プロ麻雀のナショナルリーグ「Mリーグ」は2026年6月25日、新シーズン「Mリーグ2026-27」に向けたドラフト会議をABEMA麻雀チャンネルで生放送した。前年度最終順位が下位の3チームが1名ずつを指名し、KADOKAWAサクラナイツが尻無濱航(日本プロ麻雀協会)、U-NEXT Piratesが朝倉康心(最高位戦日本プロ麻雀協会)、セガサミーフェニックスが佐野ひなこ(同)をそれぞれ指名。新たに3人のMリーガー誕生が確定した。
3チームが1名ずつ指名
今回のドラフトは、指名したチームが選手との独占交渉権を得る方式で実施された。指名順は前年度最終順位が下位のチームから順に、①KADOKAWAサクラナイツ②U-NEXT Pirates③セガサミーフェニックスの3チーム。先に指名された選手を別チームが重ねて指名することはできず、競合抽選も行われない。
1巡目、サクラナイツは日本プロ麻雀協会の尻無濱航を指名した。続いてPiratesが、2021-22シーズンまで同チームに所属していた朝倉康心を指名し、4季ぶりのMリーグ復帰となった。最後にフェニックスが、タレントで競技麻雀プロでもある佐野ひなこを指名した。
指名された3選手のプロフィール
尻無濱航(しりなしはま・わたる)は1992年1月26日生まれ、神奈川県出身の34歳。2011年に日本プロ麻雀協会へ入会した10期前期生で、サクラナイツが今オフに契約を解除した渋川難波は同期にあたる。自団体ではB1リーグに在籍し、第2回fuzzカップではチーム優勝に貢献した。麻雀最強戦のプロ大会には2021年から3年連続で出場している。独特の言動から「天然王子」の愛称で親しまれ、本業では外資系機械メーカーの営業職に就いている。
朝倉康心(あさくら・こうしん)は1986年3月4日生まれ、福井県小浜市出身の40歳。最高位戦日本プロ麻雀協会に所属し、自団体ではA2リーグに在籍する。オンライン麻雀「天鳳」で初代と第11代の天鳳位に輝き、4人打ちで史上初めて天鳳位を2度獲得した実力者で、「ASAPIN」のハンドルネームでも知られる。2018年にPiratesからドラフト2巡目で指名されMリーガーとなり、2018年から2021-22シーズンまで在籍。Mリーグ2019ではチームの優勝に貢献した。2022年6月に契約満了で退団して以降は、リーグ戦や配信を中心に活動していた。
佐野ひなこ(さの・ひなこ)は1994年10月13日生まれ、東京都杉並区出身の31歳。ホリプロ所属のグラビアアイドル・女優として活動する一方、2024年に最高位戦日本プロ麻雀協会のプロ試験に合格し、競技麻雀のプロ雀士となった。自団体ではD2リーグに在籍する。自身のYouTubeチャンネルではフェニックスの醍醐大や竹内元太らと対局するなど、以前からフェニックス勢との交流があった。
異例のオフシーズン、3名の入れ替えに
Mリーグ2026-27は、2シーズン連続で同一構成かつセミファイナル不進出だった場合に編成変更を義務付ける規定の対象チームがなく、当初は選手の入れ替えがないオフシーズンになるとみられていた。しかし、5月28日にセガサミーフェニックスが浅井堂岐の契約満了を発表。6月8日にはKADOKAWAサクラナイツが渋川難波との契約解除を、6月10日にはU-NEXT Piratesが小林剛の契約満了を発表し、3名が各チームを離れることとなった。
これを受け、3チームがドラフトでの指名権を行使した。サクラナイツは契約を解除した渋川と同じ日本プロ麻雀協会・同期の尻無濱を指名。Piratesは、2018年の創設時に1巡目で指名され今オフ退団した小林剛とともにチームの黎明期を支えた朝倉を、古巣に呼び戻す形となった。フェニックスは、すでに在籍する茅森早香と同じ最高位戦から佐野を指名した。
今後の予定
Mリーグ機構は、Mリーグ2026-27の契約選手およびチーム構成を7月に公表するとしている。新シーズンは9月ごろの開幕が予定されている。