのお友達はまだまだ反応が出るというお子さんも本当に多いので、親御さんも不安な気持ちがたくさんあると思いますが、今日のセミナーでどこでどういう情報を得たらいいのかであったり、オンライン診療についてもお聞きできたので、有意義な、不安を軽減してくれる体験、時間になったと思います。」とコメントし、会を締めくくりました。

 <セミナーの様子>

今井孝成先生ご講演の様子今井孝成先生ご講演の様子

長谷川理恵さんトークセッションの様子長谷川理恵さんトークセッションの様子

御二方のトークセッションの様子御二方のトークセッションの様子

フォトセッションの様子フォトセッションの様子

■アナフィラキシー啓発オンラインセミナー概要
日時      : 2021年2月19日(金) 13:00~14:00
会場      : オンライン開催
主催      : マイランEPD合同会社
登壇者   : 昭和大学 医学部 小児科学講座 教授          …  今井 孝成 先生
食物アレルギーを持つ子どもの母であり、モデル     …  長谷川 理恵 さん

<参考情報>
■「アナフィラキシーってなあに.jp」とは
急性アレルギー「アナフィラキシー」に関する情報・原因・対策を知るため、専門医によって監修された疾患啓発を目的としたWebサイトです。アナフィラキシーについて相談できる病院・医院・クリニックなどの医療施設を調べることができます。

下記のアドレスにアクセスしてください。
https://allergy72.jp/

■スマートフォン向けアプリ「マイエピ」とは
「マイエピ」は、アレルギーやアナフィラキシーに関する医学的に正しい情報を提供するほか、アナフィラキシー補助治療剤の適正使用を促進する国内初のアプリです(患者さん・ご家族向けページ限定)。医学的な正確性を担保するため、アレルギー専門医である国立病院機構相模原病院の佐藤さくら先生が監修しました。
【アプリケーション概要】
アプリ名:マイエピ
公開日 :2020年2月17日
対応プラットフォーム:iOS/Android
ご利用方法 :スマートフォンでApp StoreまたはGoogle Playにアクセスし「マイエピ」を検索するか、下記のアドレスにアクセスしてダウンロードしてください。

App Store:  https://itunes.apple.com/jp/app/id1493874335?mt=8
Google Play:  http://play.google.com/store/apps/details?id=com.mylan.myepi

■アナフィラキシーとは
アナフィラキシーとは、アレルギーの原因物質に触れる、あるいは食べたり飲んだりした後に、数分から数時間以内に複数の臓器や全身にあらわれる激しい急性(即時型)のアレルギー反応です。アナフィラキシーによって血圧の低下や意識障害などを引き起こし、ショック状態に至ることがあり(アナフィラキシー・ショック)、場合によっては、生命を脅かすことがあります。

【ヴィアトリスについて】
ヴィアトリスは、世界中の誰もが、人生のあらゆるステージで、より健康に生きられるよう貢献する、新しいタイプのヘルスケア企業です。持続可能なオペレーションを促進し、革新的なソリューションを開発します。また、蓄積された専門知識活かし、当社独自のHealthcare Gateway™を通じて、より多くの人びとにより多くの製品とサービスをお届けします。ヴィアトリスは、2020年11月にマイラン社とファイザー社アップジョン事業部門の統合により誕生しました。サイエンス、製造、流通における専門的知識とメディカル、薬事、コマーシャル分野の実績ある能力を結集し、165を超える国と地域の患者さんに高品質な医薬品をお届けしてまいります。ヴィアトリスは、非感染性疾患と感染症にわたる広範な治療領域に1,400種類以上の医薬品を有しています。当社のグローバル・ポートフォリオは、著名なグローバルブランド医薬品、コンプレックス・ジェネリック医薬品、バイオシミラー、一般用医薬品などで構成されています。ヴィアトリスは全世界に約45,000人の従業員を擁し、米国に本社を置き、ペンシルベニア州ピッツバーグ、中国上海、インドのハイデラバードにグローバルセンターを有しています。詳細については、viatris.comおよびinvestor.viatris.comをご覧ください。
本邦において、ヴィアトリス製薬株式会社、ファイザーUPJ合同会社、マイランEPD合同会社、マイラン製薬株式会社は、ヴィアトリスグループとして事業を展開しています。

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